責任を持つということ
2009年 04月 23日
経済の分野で不平等(格差)が問題になっていますが、彼は無責任
(irresponsibility)が問題だと述べました。
Big-spending conservative(4月21日)という記事で紹介されていました。
アメリカの人たちには以前は責任を持つ文化があり、“夢の家”を買うために、
コツコツとお金を貯めて、銀行は「伝統的な基準」に基づいてお金を貸していました。
しかし、この伝統が崩れ去り、無責任に圧倒されました。
ビジネスパーソンは「短期」の利益だけを追い求めるようになり、モノを作るよりも、数字や
記号などを操作することに一生懸命になり、人々はお金を貯めずに使いすぎたと指摘。
この「無責任」を止め、基本に立ち戻るべきだと主張しました。
すぐに崩れてしまう砂ではなく、しっかりとして固い岩に家を建てるべきだと言います。
「責任を持つこと」は普段の生活の中でもとても大切だと痛感します。
何か失敗をしたり、うまくいかなかったりすると、誰かのせいにしたくなりますが、
実際には自分がまいた種で、自分が原因になっていることも多い。
自分の言動にに責任を持つ――大変ですが、大切にしていきたいと思います。
なお、金融業界では、数字や記号を操って、数字を作り出してきたとのこと。
大学生の頃に、外資系の金融機関でインターンをしたり、就職試験を受けたことが
あるのですが、経済が専門ではなく、知識が全然なかった自分にとって、
「金融商品」という言葉にとても違和感を覚えました。
商品は形のある「モノ」だと勝手に思っていて、なぜ「金融」が商品(正確には株式
とか債券とか投資信託でしょうか)になるのか・・・。
まったく関係ないかもしれないのですが、汗水たらして作ったモノではない“商品”で
儲けようとしていろいろやりくりし、何もないところに数字を作り上げていたとも言える
気が・・・。
もう1度「基本に立ち戻る」ことが必要なのかもしれないですね。