アマプロ株式会社代表 林正愛が日々感じていることをつづります


by りんちゃん
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カテゴリ:NewYorkTimesの気になる記事( 165 )

東京が2020年のオリンピック&パラリンピックの開催地に決定し、とても
盛り上がっているようですね。
先ほどのブログに書いたように、香港の住まいでNHKが見られ、興奮を少し
感じられています。

ニューヨークタイムズに、速報ながらなぜ日本が選ばれたのか、紹介されて
いたので、ご紹介します。For 2020 Olympics, I.O.C. Picks Tokyo,
Considered Safe Choice
(9月7日)というものです。

東京を選んだ基本的な理由は、世界が過渡期を迎え、政治的にも経済的にも
不安定さが増す中で、「安全」な場所を選んだということ。
東日本大震災の影響で福島の原子力発電所が影響する環境問題は、トルコと
国境を接するシリアの紛争問題、最近のトルコ政府に対する市民の反対運動、
スペインの不況と高い失業率よりは、深刻でないと考えられたとも言えます。

東京は1964年にオリンピックを開催し、日本は冬季オリンピックを1972年に
札幌、1998年に長野、2002年には日韓共催でワールドカップを開催し、世界
的な大きな大会を開催できる能力があることは十分に示している。
伝統と安定を求めたとIOC次期委員長は言います。

一方でオリンピック委員会の中で、2016年にリオ、2020年に東京で開催し、
2024年にヨーロッパで開催したいという目論見があり、この結果になったと
いう見方もあります。

最終プレゼンでイスタンブールとスペインが指摘されたのがドーピングへの
姿勢。トルコとスペインはあまり積極的にドーピング禁止の活動を行ってお
らず、一方で日本はこれまでドーピングで引っ掛かった選手が1人もいない
というのが好印象を残したとも言います。

福島原発からの汚染水漏れに懸念は示されるものの、安倍首相が問題は
ないということを示したことで、オリンピック委員会は十分な説得力を感じた
とも言います。

いろいろな政治的な動き、流れがあり、今回決まったと言えますね。
賛否両論はあるものの、多くの人が日本にこれから注目していくのは事実。
しっかりと受け止め、いろいろな課題に取り組んでいく、課題先進国として
どのような道筋を描けるのか、見せるいいチャンスでもあると思います。
スポーツ好きな私としては、素晴らしい選手たちのプレイが見れると思うと
少しわくわくもします(現地で見られなくても、時差はあまりないはず?!)

香港にいながら、いろいろと感じたのでした。
by jungae | 2013-09-08 13:18 | NewYorkTimesの気になる記事
株価が乱高下しているものの、景気が回復しつつあると言われている日本。
安倍首相のもとで推進されているアベノミックスが好影響を与えている。
Paul Krugman氏が「日本がモデルになれる」と書いていたので、ご紹介
いたします。Japan the Model(5月23日)という記事です。

数世代前、日本は世界中から賞賛され、恐れされていた。
日本の経営の秘密を学びたいと世界中の人が考えていて、小説などで取り
あげられることもあった。しかし、その後日本は終わりのないスランプに陥い、
数人の経済学者以外は、世界の誰も関心を寄せなくなった。
ベン・バーナンキFRB(連邦準備制度)議長は興味を持ち続けた一人で、
日本の経済の問題を日本の無能と考えるよりは、われわれすべての人の
予兆と捉えた。大きく、裕福で、政治が安定している国がスランプに陥ると
したら、同じようなことが他の国にもおきるのではないか?
その可能性は十分にあり、実際に起きた。現在はわれわれは「すべて日本」
であり、今日本が実験していることが日本だけではなく、世界にとっても重要
である。

アベノミクスはインフレターゲットなど、さまざまな目標を掲げて進められて
いる。先進国で同じような試みをしているところはない。
アメリカでは、失業率が経済危機の前の4倍の水準だが、共和党は議論に
加わろうとせず、スキャンダルの話ばかりしている。ヨーロッパでも失業率が
一向に良くならず、各国の利害がぶつかり、政策を打ち出せずにいる。
その中で、日本はいち早くチャレンジしてみようとしている。

