トヨタについて語られていること―もの作りからの脱却?!
2010年 02月 16日
いますね。International Herald Tribuneを読んでいると、1カ月ほど前
からいろいろと報じられていて、問題が大きくなっているなーと感じていました。
In Toyota Mess, Lesson for Japan(2月8日)という記事をご紹介します。
トヨタはかつては日本の「もの作り」の質の高さを象徴する存在でしたが、
今は中国や台湾、韓国などの企業に追いつかれつつあり、日本の凋落を
象徴するような存在になっているのではないかと、記事は指摘しています。
日本は、第2次世界大戦以降、ものを作って海外に輸出することで経済
成長を遂げてきましたが、その成長戦略から脱しなければいけない、
「もの作り」に頼りすぎる構造から脱却しなければいけないとも言います。
ちなみに、全産業にしめる製造業の比率は、アメリカが12%に対して、
日本は22%(1990年の28%からは下がっているようです)。
確かに、トヨタは「カイゼン」という言葉がとても有名なように、品質の良さが
高く評価されていたので、その分失望も多いのでしょうね。
一方で、今回のトップの方の謝罪が遅かったことが指摘されています。
よく言われることですが、
信頼を築くのには本当に時間がかかるけれど、失うのは一瞬。
こわいですね。
規模は全然違いますが、私自身はおっちょこちょいでミスや失敗を
してしまうことが多々あるのですが、ミスをした場合、何はともかくすぐに
謝るということを心がけています。
重々注意していても、ミスは起きてしまう。
失敗やミスがあったときにどのように対処するか。
規模の大小にかかわらず、どんな組織、そしてどんな個人にとっても
大切だと痛感したのでした。