オバマ氏の大統領就任について
2008年 11月 07日
興味深い記事が見つけたので、ご紹介します。
○Perfecting the Union
(GlobalistでコラムニストのRoger Cohenさんの記事です。)
オバマ氏はアメリカ人の自尊心に呼び起こした、そして、「アメリカは
必ずこれまでよりも良くなる」というメッセージを発し続けたと言います。
白人ではない大統領が始めて誕生しましたが、それについて、次の
ようなメールをもらったそうです。
「1955年にロサ・パークスが座った、1963年にキング牧師が歩いた、
2008年にバラック・オバマが走った。私たちの子供たちは飛ぶだろう」
○Finishing America's Work
(私の好きなThomas Friedmanさんの記事です。)
2008年11月4日に、アメリカの南北戦争がついに終わったと言います。
南北戦争は1863年にペンシルベニアで始まりましたが、145年後に同じ
場所で終結しました。大統領選に勝つ抜くために、とても大切になると
いわれたペンシルバニアでオバマ氏が勝利をおさめ、大統領戦の勝利を
確固としたものにしました。
オバマ氏が選出されたのは、経済の危機的な状況が影響したということも
ありますが、何よりも彼の“Change”(変革)というメッセージが人々の心を
捉えたと言います。
一方で“Buffet Effect(バフェット効果)”というものを指摘しています。
口ではオバマ氏に投票すると言いながら、白人候補に投票するのを“Bradly
Effect(ブラッドリー効果)”と言いますが、“Buffet Effect”はこれと正反対の
もの。大企業寄りの共和党を指示する産業界の人が、口ではマケイン氏を
支持すると言いながら、オバマ氏に投票したということです。
南北戦争が終わったから、再建を始めようと語っています。
2人の方は、この大きな“変化”に驚き、感激を隠せない様子が伝わってきました。
その他にも、いろいろな視点に立って、興味深い記事が載っていました。
現在は、すでに閣僚などを人選を始めているといいますが、どうなるのか、
注視していきたいです。