新しいアメリカンドリーム?!
2009年 03月 04日
A Slow down that may slow US down(3月1日)という記事です。
アメリカ人は、他の先進国と比べて、長時間働き、あまり休みも取らないと言われてきました。
(それに見合って、報酬も高いのですが。)
しかし、この経済危機にそれに変化が現れています。
解雇を免れた人たちは、あまり働かなくて良いと言われているのです。
多くの公共機関や大学、建築会社などが、無給の休暇を取ることを奨励していて、
オバマ大統領も、“仲間が職を失うのを見るよりも、働く時間を削減することを選ぶ
この無欲さ(Selflessness)”を賞賛しているとか。
カリフォルニアでは、235,000人の公務員が、1カ月に2日無給の休みを取って
いて、アトランタでは、市庁は金曜日がお休みです。
給与が減ることを嫌ってそれを拒否をしている人もいるようですが、1月には全米で、
690万人の人が何らかの状況でパートタイムで働いています。
空いた時間を家族や子供と過ごしたりして過ごしている人が増えているそう。
「人生で何が大切なのか」家族をほったらかしにしてお金のために働くのがいいのか、
価値観の改めて問いただすチャンスになるのではないかと言われています。
「あまり働かないことがアメリカンドリームになる?」という見方もあったり。
この経済危機は世界中のあらゆる人に影響で、とても深刻ですが、悪い面ばかり
ではない、人生や生き方について考える、良い機会なのかもしれないと思いました。
私自身も「働くということはどういうことか?」「家族の何が大切か?」など改めて、
考えてみようと思います。