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アマプロ株式会社代表 林正愛が日々感じていることをつづります


by りんちゃん
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マルチリンガル、マルチカルチュラルであること

フランスに来て2週間ほどがたちました。
ここにきて一つ感じるのが、ヨーロッパの学生たちは本当にマルチリンガル、
マルチナショナルであること。

フランス人が3分の1、3分の2は海外からの学生ですが、彼らは英語は当然、
その他にフランス語、ドイツ語、スペイン語など、普通に何カ国語か話せま
す(私が受けているプログラムが3カ国語を話せることを募集要件にしている
というのも影響しているしょうが)。
両親の国籍が違う人も多く、国籍を2つ、3つ持っている人もいます。

言葉が似ているということもあるかもしれませんが、小さい頃から、マ
ルチリンガル、マルチカルチュラル。何か国語を話せるのは当たり前、
いろいろな国の人と接しているのが当たり前という中で過ごしています。
その中で育ち、文化に触れ、自分の価値観を培っています。
そういう人たちの価値観はどんなものだろう、と興味深く思っています。

HEC Parisの授業は基本的に英語で行われるものの、先生方がフランス人
の人が多く、フランス語で説明をすることがよくあります。「フランス
に来ているのだから、せっかくだからフランス語に触れたらどう?」と
も言っています。実はビジネスではあるものの、哲学的な話をすること
が多く、多くのフランスの哲学者の話も出てくるのです。
また、学校に置かれているプリンターやら自動販売機やら器具の説明が
フランス語で書かれていて、やはりできたほうがいいなーと感じます。

一方で子供たちを学校に預ける関係で、市役所やらHECのChild Care
Centreに問い合わせたり、資料を準備しなければいけず、それらの
やりとりは全てフランス語でした。
大学時代にフランス語を少し頑張って学んだものの、それ以来
あまりちゃんとやっておらず、流暢とは言いがたい状況。つたない
フランス語でどうにか乗り切りました。

アングロサクソンの考え方とは異なる環境でビジネスをどう捉える
のか、学んでみたい――そんな思いがあり、今回の学びの場所を選
んだということもあります。

HEC Parisではフランス語の授業をいくつか用意してくれています。
土曜日の午前で少し厳しいですが、取れそうなものがあり、頑張っ
てみようかなーと思っています。

マルチカルチュラルな環境で、マルチリンガルに物事を考えてみる
――ヨーロッパで学ぶからこそ得られる経験、考え方、視点を吸収
していけたらと思います。
by jungae | 2014-02-10 05:31 | パリHECParis親子留学記