アマプロ株式会社代表 林正愛が日々感じていることをつづります


by りんちゃん
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中国がHenry Fordから学べること

中国の経済成長が目覚ましく、存在感が増していますが、興味深い記事を
見つけたので、ご紹介します。China Could Learn From Henry Ford
(1月19日)というものです。
 
フォードの工場で6年間働くXie氏は、フォードの車を買いたいと思っています。
しかし、2000元のお給料の60%を住宅ローンの支払いに回している状況では
不可能だと言います。

Xie氏のような人がFordの車を買えるようになったら、中国は輸入や投資に
後押しされた成長から、国民の消費に支えられた経済に移行できる、Fordを
設立したHenry Ford氏がやったことから中国は学べると、筆者は言います。

Henry Ford氏は1914年に工場で働く労働者の賃金を1日5ドルにしました。
これは当時の工場労働者の賃金の2倍の水準。彼らはFordが当時生産して
いたModel Tという車(440ドル、約4カ月分の賃金)を購入できるようになり、
結果として生活が向上し、彼らの購買力が上がりました。

現在の状況はというと、中国統計局の調査によれば、中国の工場労働者の
賃金は2008年に24,192元(3,544ドル)。Fordが中国で販売する一番
安い車(78,900元)を購入するには、3年分以上の賃金が必要になります。
これではなかなか買うことができない状況です。

自社の工場で働いている人が、自社の車を変えない。
超高級車なら別ですが、自分とは縁遠い、全然手に届かないものを作って
いると思うと、あまりやる気が起こらなかったりするのかなーとも思います。
(実際1914年に1日5ドルの賃金をもらったFordの労働者たちは、自分た
ちの作る車に誇りを持ち、より良い車を作るようになったと言います。)

国民生活が本当の意味で良くなっていくためには、工場労働者が自社の
車を買えるくらいの水準の賃金を保障していく必要があるかもしれないと
感じたのでした。
by jungae | 2010-01-28 07:20 | NewYorkTimesの気になる記事