シチリアへの旅(1)
2008年 08月 02日
なぜシチリアかと言うと、夏のシチリアはとても天気もよくていいということもありますが、
実はもっと大きな理由があります。
2年前に新婚旅行でシチリアとローマをまわったのですが、最終日にカメラをなくして
しまったんです。旅行の写真が1枚もないのです(すごくショックでした!)。
あのときに見たシチリアの夏の風景や青い海が忘れられず、今回はそのリベンジ旅行。
ただ、今回は少しルートを変えました。また、2年前とは違い、娘がいるので、
新しい体験や発見があるかなーと期待もしていました。
訪れた都市はまずは州都のパレルモ、そしてその近郊のモンレアーレ。
モンレアーレは王の山と言われ、高台でとても涼しい場所で、昔王様が避暑地として
訪れたそうです(パレルモからバスで30分程度です)。
モンレアーレからパレルモを望む
次の訪れたのは、世界遺産のアグリジェント。
シチリアはとても豊かで、ローマとギリシャで取り合ったり、後にはアラブ人が入って
きたりして、複雑な歴史を持っている。アグリジェントはギリシャ文明の影響を受け、
その時代の神殿が数多く並んでいます。
ジュノーネ・ラチニア(ヘラ)神殿。紀元前460年~440年頃。
神殿の谷の東端に1つぽつんとあり、孤高の神殿と呼ばれている。
ギリシア神殿建築の最高傑作と言われるコンコルディア神殿。紀元前450~440年頃。
エルコレ(ヘラクレス)神殿。紀元前520年頃。
カルタゴに破壊されたディオスクロイ神殿。紀元前5世紀末。
強い日差しの中で歩き回るのは大変でしたが、スケールの大きさにただただ
圧倒されました。そして、真っ青な空に引き込まれていくようでした。
ホテルはVilla Athenaに滞在したのですが、目の前にコンコルディア神殿があり、
すばらしかったです。夜はライトアップされた神殿を眺めながら、ホテルで
ディナーをいただきました。
翌日は、州立考古学博物館で、神殿にあった人像柱テラモーネを見ました。
高さ7.75メートル。これが神殿をさせていたのですが。すごいスケールです。
シチリアへの旅(2)に続く。