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アマプロ株式会社代表 林正愛が日々感じていることをつづります


by りんちゃん
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アジアでビジネスをする(Doing Business in Asia)

お伝えしたように、HKUSTでの授業が昨日から本格的に始まりました。
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私たちが学ぶビジネススクールが入っている、Lee Shaw Kee Business
Building。きれいで立派です。
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実は6月にオープニングしたばかりで、昨日大きなオープニングセレモニーを行って
いたのです。この建物を使う学生としては1期生になるとか。ちょっと光栄です。

授業についてですが、日本の学校の授業と異なり、1つの科目を集中してやっていくと
いうスタイルを取っています(とるべき授業もすべて指定されています)。
今週は最初の週で土曜日までの5日間、終日「Doing Business in Asia」という授業。
せっかくアジアに来たのだからやはり知っておきたい、目玉授業と言えるかもしれません。

アジアでビジネスをするうえで何が大切か。教授は中国出身ですが、カナダでPhDを取り、
シリコンバレーで起業し、富を得る一方で写真が趣味で、7大陸すべてを訪れたという方。
いろいろ感じることがあったので、まとめてみます。

○人生は点の集まり。人生をよくするにはその点でいかにベストを尽くすか。

○知識(Knowledge)と智慧(Wisdom)の違い。
知識は知っているだけであり、それだけでは役に立たず、外から得るもの。
智慧は知+日、世界を知ることであり、内側から得るもの。

○本を読むのは大切だが、より大事なのは自分の足で旅をすること。それによって
知識だけではなく、智慧を得られる。

○19世紀はヨーロッパの世紀、20世紀はアメリカの世紀、21世紀はアジアの世紀。

○アジアは教育熱がとても高く、これから世界人口の半分が中産階級になっていく。
すると、どんなことが起きるか。
―ラグジュリー・ブランドなどへの関心が増える?
―製品からサービスへの移行(金融、エネルギー、高齢者向け、ビューティ、ペット
など)

○大きなチャンスはあるものの、アジアでビジネスをするのは簡単ではない。
アジアでは、ハーモニー、時間は人生、ステータス、長期的視点、間接的が好まれる
が、西側では、勝つこと、時間は金なり、結果、短期的視点、直接的である。

○このちがいはどこから来るのか?
 文化に集約される。
 文化の源は、価値や信念、宗教からくる

○アジアの人のコアバリューは儒教であり、宗教は仏教の影響を受けている。

○違いを乗り越えるには何が必要か。Cultural Adjustment(文化的適合)。
もっとも大切ではあるが、最もチャレンジングである。

○Ethinocentrism(自民族中心主義)を排除しないといけない。
Ethinocentrismは、自分の文化の価値や基準にして他の文化を判断すること。
経済力のある国から来たマネジャーが経済力のない国のマネジャーと接するとき
に起きる傾向がある。

○なぜEthnocentrismが起こるか。
教育の影響、経験がない、自分を制限を設けているなどがある。Egocenturism
(利己心)が根源にある。

○この授業を通して、知識を伝授するだけでなく、リミットを広げ、より高いレベルに
導きたい。

○智慧(Wisdom)への4P
1 Higher Angle 高いレベルから見る
2 Total Orientation 全体を俯瞰する
3 Essential Orientation 本質を見抜く
4 Future Orientation 将来を見据える

○Taoism(道教)の教え
毎日新しいことを何か学ぶこと、あるレベルに達したら、毎日学ぶ量を減らす。
学んだことを結び付ける。
道教はシンプルであり、全てに当てはまる。

○道教で学び行きつくのは、「悟」ること。悟るとは、5個の口(5つの感覚)を使い、
心を知ること。悟るはEnlightenment, Awakening.

○悟るには心を空(から)にすることが大切。

○孫子の「兵法」についても学びました。
戦争の戦略を練るとき、外から観察すること。
(昔の人は寺で考えた。闘いに対して寺は「平和」を象徴する場所。)
自分が知っていると思うな。何も知らないと思う。

○Beginner's mind(スティーブ・ジョブズ)、Naive mind(稲盛和夫)を持つ
ことが大切。スティーブ・ジョブスは「他の人が見えないものを見て、それを組み
合わせた」と言っている。

○Perception(知覚)―偏見や自分の都合のいい情報を選んでいる。

なんだか気になるものの羅列になり、ごめんなさい。
ただ、知識と智慧の違い、読むよりも旅をしろ、そして宗教などの根源的な話を
してなぜ学ぶのかを掘り下げてくれたのはとても新鮮で勉強になりました。
アジアでビジネスをするには、この文化の根源を知っておくことは大切だなーと
も感じました。
最後は心を空にするために、みんなで瞑想もしたのです。裸足になって、床に
すわり瞑想、初めて体験する人も多く、興味津々でした。

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ちなみに教室はこんな感じ。総勢40名くらい。
授業中はパソコンは使わないように言われ、ノートにメモを取るようにとのこと。
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ランチは学食で。本当に広い学食があります。
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チキンラーメン(チキンとラーメンが別々ですが・・・)。これで21ドル、260円程度。

先生が熱心で、6時に終わる授業が6:30過ぎに。
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きれいな空が見えました。

ただ、子供をヘルパーに預けていたので、走ってタクシーに飛び乗ったのでした。
戻るとお姉ちゃんは案外元気。3歳の息子はちょっと寂しそうに泣いていたので、
たくさん抱っこをしてあげ、7時過ぎに戻ったにもかかわらず、大好きなプールに
行ったのでした。
子供たちにも感謝!!

2日目、今日も終日。楽しめたらと思います。
良い1日を過ごされてください。
by jungae | 2013-09-11 07:54 | 香港HKUST親子留学記