アマプロ株式会社代表 林正愛が日々感じていることをつづります


by りんちゃん
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『電子政府政策』という授業

先日大学院で『電子政府政策』という授業があり、受けてきました。
私が学ぶ慶應メディアメディアデザイン研究科は、デザイン(D)、テクノロジー(T)、
マネジメント(M)、ポリシー(P)という4つの領域について知識を深め、それらを
うまく組み合わせていく力が養い、実社会で活かしていくことを目指しています。
今回の授業はポリシーの授業の一環になります。
また気になったことの羅列ですが、記してみます。

○大きな政府と小さな政府という議論が良くされる。果たしてどちらがいいか?
未来をどう予測したらいいだろうか。それは簡単ではない。

○今は広い視点(Bird View)が求められる時代。社長だったらどういう行動を
するか、を考えないといけない。

○2000年の地点でどういうことがありえただろうか。
ICT(Information Communication Technology) vs IT(Information
Technology)という考え方があり、ICTは当時の郵政省、ITは通産省が推進
した考えだそうです。

○2000年にe-governmentポリシーを制作した。
そこで、議論されたのは、Disclosure(政府情報をどう開示するか)、業務の
効率化、カスタマーサービスをどうするか、などが議論された。

○なぜこの時期にこの議論が起こったか?
要因としてはタイミングが大きい。
IT革命の真っただ中で、このタイミングとして政府は何をできるかを考えた。
政府の政策決定は中身がなくてもいいこともある。言ったことだけで政策になる。
お水の供給のように、みんながITを使えるようになることが大切。

○役所ができることはそもそも何だろうか。以下の3つくらいである。
−法律、規制
−税金
−助成金

○どの選択肢がいいだろうか。 議論しあい、出てきたのは…。
(1)政府は規制をせず民間に任せるルール作りだけ。
(2)ITに強い人たちがすでにいるので、彼らを集めた有識者会議をつくる。
(3)IT関連で新規にビジネスをしようという人たちに無償もしくは安い値段
で場所を貸し出すなどして、産業が育つようにする。
(4)経済特区をつくり、IT産業を誘致する政策を展開する。

○ITが浸透した一番の要因は?
孫さんがADSLを無料に配った→これは大きな影響があった。

○いろいろな政策が出てくるが、ビジョンを考える人は早すぎる。
次の5年先を見るのがむずかしい。

○オンライン化について
2001年時点ではすべてをオンライン化しようとしたが、実際に作っても
使われないものが多かった。
2008年に71のよく使われるものに集中しよう、ということになった。

○ITの本質
①デジタル化
②ネットワーク化
−コピーしやすい
−真偽がわかりにくい
−個人が直接送れる時代
−情報のバリアがない

○インターネット選挙運動解禁について、是か非か? インターネット選挙
について是か非か?
アメリカでは普及しており、その方向に向かっていくべきではないか、という
学生からの意見がありました(日本は12日前からはHPの更新やネット上での
ことは何もできない)。
アメリカは選挙期間がかなり長く、長い期間を通じて候補者が選ばれていく。
根本的な違いがある。法律自体を変えないといけない。

○政府の役割
実は政府のできることは考える。当事者として考える姿勢が必要ではないか。

○IT政策のむずかしさ
ITの世界は、根幹から世界を変える(Change the world)になる。
IT関係、digitalの制度改正は、波及効果が大きく、これまでの政策が
通用しないと気づかされる。

○ITをどうビジネスに活かすか。
具体案を当事者として考える。大きな視点に立ちつつ、具体的な第1歩を
踏み出すことは大事。

政府の政策ということにとてもうとかったのですが、たしかにいろいろと未来を
予測しながら何ができるかを考えるのはむずかしく、一方で、実際にはやれる
ことは限られる、というのはなんとなく感じ、いろいろと考えさせられたのでした。

よい連休を過ごされてください。
by jungae | 2012-12-22 12:12 | KMD大学院生活