キス・アンド・クライ(kiss-and-cry)の由来?!
2010年 02月 24日
キス・アンド・クライというのを知っているでしょうか?
演技を終えた選手が自分のスコアを待つ場所です。
キス・アンド・クライの由来について、面白い記事を見つけたので、ご紹介します。
After Skating, a Unique Olympic Event: Crying(2月21日)というものです。
キス・アンド・クライはフィギュアスケートにのみある場所。
(確かにスキーやスノーボードなどの競技では目にしませんね。)
これは最初からあった場所ではなかったそうです。
1960年代にオリンピックの試合をテレビで中継するようになった
ときには、セットはもっと単純なもので、スケーターが演技の後に
自分のスコアを待つところはなく、テレビのカメラやレポーターは、
氷から降りてくる選手たちに声をかけました。
1980年のレイク・プラシッド大会で葉っぱに覆われた場所が設置
され、1984年のサラエボ大会でベンチが設置、1988年のカルガリ
ー大会で、ライトや背景のあるセットが用意されました。
その当時はこの場所には名前がなかったのですが、テレビ局の
ある人が、「ここはフィギュアスケート選手がキスをし、泣く場所だ。
kiss-and-cryだ。」と言い、1990年代初めにこのように呼ばれる
ようになったそうです。
キス・アンド・クライでスコアを待つ選手たちのシーンが、フィギュア
スケートの人気に一役買っているとして指摘する人も。
ただこの場所では表情だけでなく、あらゆる音も拾われているので、
好まない選手もいるようです。何もしゃべるなと指導するコーチがい
たり、モックアップがあって、そこで練習する選手もいるそうです。
テレビ局が視聴率を稼げる場として利用していると言われて賛否両論
はありますが、確かにいろいろなドラマが見られる場所ですね。
今日からの女子フィギュア。
選手たちはどんな表情を見せてくれるでしょうか。
笑ったり、嬉し泣きをする姿を見たいですね。。。