果たしてアベノミクスはうまくいくのか。
今の段階で判断するのは早すぎる。ただ、初期の兆候は良く、今年の最初
の四半期の経済成長率は高い。日本の株価も上がっており、円安は輸出
産業に追い風。長期金利の上昇の懸念はあるものの、今のところそれも1
%以下。株価の乱高下が少し気になりはするが、株価は昨年よりもかなり
高い。総じて、日本の経済を復興させようという努力は評価できる。
もしこのアベノミクスがうまくいけば、日本自身が回復できるだけでなく、
世界のほかの国々が無気力から脱する解決手段を得るかもしれない。
欧米諸国は問題を抱えているものの、それを解決しようとすらしない。
それは変わらなければいけないし、日本から変化を学べるかもしれない。

Krugman氏はとても辛口で有名で、いろいろと手厳しいので、これほど
日本をほめるのは珍しいのではないかと思います。
人口減少、少子高齢化などの問題にいち早く日本は直面しましたが、
今後先進国はあらゆる国がこの問題に対処しなければいけません。
アベノミクスに世界の人が注目している。
世界の人の薄れつつある日本への関心を呼び戻す機会にもなる。
「課題先進国」といわれる日本。
何かしら世界に示せたらいいなーと感じたのでした。

みなさんはどう思われるでしょうか。

*最初にあげた記事が「阿部首相」となっており、修正いたしました。
お詫び申し上げます。
by jungae | 2013-05-29 06:57 | NewYorkTimesの気になる記事
米女優のアンジェリーナ・ジョリーが両乳房を切除し、再建手術を受けたことを
告白し、とても話題を呼んでいますね。ニューヨーク・タイムズで実際に彼女が
書いた記事があったので、紹介します。My Medical Choice(5月14
日)というものです。

彼女の母親は乳がんと10年以上闘い、56歳の若さで亡くなりました。最初の
孫を抱くことはできたけれど、それ以外の孫を抱くことはできませんでした。
アンジェリーナ・ジョリーは、自分の子供たちと「母親の母親」(自分の母親)に
ついてよく話し、彼女が亡くなった原因となった病気について説明しようとして
いる自分に気づいたとか。子どもたちに心配しないで大丈夫よと答えていまし
たが、実はそれは間違っていて、自身が「BRCA1」という遺伝子を持っている
ことを発見したそうです。BRCA1は、breast cancer susceptibility gene
Iの略で、がん抑制遺伝子の一種ですが、それが変異することで最終的に乳癌
や卵巣癌を引き起こす可能性があるそう。彼女のドクターによると、乳がんを引き
起こす可能性が87パーセント、卵巣がんを引き起こす可能性が50%あるとか。

その現実を知ってからは、前向きに立ち向かい、リスクをできるだけ軽減する
ことを決め、両乳房の切除手術をすることを決意しました。乳がんの可能性の
ほうが高いため、卵巣がんのリスクよりもそちらを優先したそう(ただ、今日の
卵巣摘出手術も受けることが報じられていますね)。
4月27日までの約3カ月間、乳房切除、再建という手術を受け、無事に終え
ました(彼女は3カ月間のことを詳細にふり返っています)。

なぜ今このことを告白するのか。
ほかの女性たちが私の経験からなにか得られるものがあるのではないか。
「がん」という言葉を聞くと、人は恐怖を覚え、無力さんすら覚える。ただ、
今日は血液検査で乳がんになる可能性が高いかどうかがわかるし、それに
よって行動を起こすことも可能になると言います。
乳房切除の手術はたやすいことではなかったけれど、その決定をしてよかっ
たということを伝えたい。この切除によって87%から5%に乳がん発症の可能
性が低下し、子どもたちに、乳がんで私がいなくなるということを心配する必要
はないと言えるようになり、小さな切り傷以外は何も変化はなく、他は今までの
ただの「ママ」と同じ。私が子供たちを本当に愛しているということ、できる限り
長い間、彼らが必要とすることをするということを子どもたちはわかっています。
個人的には女性という感覚は全然減っていないし、私の「女性の部分」を低下
させない決断をしたことにエンパワーされたとか。

