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アマプロ株式会社代表 林正愛が日々感じていることをつづります


by りんちゃん
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『クリエイティブ・マインドセット―想像力・好奇心・勇気が目覚める驚異の思考法』

クリエイティブ・マインドセット―想像力・好奇心・勇気が目覚める驚異の思考法
という書籍を読みました。
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世界的なイノベーションとデザインのコンサルティング会社であるIDEOの創設者
であるDavid Kelly氏です。とても面白いことが書いてあったので、ご紹介します。

〇「人間はみんなクリエイティブだ!」
IDEOでサポートした人々は、経歴こそさまざまだったが、一つだけ共通点が
あった―みな創造力に対する自信(Creative Confidence)を獲得していた。
Creative Confidenceとは、「自分には周囲を変える力がある」という信念を
指している。自分の創造力を信じることこそ、イノベーションの「核心」をなすもの。

〇創造性は、みなさんが一般的に思っている”芸術的”な分野よりも、もっと幅広
く普遍的な分野で活かすことができる。私たち筆者の考える創造性とは、想像力
を使って、今までの世界にないモノをうみだすことだ。つまり、創造性とは、。新し
いアイデア、解決策、アプローチを生み出すために発揮できる。

〇創造性を一から生み出す必要はない。人がすでに持っているもの――世界に
ふたつとないアイデアを創造したり発展させたりする能力――を再発見する手
助けをするだけでいいのだ。しかし、アイデアを実行に移す勇気を奮い起こさな
いかぎり、創造性の真の価値は発揮されない。つまり、新しいアイデアを思いつく
能力と、アイデアを実行に移す勇気――このふたつの組み合わせこそが、創造力
に対する自信(Creativity Confidence)の特徴と言えるのだ。

〇技術中心ではなく、人間を中心とした視点から問題を見つめることで、新しい変
化が次々と生まれてくることもある。
関わったイノベーション・プログラムは、3つの円が重なり合っている。ひとつ目は
「技術的要因」、2つ目は経済的実現性、「ビジネス的要因」、3つ目は「人的要因」
人間のニーズを深く理解すること。
人間中心の考え方は、イノベーション・プロセスの基本だ。人々に深く共感する
ことで、観察を強力なインスピレーション源にすることができる。
成功するイノベーションは、技術的要因とビジネス的要因のバランスをとると
ともに、人間中心のデザインによる調査の要素を何かしら取り入れている。

〇デザイン思考とは、デザインを実践する人々の道具や考え方を用いて、
人間のニーズを発見し、新しい解決策を生み出すための手法。デザイン思考
を使えば、個人、社会、ビジネスの様々な問題を、クリエイティブかつ斬新な
方法で解決できる。
デザイン思考では、直感的に物事をとらえ、パターンを認識し、機能的なだけ
でなく、感情的にも意義のあるアイデアを組み入れる。人間の天性の能力を
用いる。とはいえ、後からその能力を身につけるのも可能だ。
容易には分析できない問題や、確かな基準やデータが十分にない問題を抱
えている場合、デザイン思考の共感やプロトタイピングを使うことで、前に進
む足がかりになるかもしれない。

〇スタンフォード大学の心理学教授のキャロル・ドゥエックは、しなやかなマ
インドセットの持ち主は、人間の真の潜在能力は未知(しかも不可知)であり、
何年も努力、苦労、練習を積めば、予測もつかないようなことを成し遂げられ
ると信じているという。

〇人々に小さな成功を積み重ねさせることで、自分の創造力を疑う気持ちを
払いのけることができる。そして、その体感は残りの人生に絶大な影響を及ぼ
すこともある。
”天才的ひらめき”が訪れるのは、他の人よりも成功率が高いからではない。
単に、挑戦する回数が多いだけなのだ。つまり、他の人よりもゴールに向かっ
てシュートを打つ回数が多いわけだ。これはイノベーションの以外で面白い
数学的法則だ。もっと成功したいなら、もっと失敗する心の準備が必要。
ベンチャー・キャピタリストのランディ・コミサーによれば、シリコンバレーの
ような起業の中心地が他と比べて違うのは、成功の大小というよりも、失敗
に対する対処の仕方なのだという。起業家を育む文化では、コミサーのいう
「建設的な失敗」の価値がより高く評価され、理解されている。
私たち全員にとって必要なのは、新しいアイデアを試す自由だ。
失敗から教訓を学ぶには、失敗に責任を持つ必要がある。間違いを認める
ことは、前に進むためにとても大事だ。
作家で研究社のブレネー・ブラウンは、恥の体験について多くの人々に
話を聞いた結果、3人に1人が「創造性の傷」を抱えていることを発見した。
つまり、芸術家、音楽家、坂、歌手としては才能はないと言われた瞬間を
はっきりと覚えていた。
自分からクリエイティブな人間をやめてしまう人があまりにも多い。

