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アマプロ株式会社代表 林正愛が日々感じていることをつづります


by りんちゃん

2008年 10月 22日 ( 1 )

リーマンブラザーズの始まった金融危機。世界的に株価が下がり、
世界大恐慌以来の危機と言われていますが、先週から今週にかけて、
International Herald Tribuneで、面白い記事を発見。
ご紹介します。

10月17日 Let's Get Real
今年のノーベル経済学賞を受賞し、ニューヨークタイムズのコラムニストを
務めているPaul Krugman 氏の記事です。
金融経済の危機の影響で、アメリカの小売業や製造業も売上が減少し、
深刻な事態になっている。救済には「待ったなしの状態」。
政府が積極的に介入し、公共投資を増やす経済政策を進めていかないと
主張しています。
(Krugman氏は民主党の支持者と言ってはばからず、ブッシュ
政権やグリーン・スパン氏には批判的です。)

10月17日 Buy American
世界第2位の大富豪で、投資家であるWarren E. Buffet 氏の記事。
今こそアメリカの株価を買うべきだと言い、彼自身は個人でアメリカ企業の
株を買っていると言います。彼の理論はとてもシンプル。

「他人が貪欲になっているときには警戒し、他人が警戒しているときには
貪欲になる」

彼は長期の投資家で、1ヶ月や1年先はわからないが、これから5年、
10年、20年後は必ず企業は最高益を更新する。20世紀には世界恐慌、
2回の世界大戦など多くのことがあったが、アメリカのDOWは、66から
11497に上昇した。長期的な視点に立てば、今は買うときだと言います。
説得力があるなーと思いました。

10月19日 The Great Iceland Meltdown
『フラット化する世界』を執筆された、Thomas Friedman 氏の記事。
アイスランドがこの金融危機の影響をもろに受けています。
人口30万人のアイスランドは、自国を維持するのが大変。2002年以降、
銀行の民営化を進め、金融政策を柱にして、大きな成長を遂げてきました。
インターネットで取引できる、5.45パーセントの金利がつく預金を設け、
ヨーロッパ中からお金を集めていました。
特にイギリスでは人気が高く、多くの富裕層がお金を預けていただけでなく、
公共機関や大学(ケンブリッジ大学も入っているそうです)などがアイス
ランドの銀行に資金を預けていていたのです。イギリスのブラウン首相が
激怒したと言われています。
ただ、金融危機が明るみになって以降、その銀行の取引が凍結され、
お金の引き出しができなくなっています。アイスランドの首相が援助を
お願いしていますが、ヨーロッパ諸国は消極的で、ロシアに歩み寄って
いると言います。
アイスランドという小さな国も、この金融危機の影響を受ける。
クレディ・スイスがカタールの資金提供を得たり、三菱東京UFJがJP
モルガンに出資したりと、グローバリゼーションは否が応でも押し寄せて
います。世界がつながっていく中で、多国間の外交と規制は「必要」と
いうものではなく、「欠かせない」と、警鐘を鳴らしています。

Krugman氏やFriedman氏は定期的にコラムを書かれていて、
興味深く読んでいます。どれも考えされられる記事でした。
これからどうなっていくのか、注視していきたいです。
by jungae | 2008-10-22 06:03 | そのほかの気になる記事