人気ブログランキング | 話題のタグを見る

アマプロ株式会社代表 林正愛が日々感じていることをつづります


by りんちゃん
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

『スターバックスを世界一にするために守り続けてきた大切な原則』

少し古い本ですが、『スターバックスを世界一にするために守り続けてきた
大切な原則
』という本を読みました。
『スターバックスを世界一にするために守り続けてきた大切な原則』_e0123104_8205931.jpg

スターバックス・インターナショナル社長、スターバックス・ノースアメリカ社長
を務められたハワード・ビーバー氏が書かれたものです。28店舗の組織から
急成長を遂げた中で、大切にしてきた原則を述べていました。
6年以上前の本ですが、「パーソナルリーダーシップ10カ条」として詳しく
まとめられており、いろいろと感じることがあったので、まとめてみます。

〇パーソナルリーダーシップの10カ条
1 自分に正直になる―かぶる帽子をひとつにする
2 なぜこの会社で働くのか―出世のためではなく、正しい理由で行動する
3 自主的に考える―掃除をする人が放棄を選ぶべきだ
4 信頼を築く―心から思いやる
5 真実に耳を澄ます―壁は語る
6 責任をもつ―真実以外は嘘だとわかる
7 行動する―行動的に考え、思慮深く行動せよ
8 困難に立ち向かう―なにより私たちは人間だ
9 リーダーシップを発揮する―大きな雑音と静かな声
10 大きな夢をもつ―「イエス」は世界で一番パワフルな言葉だ

〇スターバックスで、わたしはいつもこう言ってきた。
「私たちはコーヒーを売っているのではなく、コーヒーを提供しながら人を
喜ばせるしごとをしているのだ」

〇「自分を知る」というと、一人で行うことのように思われそうだが、それは
ちがう。あなたが読む本、会う人、経験することすべてが、自分のそのより
どころを学ぶチャンスだ。他人の知恵を借りよう。配偶者、ルームメイト、
子どもほど、あなたを正直にさせてくれる人はいない。

〇スターバックスでは、大きな志をもち、周囲に影響を与え、私たちの価値
観と使命を共有してくれるパートナーを採用することに情熱を傾けている。
経歴を追い求める人や、夢に対して消極的な人は必要ない。私たちに必要
なのは、自分の夢が会社の夢とどう一致し、どこまでを自分のものとして
責任をもてるかがわかる人間だ。

〇仕事をやめるからといって、負け犬になるわけではない。価値観に反する
ことがあるなら、それを認め、自分の帽子をもう一度確かめてみるべきだ。
パーソナルリーダーシップは、自分を知り、どこへ向かうのか、それはなぜ
かを知ることに終始する。正しくないことは潔く認め、これを変えなければ
ならない。

〇私たちに必要なのはルールではなく、レシピなのだ。

〇頭よりも心で指導することがずっと大切だと身を持って感じる。愛と信頼
はやる気を高める万国共通の要素だ。そして信頼や思いやりをなしには
生まれない。思いやりとは、自分よりも他人を優先することだ。

〇わかりやすく正直に対話するうえで一番大切なのは、物事をありのまま
に呼ぶことだ。口を開くときには、現実を語ること。
スターバックスでは、すべての社員をパートナーと呼ぶ。ここで働く一人
ひとりがパートナーと呼ばれるのだ。理由のひとつは全パートナーが株主
であることだ。だがそれ以上に、お互いがパートナーと認め合い、そのよう
に接したいという思いから、この言葉を使っている。聞こえがいいからでは
なく、全員が同じ夢を追求するパートナーであることを心にとめておくためだ。
スターバックスでは本社は存在しない。サポートセンターがあるだけだ。

〇信奉者で、実行家で、新しいもの好きで、果敢に挑戦し長期間あきらめ
ないという性格の人間を一人雇えば、周囲の人はその大きな夢を共有する
ために次々と集まってくる

〇スターバックスで十分にできていないことのひとつで、ほとんどの会社で
もしていないことは、失敗をほめることだ。失敗をほめることは、あきらめず
にもっと様々な試みに挑戦することにつながる。信頼を深めることにもなる。
人は自分になにかができる、挑戦できると信じる必要がある。いまやって
いることが失敗したとしても、次の挑戦がうまく行くかもしれないし、どれが
せいこうするかわからないからだ。

〇人生や仕事は、氷の上でスケート靴をはいてバランスをとるようなものだ。
たえず調整したり、前進したり、自分を立て直しながら私たちは生きている。
小さな挑戦や大きな挑戦で多少身体が傾いても、結果がよければ立ち直
れる。

〇あるお見せで銃撃事件があり3人が亡くなった。ハワード・シュルツが
取ったのは、被害者の家族、スターバックスのパートナー、コミュニティー
とともに時間を過ごした。自分の対応に対する他人の評価など眼中になく、
自分や会社を訴訟から守ることなど考えもせず、スポークスマンの陰に
隠れることもなく、緊急事態マニュアルに頼ることもなかった。スターバック
ス会長兼CEOとして、まずは人間らしく行動し、その心はすべての人に
伝わった。それは、何があろうとも守るべき原則を社内外に示した瞬間
だった。人を第一に考えることだ。

〇スターバックスがみんなにとって「自分の居場所」であることを再確認
したのである。スターバックスは自分流にコーヒーを飲める場所。
自分流にお客様へのサービスができる場所。友人との、恋人との、ビジ
ネスの、そして政治の話ができる場所。仕事をしたり、考えたり、本を
読んだり、あるいはただ単にほっとする場所。スターバックスは雨ふり
の土曜の午後にぼーっとする場所。お客様が自分の中にある静かな
声に耳を傾ける場所。雑音はいらない。

長くなり、ごめんなさい。
改めていろいろ考えさせられたのした。
みなさんはどう思われるでしょうか。
by jungae | 2015-03-07 08:20 |