〇創造性を手に入れるには、人と比べるのをやめるのが一つの方法。
ハンガリーの随筆家、ジェルジュ・コンラッドはこんなことを言っている。
「勇気とは、小さなステップの積み重ねに過ぎない」

〇個人であれ組織であれ、イノベーションはどこでも起きうる。その火種と
なるのは、飽くなき知的好奇心、楽観主義、最終的な成功のために何度も
失敗することを受け入れる能力、懸命に働く意欲、アイデアだけでなく行動
を重視する考え方。

〇クリエイティブな力を伸ばすために日頃から心がけたい方法
①クリエイティブになると決意する
②旅行者のように考える
③「リラックスした注意」を払う
④エンド・ユーザーに共感する
⑤現場に行って観察する
⑥「なぜ」で始まる質問をする
⑦問題の枠組みをとらえ直す
⑧心を許せる仲間のネットワークを築く

〇個人であれ、組織であれ、イノベーションや創造性にとって行動や改良
の繰り返しがどれだけ欠かせないものかがわかる。
スタンフォード大学の大学院課程で学ぶアンキットの言葉。
「創造性とは常に結果論だということを学びました。問題を解決するたったひとつ
の名案をずばっと思いつくのが創造性ではありません。何百回と試行錯誤を繰り
返した末に最良の解決策にたどり着くのが創造性なんです」
すばやく大量の実験を行なうには、計画段階で立ち止まってはいけない。いかに
早くアイデアを行動に移せるか――それがイノベーションのすべてなのだ。

〇想像力に対する自信を持つ人々の特徴の中で、私たちがもっともかんしんする
もののひとつと言えば、傍観者ではないという点だ。どんなに困難な状況でも、
他人の言いなりや被害者のような行動を取ったり、感情を抱いたりすることは
ない。彼らは能動態の世界に住んでいる。

〇クリエイティブになるための第一歩とは、傍観者でいるのをやめて、アイデアを
行動に移すことなのだ。「~だったらいいのに」と思ったときには、少し立ち止まっ
て、「今日じゅうになんとかできるかも」と自分に言い聞かせてみる。

〇「バグ・リスト」を書き留める。
私たちは日々、うまく機能していない製品、やたらと時間のかかるサービス、
どう見ても間違っている設定に囲まれている。「どこかがおかしい」と気づく
ことは、その問題のクリエイティブな解決策を思いつくための必須条件。
改善の余地のあるものを髪切れでもスマートフォンでも記録していけば、
より積極的に世界と関われる。このバグ・リストを更新していけば、新しい
プロジェクトを探している際に貴重なアイデアの源となる。

〇組織の中でイノベーションの文化をはぐくみたい場合、以下の5つのコツが
ある。
1 ユーモアのセンスを忘れない
2 ほかの人のエネルギーを活用する
3 上下関係をなるべくなくす
4 チームの仲間意識や信頼を重視する
5 評価を(少なくとも一時的に)後回しにする

かなり、長くなり、ごめんなさい。
ただ、いろいろと参考になることがあり、書き留めてしまいました。

ちなみに著者は日本びいきで、日本人は本当に本当にクリエイティブだと
いいます。実際に世界5カ国5,000人を対象とした最近の調査によると、
日本以外の国の回答者たちは日本が一番クリエイティブな国だと答えた
のに、日本がもっともクリエイティブだと答えた回答した割合は、日本が
一番低かったそうです。
想像力に対する自信(Creative Confidence)が必要ですね。

技術ではなく、人間を中心に、人の視点でいろいろなことを観察し、問題
点を見つけたらすぐに行動に移し、改善する。それをいかに早く繰り返し
ていくか。それができるかどうかがとても大切だなーと感じました。
ただ、それをやるパワー、モチベーションをもちつづけられるかどうかにも
かかっているのかなーとも思いました。

みなさんはどう思われるでしょうか。
by jungae | 2014-09-18 06:55 |