優秀なアメリカ人がアメリカを去る?!―ニューヨークタイムズにて
2011年 08月 18日
多くの人が向かうアメリカ。それに大きな異変が起きているようです。
Next Frontier for Restless Americans?(8月12日)といものです。
歴史を通して、繁栄していない社会に住む数百万人の人たちにとって
の解決策は一つ。その国からいなくなることでした。
アメリカはそういう人たちが集まった国ですが、労働市場や株価が低迷
する中で、今は多くの人がアメリカを後にしています。
Isabel Wilkerson氏が『The Warmth of Other Suns』という書籍で
次のように記しています。
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何世紀にもわたって人生が厳しくなると人々がしてきたことがある。
イギリス支配の中でピルグリムたちがやってきたことであり、
ナチスが台頭したときにユダヤ人の人がしたことであり、
そのほかロシアでもイタリアでも中国でもおきたこと。
それは、その土地を去ること。
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多くのアメリカ人が海外で働いています。
しかもバンコクやシドニーやボゴダで出会うアメリカ人は、とても優秀な
教育を受けたエリートたち。アメリカでも働けるけれど、よりよい収入や
チャンスを目指してそれらの土地に移住している。
一方で、アメリカ人は英語しか話せいない人が多く、家を持っている比率
も高く、他の国に何かつながりがあるという人は少ないので、他の国に
移住するのが得策ではない、という意見もあるそうです。
ただアメリカ人がアメリカで培った営業力などのスキルを途上国で生かせば、
大きな成功を残せることも多い。
もちろん途上国では汚職や制度が整っていないなどの問題があるのは、
事実でたやすくはないし、お給料も低い。
けれども多くのチャンスが待っていることも確か。
国を去ることは貧しい人にとっての最終手段であったけれど、今は
それも変わりつつある。いっきに多くのアメリカ人がアメリカを立ち
去るということはないかもしれないが、大きな変化がおきるかもしれない。
夢を追い求めて多くの人がアメリカに移住する。
成功した人が評価され、大きなお金を稼げる国。
そこに大きな変化が起きているのかもしれないですね。
チャンスのあるところに人がいく。
それも自然な流れなのかなーとも思います。
いろいろと考えさせられました。
みなさんはどう思われるでしょうか?