一方で、とても協力的なパートナー、ブラッド・ピットがいたことはとても幸運だ
たと言います。手術を受けている間常に横にいてくれ、一緒に笑ったりもした。
家族にとって一番いいことである、家族の絆が深まるということを信じていて、
実際にそうなったと言います。

このストーリーを聞いて少しでも多くの人がオプションがあるということに気づ
いてほしい。家族で乳がんや卵巣がんの経験者がいるのであれば、情報を
えて、その情報に基づいて自分で判断できるようになってほしいと言います。
私がとった選択肢以外の方法を推奨する医師がいることも重々知っています。
私の養生法については、Pink Lotus Breast CancerのHPで情報が公開
される予定で参考にして欲しいし、他の女性に役立つものになるといいと
思っています。

WHOの調査によると、毎年458,000人が乳がんで亡くなっていて、主には
中から下位の所得の国々です。アメリカでBRCA1やBRCA2のテストを受け
るコストは3,000ドルもし、それが多くの女性にとって障害となってもいます。
人生には多くのチャレンジがあるが、怖がるべきではないのは、自分が受け
入れ、立ち向かっていけることです。

なんだかまたもや羅列になり、ごめんなさい。
できるだけ彼女が言っていることをわかりやすく、忠実に伝えたいと思い
ました。

彼女の意見にいろいろと賛否両論が起きています。
Jolie’s Disclosure of Preventive Mastectomy Highlights Dilemma
という記事では、初期の段階でやる必要のない乳房切除を推奨することになる
のではないかという懸念が示されたり、検査に3000ドル払えない人も多く存在
すると指摘しています。

裕福で金銭的に恵まれていてこのような手術を受けられたのも事実。
ただ、彼女が子供たちとできるだけ長い時間を過ごしたいと思ったからこそ
今回の決断をし、パートナーも家族もそれをサポートし、家族の絆が深まった
ということには、はとても心が打たれました。
「人生はチャレンジングであるけれど、前向きに立ち向かわなくてはいけない」
力強さを感じ、元気づけられる人も多いのではないかと感じたのでした。

みなさんはどう思われるでしょうか。
by jungae | 2013-05-17 07:11 | NewYorkTimesの気になる記事
新年度がスタートし、新入社員が入ってきた職場も多いでしょうか。
大学院では、新卒の友人たちが就職活動をしています。景気に左右される
就職活動。しかし、仕事がなければ、作ればいい。ニューヨークタイムズで、
トーマス・フリードマン氏が興味深い
記事を書いていたので、ご紹介いたします。
Need a Job? Invent It(3月30日)というものです。

ハーバード大学の教育スペシャリストのTony Wagner氏は、自分の
仕事を「二つの敵対する種族―教育の世界にいる人とビジネスの世界
にいる人―の翻訳家」の翻訳家である」と説明しました。
現在の社会には、高給をもらいながらミドルレベルの仕事して、ミドル
クラスにいられることはむずかしくなっている。高給でハイレベルの仕
事しか残っていない。つまり。より多くのスキルが必要か、世界の他の
人よりも早くできる仕事。教育の現場でも、子どもたちがinovation
ready(イノベーションの用意ができている)状況にしなければいけない
と言います。それは、やることに何か価値を追加できることである。

知識はすぐにインターネットで探すことができる。知っていることよりも、
それを使って何ができるかが大切。イノベーションを起こせる可能性―
問題を創造的に解決し、人の生活に新しい可能性をもたらせることが
必要です。あるエグゼクティブは、「何をやるかは教えられるけれど、
どう考えるか、適切な質問をして、イニシアティブを取ることを教える
のはむずかしい」と言います。

これまでの多くの人にとっては仕事は「探す」ものでした。
しかし、これからの子どもたちは仕事を「作る」ことが求められます。
仕事を見つけられる人もいるかもしれませんが、それでも世界が
すごいスピードで変化する中で、一度得た仕事を常に作りなおし、
リエンジニアリングし、再想像することが求められます。

