妊婦より助産婦?!ーマネジメントの本質?
2015年 02月 19日
日経産業新聞で創刊男と言われ、リクルートで数々の雑誌を立ち上げた
くらたまなぶさんの連載「創刊男 産みの楽しみ」が掲載されていて、
面白いことがいろいろ書かれています。
(以前話しましたが、私新聞読むの、好きなのです。)
2月16日に面白いことが書かれていて、ご紹介します。
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新規事業開発は出産に似ている。…じゃらんやエイビーロードを生み
出している時は、いわば妊婦だった。新規事業開発室長は社内全体を
見渡しながら、出産を促す助産婦の役割だ。
「言い出しっぺがやる」ことの良さは自分自身が一番よく知っている。
ベンチャー的な風土を壊さないように気をつけながら、組織や制度を
整えていった。
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そして、新規事業コンテスト「RING(リクルート・イノベーション・
グループ)」を立ち上げ、コンテストをして終わりではなく、
「入賞した案件は必ず実行する」
という条件をつけたとか。
RINGには毎年200件以上の応募があり、相談に答えたり、質問した
りしながら、最終審査までに堂々たる事業プランに成長するものも
少なくないとか。
最後にこんなことを言っています。
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妊婦のデメリットは体が一つしかないことだが、助産婦になって
創刊の数を一気に増やせた。
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これってマネジメントの本質?と思って読みました。
自分1人(妊婦)ではできることは限られる。リーダー(助産婦)
が、みんながモチベーションを持ち、良いパフォーマンスをできる
ような体制を整え、鼓舞する。
そして、組織として成果を上げていく。
そんな風に思ったのでした。
ちなみにリクルートっていろいろなことをやっている会社ですが、
くらたまなぶさんががリクルートの仕事を定義をしたいといろいろ
あたったとか。そして、これだと思ったのが以下。
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グーテンベルグが最初に印刷したのは聖書と海図。聖書は読むもの
の、海図は使うものだ。コロンブスは海図を携えて航海に出た。
現代の人は情報誌を使って人生の冒険に出かける。リクルートは
情報メディアという使うものを作り続けてきたのだ。
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面白いなーとも思ったのでした。
ちょっとかなり個人的な趣向になりましたが、いろいろ考えさせられ
たので、まとめてみました。
みなさんどう思われるでしょうか。
ありがとうございます。