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アマプロ株式会社代表 林正愛が日々感じていることをつづります


by りんちゃん
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『未来の働き方を考えよう』byちきりん

8月スタートですね。月末で少しばたばたしておりました。
ちきりんさんが『未来の働き方を考えよう』という本を読みました。
『未来の働き方を考えよう』byちきりん_e0123104_6544296.jpg


リンダ・グラットン教授が書いた『ワークシフト』に影響を受け、今回の本を
書いたとか。いろいろ考えさせられたので、気になったところを記します。

○これまでの世代の人たちは、日本で日本人にモノを売る仕事につき、
かつ、そういう仕事をやっていれば給与も上がってきた。それは日本が
市場として成長し続けていたから。これからの子供たちには、そういう
未来は用意されていない。

○日本の高度成長期に目指したもの
 -技術革新や教育レベルの向上により生産性を上げ、
 -できるだけ付加価値の高い仕事をして収入を増やし、
 -稼いだお金で大量の者やサービスを購入(消費)して生活を便利にし、
 -その過程で大量のエネルギーを消費する
という社会であり、働き方。

○ITの革命は産業革命以来の革命と言われるが、革命とは何か?
「パワーを持つ層の交代」が起こることが、革命と呼ばれる条件。従来の支配者
層ば没落し、それまで抑圧されていた層との力関係が逆転した場合に、革命と
呼ばれる。
ITの進化は、これまで圧倒的な力を持っていた国や大企業などの大きな組織
から、いままではそれらに従属するしかなかった個人や、個人が集まっただけ
のネットワークへ、パワーシフトが起きている。

○インドにいながらにして、アメリカレベルの賃金を狙えること=アメリカとインド
が同一労働・同一賃金が成立することが、グローバリゼーション

○寿命が100歳になる時代に一生一つの仕事は非現実的。
若いときはより高いスキルを身につけて成長したいと考える人が多いでしょうが、
50代以降には、成長よりも、自分の力を社会のための役立てたいと考える人が
増えるはず。

○人生100年の時代になれば、ストックが多いことより、その時々になんらかの
価値を生み出し続ける「フローの力」のほうが重要になる。いくつになっても
人間関係を築くことができるフローの力が大切。

○これからは社会で求められる価値を提供する力をつけるための教育が必要。

○ミニマムに暮らすという選択肢も検討すべき。一生に必要な費用は次の4つ。
1 基礎生活費、2 住宅購入費、3 育児、教育費、 4 老後費用

○「一生の間に2パターンの職業人生をおくる」という考え方がいい。
行ったことのない場所だと最初はパッケージ旅行がラクダがい、2回目は自由
に旅をしてみたいと思う。
最初の人生は、パッケージ旅行と同様、就活する、フルタイムで働き始める、
結婚する、子どもをもつ、家を買う、といった定番ライフがコンパクトに組み合
わさったパッケージライフ。次は自分で創るオリジナルの働き方。
20年働き、様々な条件が整った40代という時点で、20代の就活後初めて、
主体的な働き方を選びなおすという視点を持つことが大切。

○第2の就活@40代の有利な点
ー自分のやりたいことや適性がリアルに理解できる
ー現在の延長線上にある生活が、ほぼ予測できる
ー今後の生活に必要なお金の額が、ほぼ把握できる
ー社会の仕組みがりかいできている
ー大企業、中小企業のメリット、デメリットが客観的に理解できている
ー自分の能力や知識がどこで活かせるか、想像し、自分でアプローチする
方法も考えられる

○「ゆるやかな引退」という選択
働き盛りの40代の間に自分スタイルの働き方に移行し、定年などの区切りを
設けず、状況に合わせて調整しながら、無理なくゆっくり続けるほうが、自然
ではないか

○長生きリスクに完璧に備えるのは不可能。100年続く人生で自費でやって
いける資産形成をできる人などほんの一握り。それなのに多くの人が将来の
ために我慢をするが、それでいいのか。

○市場で稼ぐ力を身につけていく必要がある。

なんだかまた気になることに羅列になり、ごめんなさい。
独特の考え方ではあるものの、高齢化が進む中で、職業生活を2回送る、
というのはとても新しい視点で、必要になってくるかもなーと感じました。

よかったら手に取ってみてください。
8月スタート。よい1日を過ごされてください。


by jungae | 2013-08-01 07:24 |