そこで今教育で求められているのは、子どもたちにモチベーション
を持たせ続けること。そのために教室でできることは、遊び(play)、
情熱(passion)、目的(purpose)を持つこと。
先生たちは、学生のコーチになるべき。学生は自分の関心の分野
を広げながら、常に新しいスキルを学び続けること。
この分野ではフィンランドはとても進んでおり、事実よりもコンセプト
や創造性を学び、自分の関心のある分野の選択科目が準備されて
いる。ただ、宿題はほとんどなく、テストもない。

およそ100年前に、産業経済に対応するために教室を使う学校シス
テムができ、工場学校をできあがりました。100年がたち、そのシス
テムを今変える必要がある。モチベーションを保ち、イノベーションを
起こせる人材を育てる場に再創造しなければならない。

やはり、100年前にできた教育システムが大きく変化を遂げるべき
時期にさしかかっているなーと感じました。
私の大学院では「どうしたらイノベーションを起こせるか」、日々議論
をしていますが、むずかしさも実感。ただ、やはりこれまでとは違う
仕事、そしてやり方、創り方が求められる時代。
自分の子供たちも見ながら、模索しなければと思っています。
みなさんはどう思われるでしょうか。
by jungae | 2013-04-08 07:19 | NewYorkTimesの気になる記事
こんにちは。東日本大震災から2年ですね。
あらためて心よりご冥福を祈りたいです。
忘れずに、何ができるか考えていきたいと思います。

先日Yahooが自宅での勤務を禁止するという方針を出したということを
ご紹介しました(こちらです)。
その後、かなり議論を呼んでいるようで、興味深い記事が載ったので、
ご紹介します。
Yahoo Says New Policy Is Meant to Raise Morale(3月5日)です。

昨年Marissa MayerがCEOに就任して会社に出社したとき、Google
では見たことのないある光景に驚いたとか。それは・・・
==
駐車場が空で、机にほとんど誰もいなかったこと
==
です。
できるだけ少ない時間働き、早くオフィスを出る人が一定数いたとか。
そして、200人くらいの人が会社にまったく出社せず、完全に自宅で仕事を
していることを知りました。かれらは Yahooからお給料をもらっているもの
の、会社の仕事をしている人は数人で、自分の会社を立ち上げて人もいたと
か。

これらの状況をかんがみて、今回Marissa Mayerは、Yahooの自宅勤務
(work-at-home)ポリシーを禁止し、イノベーションとコラボレーションの文
化を作り出すため、オフィスに来るように命じました。
これは全米、全世界で議論を呼び、バージン・グループのリチャード・ブラン
ソン氏は大きく異議を唱えています。

テクノロジーの世界では、「Yahooで働いていたというのは失敗だった」と
最近言われると、元Yahooの幹部や語っており、彼女はYahooをもう1度
クールでトレンディーな場所にしたいと考えていると聞いたと言います。
Marissa Mayerの結論では、そのためには、人々がその場にいないと変え
ることはできず、今回の方針の転換にいたったとか。
Yahooが言っているのは
==
この方針は自宅勤務に関する産業全体の見方ではなく、Yahooにとって、
今まさに正しい(必要な)こと
==
だということ。

これに追随する動きを見せる企業もあり、業績が思わしくないBest Buy
もこの方針を打ち立てたとか。

Yahoo社内でも大きな議論を呼んでいるものの、実際には基本的には
会社にまったく出社しないで自宅でフルタイムで200人のみが対象となる
とか)。
Morale(士気)が今は最低。それが根本的な問題で、それはここ数年
積み重なってきてしまった。それを解消するには、会社に来て顔をあわ
せてコミュニケーションをすることが大切。実際に、この方針以外にカフェ
テリアを無料にしたら、多くの人が足を運ぶようになり、いろいろなアイデア
を話すようになり、それこそがMarissa Mayerが望んだこと。
自宅禁止の方針はYahooの今の段階では必要なステップだと言います。

士気を高める。そんな根本的な問題を解決するには、やはり顔をあわせて
話すことが重要でしょうか。いろいろ議論はありそうですが、考えていくべき
ことだなーと感じました。

