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アマプロ株式会社代表 林正愛が日々感じていることをつづります


by りんちゃん
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上も下もなく、一心同体―ファミリーマート、上田準二社長の言葉

6月27日(月)の日経13面の「私の課長時代」というコラムで、ファミリー
マートの上田準二社長のことが載っていました。
(このコラムは「課長時代」とあるので、自分の課長時代、若い頃をふり
返っていて、今なら言えることを言っていたりして、結構面白いです。)

上田さんが伊藤忠商事時代のことをふり返っています。
興味深いことが書かれていたので、少しご紹介します。

自身と部下の男性営業マン4人が全員戌(いぬ)年ということで、
「ワンワンチーム」を結成し、夜の街で団結。週に3回は課会。
夜の10時からで、オフィスで30分、安酒場に繰り出す。
悩みや不満、何が不足でどんな提案があるか、会社で聞けない話をしたとか。
課や会社の将来の話をするので、3,000円までは会議費、ただしプライベート
な話が出たら1,000円徴収。

残業代やタクシー代で経理に目をつけられたので、“経費削減、健康管理”
とみんなでサウナに入り、赤坂のカプセルホテルの回数券を買って宿泊。

残業続きで離婚の危機の部下がいれば、奥さんに電話して、遅くなっている
ことを詫び、「ご主人は前途洋々だ」と話したとか。

以下のように締めくくっています。
==
あの頃の課長は、日曜を含めて部下の24時間を知り、一人ひとりの
立場や思いを理解していたものです。上も下もなく、ワンワンチーム
は一心同体でした。
==

私自身はこのような時代を経験したことはありませんが、そのときの
光景が目の前に思い浮かぶようです。
高度成長時代の日本は、こんな関係が支えていたのかなーと思います。

今は時代が変わり、上司と部下はどう付き合えばいいのか、いろいろ
変化しているようにも思います。飲み会も減っていると聞きますし。

ただ、仕事以外の部分で人間としてわかり合える関係になることは
いつの時代も大切で、その方法を少し変える必要があるのかなーとも
思っています。

みなさんはどう思われるでしょうか?
by jungae | 2011-06-30 07:35 | 経営者の視点