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アマプロ株式会社代表 林正愛が日々感じていることをつづります


by りんちゃん
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「仕事に生かす読書術」セミナー

「仕事に生かす読書術」というセミナーに、10日(月)に行ってきました。
(仕事の予定があったため、2時間程度で退席しましたが。)
財団法人文字・活字文化推進機構という団体が主催して、
日経ホールで行われました。

以前読んで面白いと思った、「14歳のための世界と日本の見方」という本の
著者である松岡正剛さんがパネリストとして出られるので、話を聞いて
みようと思い参加しました。
その他に作家の阿刀田高氏が基調講演をし、パネルディスカッションでは、
伊藤忠商事会長の丹羽宇一朗氏、東京日産販売株式会社社長の林文子氏が、
松岡さんとともに登場しました。

みなさまがおっしゃっていたのは、現在問われているのはコミュニケーション能力。
本や活字を読むことで、その力が養われているのではないかとの議論がありました。

松岡さんは本を読むということについて身構えてしまう人がいるけれど、
そんなに身構える必要はない、自分が好きなものを手に取ればいいのでは
ないかとのこと。

丹羽会長はすごくはっきりした方で、とても面白かったです(実家が書店だ
そうです)。本は仕事とは関係ないことを読んで、楽しめばいいのではないか、
自分は経営書はまったく読まず、仕事とは全然関係ないものを読んでいる、
ただ、その中で仕事でのひらめきを得たりすることがあるということでした。

阿刀田さんがセレンピディティ(serendipity)ということをおっしゃっていました。
ノーベル賞を取った科学者の田中さんが受賞したときに言った言葉だそうです。
辞書で調べると、「掘り出しものを見つける才能」とあるが、「棚からぼた餅」
のイメージだということ。ただし、それと決定的に違うのは、何もしないで得すると
いうわけではなく、別のところで努力を続けていて、何かまったく異なることから、
新しい発見やその努力に結びつく何かが見つかるということだとのこと。
隣にすごいものやあっても、それに気づく人と気づかない人がいる。
努力をしていないと、チャンスがきても、それがチャンスだとわからずに、見過ごし
てしまう。チャンスに気づく能力を身につけるのに、読書は役立つとおっしゃって
いました。

最近はばたばたしていて、仕事に関係する以外の書籍をあまり読めていません。
ただ、全然違うものに触れることで、そこから大きなインスピレーションを得ること
もあるのでしょうね。

松岡正剛さんの「誰も知らない世界と日本のまちがい」という本が気になって、
先日購入したものの、忙しくてそのままになっているため、
時間を作って読みたいと実感しました。

そこから、何かひらめきがあるかも?
by jungae | 2008-11-12 15:02 | 経営者の視点