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アマプロ株式会社代表 林正愛が日々感じていることをつづります


by りんちゃん
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「応援したくなる企業」の時代

「応援したくなる企業」の時代―マーケティングが通じなくなった
生活者とどうつき合うか
』(博報堂ブランドデザイン)という本を最近
読みました。
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いろいろと感じることがあったので、うまくできるかわかりませんが、
感じたことをまとめてみます。

○モノが不足していた時代には、生活の中に不自由なところが数多く存在し、
それを補い、少しでも便利に豊かにすることが企業に求められていた役割。

○バブル経済崩壊後は、「どうしたらさらに売れるのか」という視点を重視し、
生活者に注目するようになり、「生活者重視のマーケティング」がビジネスの
基本に。このとき重視され始めたのはデザインやイメージなどの情緒的価値。

○このアプローチも現在は限界を迎えている。
戦後復興期以降バブル経済まで、企業が主導権を握ってビジネスを展開して
きた時代を「正」、逆に生活者主義のもとで企業が活動し、生活者が主導権
を握ってきたバブル経済以降の時代が「半」
今はそのどちらも行き詰まっている時代で、「合」の時代。
その時代に大切なのは、「共創の姿勢」。その結果として、企業は
生活者から、社会から「応援される存在」になる。

○人間には一時的に喜びや快楽を求める傾向があるが、それは本質的な
幸福にはつながらない。今社会で求められているのは、「持続的な幸福」。
幸せというと、「happiness」と「well-being」という言葉があるが、
今は「well-being」、よりよく生きる、満足が続くという方が大事。

○ターゲットにモノを売るの間違い。
ビジネスの現場で、「ターゲット」や「戦略」という言葉が使われるが、
これはもともとは軍事用語。敵をどうしたら打ち負かすかという観点か
ら考えられた言葉だか、顧客は仲間であっても、攻撃対象ではないので、
この言葉を使うのは適していない。

○顧客と企業は対等。「コミュニティ発想」が大事。

○現在は「to C(=Customer)」でも「From C」でもなく、「With C」

○既存の業界にとらわれず、他業界やまったく別の分野の知見を活かして
既存の業界の枠を外す“越境”の力が必要。

○アイディアは何もないところから生まれるのではなく、既存の要素の
新しい組み合わせ。

○企業は、進むべき方向性を表す「ビジョン」を示すことが不可欠。

○現在必要なのは、消費者のマインドと精神の同時に訴えかけて、
彼らの心を動かすこと。

○言語化されない暗黙知をとらえる。人は自分が何がほしいかを明確
に口にできてはいない。その奥に隠されているものを見つけ出す。

○現在のビジネスで必要なのは、最初からすべてを決めるのではなく、
ある程度成行きに身を任せる進め方。まず始めて軌道修正しながら
進める。「ベータ版」はこの考え方。
時間をかけて信頼関係を築いていくことが大切。

○公私混同で取り組む。プライベートで得たものが仕事で生きることも
たくさんある。

○コーポレートフィロソフィー部があったらいいのではないか。
現在は考え方や哲学に共感した企業のものを買いたいという傾向がある。
生活者と共創するにはこの哲学を明確にし、社員やそのほかの関係者
(ステークホルダー)が共有していることが大切。

なんだか箇条書きの羅列のようになってしまいましたが、今後どの
ような企業が求められるのか(生き残っていけるのか)、とても
興味深い視点を学ぶことができました。
よかったら、手にとってみてください。

よい土曜日を過ごされてください。
by jungae | 2011-07-23 08:18 |