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アマプロ株式会社代表 林正愛が日々感じていることをつづります


by りんちゃん
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商品を売るのは国の仕事?!―BoeingとAirbusをめぐる争い

飛行機の生産をしている企業として名前を挙がるのは、BoeingAirbus
Boeingはアメリカの企業、Airbusはフランスの企業。
企業を売り込むのはだれか。少し前ですが、興味深い記事を見つけました。
Diplomats Help Push Sales of Jetliners on the Global Market(1月3日)
というものです。

サウジアラビアの王さまがアメリカの大統領専用機のような機能を持った
ものを探していれば、トルコの宇宙飛行士が宇宙船のような機能を求める、
バングラデッシュの首相が、ニューヨークJFK空港の発着権を要求する。

すべては飛行機に関すること。
Boeingから購入するか、Airbusから購入するか。
Wikileaksによると、この飛行機を販売するのに、それぞれの国の
外交官や政府が大きな役割を果たしたとか。
大統領が手紙を送ったり、直接訪問したり。

「21世紀の現実は、政府が企業をサポートするのに大きな役割を果たす
ということ」とゴールドマンサックスの元管理職の方は語ります。

一企業の商品を販売するのを政府がサポートする。
一見考えると不思議な気がしますが、航空機は金額が大きいので、
1機売れると大きな収益となり、それに関わる人たちも多いので、
国の中でも、大きな経済効果を生む。
政府が積極的に関与して、PRしていくことも大事なのかもしれません。

先日あるきっかけでフランス大使館の方にお話を聞く機会があったの
ですが、フランスには対仏投資庁というものがあるとか。
企業のフランスへの投資を促すために、いろいろな情報提供を行って
いるとか。いろいろな企業が入ってくることで、雇用が生まれ、国が
良くなると考えているそうです。

日本をふり返ってみるとどうかなーと思ったり。
国全体として、もっとサポートしていくべきではないかと、
少し感じたりしたのでした。
by jungae | 2011-01-29 08:07 | NewYorkTimesの気になる記事