上も下もなく、一心同体―ファミリーマート、上田準二社長の言葉
2011年 06月 30日
マートの上田準二社長のことが載っていました。
(このコラムは「課長時代」とあるので、自分の課長時代、若い頃をふり
返っていて、今なら言えることを言っていたりして、結構面白いです。)
上田さんが伊藤忠商事時代のことをふり返っています。
興味深いことが書かれていたので、少しご紹介します。
自身と部下の男性営業マン4人が全員戌(いぬ)年ということで、
「ワンワンチーム」を結成し、夜の街で団結。週に3回は課会。
夜の10時からで、オフィスで30分、安酒場に繰り出す。
悩みや不満、何が不足でどんな提案があるか、会社で聞けない話をしたとか。
課や会社の将来の話をするので、3,000円までは会議費、ただしプライベート
な話が出たら1,000円徴収。
残業代やタクシー代で経理に目をつけられたので、“経費削減、健康管理”
とみんなでサウナに入り、赤坂のカプセルホテルの回数券を買って宿泊。
残業続きで離婚の危機の部下がいれば、奥さんに電話して、遅くなっている
ことを詫び、「ご主人は前途洋々だ」と話したとか。
以下のように締めくくっています。
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あの頃の課長は、日曜を含めて部下の24時間を知り、一人ひとりの
立場や思いを理解していたものです。上も下もなく、ワンワンチーム
は一心同体でした。
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私自身はこのような時代を経験したことはありませんが、そのときの
光景が目の前に思い浮かぶようです。
高度成長時代の日本は、こんな関係が支えていたのかなーと思います。
今は時代が変わり、上司と部下はどう付き合えばいいのか、いろいろ
変化しているようにも思います。飲み会も減っていると聞きますし。
ただ、仕事以外の部分で人間としてわかり合える関係になることは
いつの時代も大切で、その方法を少し変える必要があるのかなーとも
思っています。
みなさんはどう思われるでしょうか?