アマプロ株式会社代表 林正愛が日々感じていることをつづります


by りんちゃん
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頭脳の流出ではなく頭脳の循環?!―New York Timesにて

有能な人たちがビジネスチャンスを求めてアメリカや先進国に行く、
頭脳の流出(Brain Drain)が以前話題になりましたが、今は逆の現象
が起きているようです。Many U.S. Immigrants’ Children Seek
American Dream Abroad
(4月15日)という記事です。

インドで生まれ、アメリカで育ったSamir N. Kapadiaはワシントンで
いい仕事につき、満足をしていました。しかしインドにすむ20代半ばの
友人や親せきが、インドでビジネスを始め、その楽しさやダイナミズム
について語るのを聞くにつけ、自分の9~5時の仕事はどうだろう、と疑
問に思い始めました。
そして、昨年ついに仕事をやめ、ムンバイに移りました。

アメリカに移住してきた人たちの中で、高度な教育をうけた後、自分の祖
先の場所に戻っていく人たちが増えていると言います。小さいときにアメ
リカに移り、国籍を取得した人もいれば、アメリカで生まれた人もいます。
アメリカンドリームを実現できる、希望の場所とされていたアメリカの地
位が揺るがされているかもしれない、という見方もあります。

これまでは発展途上国の優秀な頭脳が西側に流出していく、ということが
問題になっていましたが、それは今ももちろんがありますが、一方で、中
国やインド、ロシア、ブラジルなどではその逆の流れもあります。
彼らが本国に戻ることはアメリカにとっても悪いことではない。アメリカで
学んだ知識や人脈を生かし、本国でビジネスを行い、アメリカにその富を
もたらすこともある。「頭脳の循環」(Brain Circulation)とも言えるの
ではないか、と言います。

ただ、アメリカを去り、祖先の国に戻る、ということに反対する人もいます。
両親です。両親はチャンスを求めてアメリカに来て、一生懸命働いて育てた
のに、なぜ今さら戻るのか?と考える人も多いとか。ただ、実際に成功を
治める姿を見て納得する人もいるとか。

アメリカンドリームを求めてアメリカへ。
しかし子供たちはアメリカで学んだことを活かし、祖先の国に戻っていく。
頭脳の循環。
グローバル化が進んだからこそ、自分の能力を活かすチャンスがあれば、
どこでもいい。今は先進国は景気が悪いので、発展途上国のほうがビジ
ネスチャンスがある。

アメリカだけがあこがれる場所ではない。
いろいろな意味で少しずつですが、変化が起きているのかもしれない、
と感じました。

みなさんはどう思われるでしょうか。
by jungae | 2012-04-18 06:59 | NewYorkTimesの気になる記事