音読のすすめ――娘から学んだこと
2012年 02月 14日
最近届いた「とん ころころころ」という本。
あるとき、娘がぬり絵などをしていたときに、私が横で本を読んでいると、
娘から質問がありました。
「ママ、何しているの?」
「本を読んでいるの」
「読んでいないじゃない!?」
はっとさせられました。
そうなのです。娘からすると、本は声を出して読むもの。
「声を出さないで読むのを黙読というの」と言ったのですが、
わかったようなわからなかったような…。
娘にとって、声を出さずに読むというのは、まだよくわからない
のかもしれません。
そこで、「それならママも声を出して読んでみるね」と言って
声を出して読み始めました。
すると、内容がスーっと頭の中に入ってきました。
音読、やはり侮るなかれ、だと思いました。
よく言われるのが、外国語(特に会話)を練習する際に音読が
役立つということ。読んでわかると、口から言える、ということ
はまったく別物。日頃から口に出して、抑揚とか雰囲気に慣れて
いないと、いざ話をするときに口から出てこないと言われます。
上智大学の教授だった猪口邦子先生の話を聞く機会が以前あり
ました。毎日英字新聞の1面の記事を音読している、音読する
ことで、英語の口の動きに慣れていく、ともおっしゃっていました。
海外生活が長く英語など問題ないと思える彼女も、そのような
努力をしているんだーと思いました。
外国語の勉強でも、日本語の本でも、音読を実践してみよう、と
娘から学ばせてもらいました。
みなさんはどう思われるでしょうか。