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アマプロ株式会社代表 林正愛が日々感じていることをつづります


by りんちゃん

2010年 07月 11日 ( 1 )

回り道をすることもときには大事かもしれません。

少し前になりますが、興味深い記事を見つけました。
History for Dollars(6月7日)というものです。

不況になると、文学や歴史について学ぶよりも、仕事により直結する
勉強(経営や会計や法律など)をする学生が増えます。今は不況期なの
で、この数年間は人文系の勉強をしようという学生は増えないと言われ
ます。実際に人文科学を過去30年間で50%減少してきました。

ただ、記事の筆者であるDavid Brooks氏は、このような経済の不況期
でも、歴史や英語や芸術を学ぶことはとても大切だと言います。

人文科学の勉強をするメリットは次のとおり。

①ものを読んだり書いたりする能力が高まる。どんな職業をしていても、
文章を読んでその意味をしっかりとくみ取れれば、大きなアドバンテー
ジになる。

②感情の言葉を理解できるようにもなる。
今は技術革新が進み、技術的に優れたものを作れる人はたくさんいる。
けれど、iPodのようなブランドを作れる人は少ない。ブランドを作る
には、人がどのようなものに魅力を感じるのか、ロマンスの言語を知ら
ないといけない。

③分析に役立つ資源を持つことができる。
人々は比較の中で物事を考える。ヘロドトスやギボン(歴史家)に
ついて学ばないと、比較ができなくなる。

④大きなつまらない話(Big Shaggy)に親しめるようになる。
過去100年くらいの間、人の行動を理解するためにいろいろなシステム
――経済学、政治科学、進化論――が考えられてきた。
しかし、そのどれも人の行動を明確に説明できるものではない。
なぜなら人はある形式いにはまらない感情や情熱を持っているから。
人は合理的に行動するとは限らない。大きなつまらない話(Big Shaggy)
によって歴史が大きく変わることが多い。Big Shaggyは、物語、音楽、
芸術、絵画、建築、風景、スピーチの形で表現される。

もちろん、経営や経済などを学ぶことも大切だが、人の心の訴えを理解
しておくことは、仕事、そして人生に大いに役立つはずだと言います。

少しむずかしい話ですが、私なりに解釈すると…

もちろん、やりたいことがあったら別ですが、
何をやりたいかわからない。とりあえず、就職したいから経営や会計
でも勉強しておくか、そんな学生が多く、大学側も資格が取れるみた
いなことを売りにして、学生を集めているところもあります。

もちろんその必要性は否定しませんが、ただ、人の根本を理解する
人文科学の勉強をしておかないと、人が本当に求められるものは作る
ことはできない、仕事で飛び抜けることはできないのだと思います。
人文科学を勉強しておくことで、人の感情の機微を知り、仕事に、
そして自分の人生に役立っていくのだと思います。

私自身はもともと経済には何も関心がなかったのですが、仕事を
通して触れる機会があり、興味を持つように。ただ、一方で学生
時代にしっかりと学んだことがなかったので(国際政治社会学
専攻でした)、学生のときに学んでおけばよかったと感じたこと
もありました。

この記事を読んで、もしかしたらそんな風に思う必要はない、
そのときに学んだ政治学や社会学の勉強は、今に活かされている
と思っていいのだと感じました。

回り道だと思うことでも、ときにやってみてもいい。
そこで学んだことが後々に生きてくるのでしょうね。
(ただ、人文科学を学ぶ学生を、就職の際に企業が適正に評価する
仕組みも必要なのかなーと思います。)

いろいろと考えさせられたのでした。
by jungae | 2010-07-11 08:43 | そのほかの気になる記事