オバマ氏が大統領に
2008年 11月 06日
変化を求める人が多かった表れなのでしょう。
初の黒人大統領。ただし、人種の問題は今回は以前ほどは問題に
ならなかったといわれます。アメリカの経済状況がとても厳しく、人種
の問題よりも、アメリカの国を立て直し、威信を取り戻し、改革をして
くれる人、それをしてくれそうな人ということで、オバマ氏が選ばれたの
だと言われます。
彼が言う、
白人のアメリカも、黒人のアメリカも、ヒスパニック系の
アメリカもない。あるのは、United states of America(アメリカ
合衆国;一つのアメリカ)だけ
というメッセージ。
アメリカはいろいろな人を受け入れながら、成長を遂げてきた国。
以前のブログにも書きましたが、ケニア出身の父親、白人の母親を持ち、
ハワイやインドネシアでも暮らしたこともあるオバマ氏のアイデンティティを、
一言で表現することはできません。ただ、彼という人物ががアメリカという国
を象徴しているようにも思います。
どの国の人か、人種は何かという出自よりも、「その人が誰なのか」、「何が
できる人なのか」、それが問われる時代になっていると思います。
大きな時代の変化が訪れている気がします。
大統領に就任するのは、来年の1月。
アメリカの経済状況がとても厳しい中で、課題は山積しています。
ただ、果敢に立ち向かってほしいと願っています。