グリーンスパン氏、過失を認める?!
2008年 10月 29日
今起きてきる金融危機について、在職中に推し進めた規制緩和に対する
信頼が揺らいでいると述べました。
10月23日のGreenspan 'shoked' that free markets are flawed
という記事です。
彼は1987年のブラックマンデーを切り抜け、その後18年間FRB議長を務め、
アメリカの高成長を支えたとして、マエストロという異名も持ってきました。
しかし、サブプライムローン問題、そして金融危機が表面化した後には、
彼の政策がよかったのかどうか、大きな議論を呼んでいます。彼がこの
危機の原因を作ったのではにかとさえ、言われるようになりました。
彼自身は政府は経済にそれほど介入してはいけないという、市場に任せる
といったスタンスで、規制緩和を積極的に進めてきました。自分自身の政策
に間違いはなかったと主張していますが、市場に任せすぎた、規制緩和に
対する信念は揺らいでいると話しています。
一昨日は日経平均がバブル崩壊後最安値を記録する中、なかなか出口の
見えない状態。抜け出すにはまだまだ時間がかかるでしょうか?
彼の政策が間違っていたのかどうか、すぐには結論は出せないむずかしい
問題ですね。