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アマプロ株式会社代表 林正愛が日々感じていることをつづります


by りんちゃん
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Made in the Worldの時代―Thomas Friedman氏の考え

製品は世界中で作られる時代。
Made in the Worldという考え方になっている。ニューヨーク
タイムズでThomas Frieman氏が興味深い記事を書いていました。
Made in the World(1月28日)というものです。

現在、多くの企業のCEOの世界の見方と政治家たちの世界の見方
に大きな開きがあると言います。

政治家はある特定の場所に住んでいる人のブロックとして世界を
見ていて、その地域で投票者の経済的便益を最大にすることが
自分の仕事だと考えている。
一方で、多くのCEOは、グローバルサプライチェーンを通して
製品を世界のあらゆる場所で作り、あらゆる場所で売れる、と
いう観点で世界を見ている。

CEOは最近“Outsourcing”という言葉を使わない。彼らの世界
では、“in"や"out"という考え方はない。ビジネスの世界では、
ベストのクオリティ、最も安いコストにアクセスできるグロー
バルサプライチェーンを通して、あらゆる製品やサービスが
想像され、デザインされ、マーケティングされていく。
"Made in America"ではなく、"Made in the World"の製品が
日に日に増えている。
多くの企業が自分たちを世界の市民と見ている、一方で、
オバマ大統領はアメリカの大統領である。そこに相容れ
ない状態が発生する。

香港の繊維会社のある社長は「以前はアジアにアウトソースし、
ヨーロッパやアメリカで売っていました。今は、どこにでも
ソースし、どこにでも生産し、どこにでも売る。“export"
(輸出する)という考え方がなくなりつつある」といいます。

「Outsourcingは10年前のこと。ソフトウェア開発をできる
人を海外に送ろう、R&D(研究開発)部門のPhD(博士号)
を持った人たちをシンガポールや台湾、中国に住まわせて
そこで仕事をさせよう。それが次の進化である」
とあるCEOは語ります。

「潜在的顧客の96パーセントはアメリカの外に暮らしている」
とデルの創始者のマイケル・デルは語り、売る国で製品をデザ
インし、製造する必要があるといいます。

アメリカがこのような世界で戦っていくにはどうしたらいいのか。
高等教育、よいインフラ、質の高い政府のリサーチ、起業を後押し
するシステム―これらのアドバンテージを広げ、力を合わせなけれ
ばならない、とThomas Friedman氏は振り返っています。

政治家が見ている世界と、企業人が見ている世界が異なる。
Outsourcingという考え方がなくなっている、世界中、ベストの
クオリティ、ベストのコストパフォーマンスで作れる場所で作ら
れ、売られる。
興味深いなーと思いました。

一方で、そんな世界で逆に日本のものづくりは何ができるのか。
それに勝る何か付加価値を提供していかなければいけないので
はないか、とも感じました。

グローバル化は本当に考え方を根本からかえる、大きな変化を
もたらしているのだなーと思います。

みなさんはどう思われるでしょうか?
by jungae | 2012-02-04 08:30 | NewYorkTimesの気になる記事