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アマプロ株式会社代表 林正愛が日々感じていることをつづります


by りんちゃん
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ビジネスで一番、大切なこと

ビジネスで一番、大切なこと――消費者のこころを学ぶ授業』という
書籍を最近読みました。

企業のコミュニケーションをサポートする仕事をしているので、少し
マーケティングの勉強をしていて、本などを読んでいます。
先日日経MJで紹介されていて、これまでのマーケティングの概念を
覆す本だと書かれていて、とても惹かれました。

著者のヤンミ・ムンさんはハーバードビジネススクールでマーケティング
を教える人気教授。

従来のマーケティングと何が違うかというと…
うまくまとめられるか微妙なのですが、私なりに簡単に整理してみます。

従来のマーケティングは「差別化」が大切だと言ってきた。
もちろんある地点までは、「差別化」は大切なのですが、
今は差別化が進みすぎて、同じ商品でもあまりにも種類が多すぎて、
消費者は何を選んでいいのかわからなくなっている。
「差別化」は価値を付加していくことを目指してきた。
ただ、ある地点に到達すると、「差別化」は意味がなくなってしまう。

「差別化」をしようとしてあるサービスを企業が始めるけれど、
他の競合他社はそれはいけないと追随する。
(航空会社のマイレージサービスとか送迎サービスとか。)

いろいろな調査をして自分の会社について調べると、弱いところと
強いところがある。企業は、強いところを伸ばそうとするよりは、
弱いところを強化しようとして、結局平均的になってしまう。

ものがあふれる中で、「差別化」するのはむずかしい。

消費者にはどんな人がいるのか、彼女独自の視点が紹介されています。

①知識豊富なカテゴリー通
②目ざとい“買い物上手”
③関心の薄い“現実主義者”
④いやいや関わる“不本意な人々”
⑤理屈抜きの“熱心な愛好家”

現在は、消費者は目が肥えているため、あるブランドをずっと選ぶ
のはむずかしい状況かもしれません。

それでは企業は何をすればいいのかというと、次のようなことが
提唱されています。

○世の中の流れの逆を行く「リバース・ブランド」
サービス過剰が当たり前という中で、あえてシンプルにする
(例)グーグル、イケア
○既存の分類を書き換える「ブレークアウェー・ブランド」
(例)ペットとしてのAIBO
○高感度に背を向ける「ホスタイル・ブランド」
(例)レッドブル

最後にとても印象に残ったことをひとつ紹介します。
==
調査顧客インタビューに頼りすぎないこと。
イノベーションは既存の世界の延長線上にはない。
少しの間、マーケティングツールを横に置いて、それなしで
浮かび上がってくることを見つめてみてはどうか。
==

調査はあらゆるところで行われていますが、今はそれに
頼っても抜きんでることはできない。
数字では表せない“感性”が大事なのかもしれないですね。

かなり長くなってしまい、ごめんなさい。
ただ、とても大きな気づきがあったので、ご紹介しました。

面白いので、もしよかったら、手にとってみてくださいね。
by jungae | 2010-09-11 08:22 |