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アマプロ株式会社代表 林正愛が日々感じていることをつづります


by りんちゃん
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メルボルンへの旅(1)―World Puplic Relations Forumでの講演

メルボルンへの出張を少しふり返りたいと思います。
今回の旅のメインはWorld Public Relations Forumでパネルとして参加すること。
私が日本支部の理事を務めているIABC(International Association of
Business Communicators)
で、東アジア支部の運営を見ている、フィリピン代表の
方から声をかけてもらい、「Communication and Global Crisis:a discussion on
natural disasters and recoveries」というセッションがあり、震災以後に日本企業が
どのように情報発信をしたり、コミュニケーションをしたのかを話してほしいと依頼され、
お話しさせていただくことになりました。
11月18日~20日まで行われましたが、私は19日にお話ししました。
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会場となったメルボルン・コンベンション・センター。
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開放的で明るい雰囲気の場所。
市内南部に位置し、再開発が進んで、きれいに整備されている感じでした。
以前ちらっと話したように、いろいろお世話になっている母を招待し、行く予定でしたが、
事情によりキャンセルとなり、子供たちを連れていきました。
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広い会場を動き回っていました。
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午後1445分セッションがスタート。IABC本部代表がスピーカーやモデレーターを
紹介。
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モデレーターのIABCフィリピン代表のRitzi Villario Ronquilloさんが
スピーカーを紹介しました。
まずはニュージーランドの元市長である、Bob Parker氏が登場。
日本の東日本大震災の1カ月ほど前にあったニュージーランドの震災で、どのように
市長として行動し、コミュニティをモチベートしていったかを話されました。
スピーチにとても慣れていらっしゃり、ユーモアを交えながら、画像などもうまく使い、
話されていました。
災害は起こってしまうので、市民が能動的に行動できる場をつくることも大切だと
話されていました。
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いよいよ私のセッションがスタート。
いろいろと調べてあった事例をご紹介。
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Google ジャパンの事例。
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オリエンタルランドの事例。年間160回防災訓練を行っています。
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カルロス・ゴーン氏のお話。リーダーシップがカギ。
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以前紹介しましたが、KBS(慶応ビジネススクール)にゴーン氏がいらっしゃったときに
危機に対応する5つのステップを話されていたので、それをご紹介しました。
(そのときのブログはこちらです。)
持ち時間は15分。英語でのプレゼンはやはり緊張しましたが、どうにか終了しました!!

その後はフィリピンのTV5のSherryl Yaoさんが、ジャーナリストをレスキュー隊として
訓練し、実際に災害時に人をレスキューする役目をはたしているということを紹介。
どんな訓練をしているかを詳しく話してくれました。たしかにジャーナリストは天災の現場
に行っているので、その役割を果たせたら大きいのではないかと思いました。
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3人のプレゼンが終わった後に質疑応答。
いろいろ質問が出ましたが、「Twitterみたいなものはどのように活用されたのです
か?」という質問に答えることに。
電話回線がダウンする中で、Twitterは動いていて、多くの人が活用した。ただ、
デマも多く流され、それを信じて不安が増し、翻弄されることもあり、鵜呑みにして
はいけない、という姿勢も求められたと話しました。
ニュージーランドの元市長の方は、情報の信ぴょう性を担保する仕組みを作らないと
いけないとも話されていました。
最後に一言ずつということで、私自身は
オリエンタルランドが年間160回訓練をしていることで、天災に備える準備ができて
おり、それが適切な行動につながった。つねに備えること、そしてリーダーがしっかり
とコミットすること、それがとても大事ではないかとお話ししました。
セッションは無事に終了。
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みんなで記念撮影。
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IABC本部の方からお礼の素敵なプレゼントをいただきました。

とりあえずプレゼンを終え、ほっと。
依頼してくれ簡単に受けたものの、200名以上の聴衆がいて、やはり結構緊張しました。
私は原稿を用意していましたが、他の方たちは原稿を見ずに聴衆を見ながらすらすらと話
されていて、プレゼン、とても上手だなーとも思いました。また、動画やはりとても効果的に
使っていて、プレゼンをよりわかりやすいものにしていました。見習おうと思いました。

一方で自分のプレゼンは事前に原稿などを準備していたので、ある程度はできたものの、
質疑応答は質問されたことに即座に英語で答えなければいけず、それはまだまだ訓練が
必要だなーとも実感したのでした。

貴重な経験をできたのは確か。
この経験を次に活かしていけたらと思ったのでした。

(2)に続く。
by jungae | 2012-11-24 09:02 |