アマプロ株式会社代表 林正愛が日々感じていることをつづります


by りんちゃん
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オランダの社会保障――組み合わせることが大切

オランダの社会保障について、IHTでとても興味深い記事を見つけました。
Going Dutch(4月29日)という記事です。

私自身はオランダに行ったことはないのですが、「ワークシェア」という考え方を
いち早く導入していたりして、興味のある国です。

記事は、仕事でオランダに滞在することになったアメリカ人の記者が書いていました。
滞在し始めた当初、給与のうち、実に52パーセントを税金で取られて驚愕したとのこと。
しかし、徐々にその考えが変わっていったそうです。

銀行口座に「教科書費用」として約410ドルが入っていることが判明。また、3カ月
ごとに665ドルが「子育て手当て」として振り込まれました(2人の子供がいます)。
そして、去年の5月には「休暇手当て“Vacation Money”」として4265ドル(?!)
が入ってきたそうです。これは会社から支払われるお給料とは別にくれるもの。

オランダでは国民も外国人も関係なく、これらの保障が得られるそうです。

アメリカでは社会保障の問題がいろいろと取りざたされているが、
オランダが完璧とは言えないけれど、ヨーロッパスタイルの社会保障から
学ぶべきことがあると言います。

それは、これらの保障を国がすべて行っているのではなく、個人、企業、政府、
非政府組織、教会など、様々な組織が協力し合って行っているとのこと。

その上で記者は、アメリカはすべてを2分するやり方を推し進めすぎた、政府が
すべてを管理すること(大きな政府)、対政府は極力何もせずに個人や企業に
任せること(小さな政府)という、どちらかのやり方しかないという方法に陥って
しまった、ヨーロッパでは、公共(public)と個人(private)をうまく組み合わせ
て行っていると指摘しています。

昨日のブログで、オランダの資本主義は「個人と社会の対立を調整する資本
主義」と書きましたが、妙に当てはまっているような気がしました。

少し話がむずかしくなってしまいましたが、物事を何でも対立する2つのものとして
捉えるのではなく、うまく組み合わせたり、別の方向で見てみることが大切なのだと
感じさせられたのでした。
(機会があったら、訪れて実態を見てみたいと思いました。)
by jungae | 2009-05-08 06:41 | NewYorkTimesの気になる記事