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アマプロ株式会社代表 林正愛が日々感じていることをつづります


by りんちゃん
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スティーブ・ジョブス氏について―ニューヨークタイムズにて

スティーブ・ジョブス氏のAppleのCEOを引退されましたね。
ニューヨークタイムズでいくつか彼の記事が書かれていたので、
ご紹介します。

Jobs Steps Down at Apple, Saying He Can’t Meet Duties
(8月24日)によると、ジョブス氏の自叙伝を書いたAlan
Deutschman氏が次のように語っています。
==
ジョブス氏は天才でもカリスマでもなく、非凡なリスクテイカ
ーだった。彼が大きなリスクを取ったからこそAppleはあれほど
イノベーティブ(革新的)になり、アメリカ産業界でも珍しい。
彼はマーケットテストは何も行わず、彼自身の判断と完璧主義
と勇気がすべてである。
==

Without Its Master of Design, Apple Will Face Many Challenges
(8月24日)では、次のように書かれています。

ジョブス氏はAppleの創業期から1985年に追い出されるまでは、
何でも自分でやりたがり、あらゆることに干渉していました。
しかし、最近は人に多くのことを任せ、オーケストラの指揮者の
ような役割を果たし、広範囲にわたる有能な人材を集めるのが
大きな仕事となっていました。

テクノロジーとポップカルチャーをよく理解しているということを
強みに、デザインについても決めていきました。
iPadが発売されたときに事前に市場調査を行ったかとレポーターに
質問され、「何も。自分がほしいものを知るのは『消費者』の仕事
ではない」と答えました。

彼は「taste」という言葉をよく使いました。
素晴らしい製品とは、tasteの勝利――「人がつくった最も良いものに
触れ、自分がやっていることにそれを持ち込むこと」だとかつて説明
しました。

ハーバード大学ビジネススクールのDavid B. Yoffie氏は、ジョブス
氏は、「ビジョナリークリエイティビティと決断力のユニークな
コンビネーションを持っていた。彼の代わりを務められる人はいない
だろう」と言います。

興味深いですね。
これほど成功した経営者はあまりいないかもしれませんね。
(ある仕事のインタビューで、彼はいったいアメリカの外貨をどれ
くらい稼いだのか?とおっしゃっている方がいました。)

感じるのは自分の感覚を大切にし、進んできたこと。
そして、経営のスタイルを進化させてきたこと。

私はAppleの製品はiPadしか持っていませんが、斬新で面白いなー
と感じます。

経営者によって会社は大きく変わると言われます。
彼を引き継いだTim Cook氏がどんなことを果たしていくのか。
Appleがどんな風になるのか。
一つの大きなドラマみたいだなーと感じました。

みなさんはどう思われるでしょうか?

良い週末を過ごされてください。
by jungae | 2011-08-27 08:05 | NewYorkTimesの気になる記事