英語をなぜ勉強するの?
2008年 09月 18日
彼女はアメリカの大学で学んで、日常の英会話は問題なくできるのですが、
今は使う機会がなく、英語を勉強したいなーと思っているようです。
ただ実際には今は英語を使う機会はほとんどなく、何のために勉強するのか、
目的がはっきりしない。そうすると、勉強する気があまり起きない、モチベー
ションがないと勉強を続けるのがむずかしいということで、意見を求められました。
彼女の質問を受けて、私は何のために英語を勉強しているのかと考えて
みました。
1 世界や世の中で起きていることに関心があり、日本語だけでは情報が
偏ってしまいます。同じニュースや事象でもどのように世界で報じられて
いるか、それで見方が変わってきます。現在はそのような情報の大半が
英語で流れているので、英語を知ったほうがよいでしょうか。
今話題のリーマンやメリルリンチのニュースもいろいろな見方があり、
それを知ることは有益だと思うのです。
2 上の続きになりますが、逆に日本でまったく報じられていないニュース
もあり、それらを知るには、英語ができたほうがいいでしょうか。
3 人と会うのが好きで、自分と違う考え方をする人たちに会うと、とても
刺激を受けます。外国人と話すときに、その人の言語ができたらいいの
ですが、そうもいかないので、共通言語としての英語をできたほうがいい
のでしょうか。
4 自分と違う文化や見方に触れることで刺激を受けるとともに、逆に自分
自身や日本のことについて考えが深まると思っています。
まだまだいろいろあると思うのですが、とりあえず今日思いつくものを
書いてみました。
英語を使わなくても普段の生活は全然不自由しませんが、英語を使える
ことで、視野が広がったり、知らなかったことに気付かされたり、考えさせ
られたりします。そのことを通して、私自身は人生が豊かなものになるか
なーと感じます。
ただ、一方で英語で伝えられる情報だけになってしまうと、それもまた
偏ってしまうのかなーとも認識しています。
いろいろな情報に触れながら、自分なりの考え方や見方を持つことが
大切だと思っています。
また、英語圏以外の人に話しかけるときに、相手が英語ができるはず
と思い、英語だけで通すのも傲慢かと考えています。英語圏以外の国
に行ったり、人と接するときには、現地の言葉を片言でも話そうと心が
けています。
言葉はあくまでもコミュニケーションのツール。ぺらぺら話せたからと
言って相手と気持ちが通じ合えるかというとそんなことはなく、片言で
も誠意を持って、話したいという意思を伝えることのほうが断然大切
で、そっちのほうが仲良くなれたりするのです。
取り留めなくなってしまいましたが、思い立ったときにまた考えてみよ
うと思います。