みなさんはどう思われるでしょうか。
by jungae | 2013-03-11 07:35 | NewYorkTimesの気になる記事
ワークライフ・バランスが叫ばれる中、自宅で働ける環境を整える企業も多いと
聞きます。ただ、Yahoo(アメリカ)が自宅での勤務を禁止することを決めたとか。
ニューヨーク・タイムズで興味深い記事を見つけたので、ご紹介します。
Yahoo Orders Home Workers Back to the Office(2月26日)という
ものです。

ヤフーの売り上げが伸びない中、昨年Googleで働いていたMarissa Mayerが
CEOに就任しました。彼女はYahooを改革すべく、社員に対して食事や新しいスマ
ートフォンを無料で配るなど、Googleで学んだことを活かしながら、改革に取り組
んでいるとか。

その中で、新しい動きを始めました。それが、「work-at-home」(自宅勤務)ポリ
シーをやめて、全員がオフィスにきて働くことをしたことです。
従業員同士が顔を合わせてインタラクションする(交わる)ことで、コラボレーション
の文化が生まれるといい、これはGoogleでも採用されている方法だとか。

このことによってYahooはアメリカの職場の問題、「自宅で働いたり他のフレキシ
ブルな働き方を採用することで、生産性が増すのか、それともイノベーションや
コラボレーションを阻害するのか」に一石を投じたことになります。アメリカでは、
Booz Allen HamiltonやZapposなどフレキシブルに働けることを売りにして、
有能な社員の獲得やつなぎとめができているという面もあります。ただ、一方で、
フレキシブルな働き方で有名だったバンク・オブ・アメリカが、ある職種の人には
オフィスにきて働くことを要求するようになった動きもあるとか。

研究によると、自宅に働くことで、
-生産性は増す(more productive)が、
-イノーベーティブになりにくくなる(less innovative)
とか。
サンフランシスコ州立大学のJohn Sullivan教授は、「イノベーションを望むなら、
インタラクションが必要で、生産性を望むなら、自宅で働くようにする」と言います。

フレキシブルに働けるというのの恩恵を受けているのは、女性が多いように思い
ますが、US Bureau of Labor Statistics(アメリカ労働統計局)によると、
フレキシブルな働き方をする男性と女性の数は変わらないとか。調査によると、
アメリカで働く24%の人が、毎週ある一定時間自宅で働いているとか。

実際に顔を合わせ、立ち話の中でセレンディピティが生まれ、新しい発想、
イノベーションへとつながっていく。そのように考える企業も増えているのも
事実。マリッサ・メイヤーはヤフーの文化を変えたいと取り組んでいるもの
の、果たしてどうなるか。

生産性を取るか、イノベーションを取るか。
ゼロサムではないような気もしますが、やはり深く関係しているかもしれない
なーとも思います。
企業がどちらを選択するか、というのもあるでしょうか。

みなさんはどう思われるでしょうか。
by jungae | 2013-03-01 07:42 | NewYorkTimesの気になる記事
ロボットは人間にとって代わるのか。
少し前ですが、ニューヨークタイムズのコラムニストのThomas Friedman
氏が興味深い話を書いていたので、まとめてみました。
I Made the Robot Do It(8月25日)というものです。

Friedman氏は先日これまでにやったことないことを体験しました。
ボストン空港で行われた"Rethink Robotics"というデザインワークショップ
に参加し、小型機械をある場所から別の場所に移すというシンプルな作業をする
ロボットのプログラミングをしたとか。
ちょっとレッスンを受けただけで、簡単に動かせるようになります。
ここに革命の可能性があると言います。
大きな会社だけでなく、小さな会社でも安くこのようなロボットが手に入り、
家庭でも使うようになるだろうと言います。

このRethinkデザインチームには。オーストラリア、インド、スリランカ、
ポルトガル、イギリス、中国など世界のいろいろな国から多くのエンジニア
たちが集まり、構成されています。ものはアメリカで作られているけれど、
才能は世界中から集まっています。
「アウトソーシング」という考え方はありません。今日のつながった世界
(hyper-connected world)には、inやoutという考え方はなく、
“good, betterand best"という考え方しかありません。

Rethinkの創設者でオーストラリア人のRodney Brooks氏は言います。
「PCが労働者にとって代わらず、新しいことをするのに役立ったのと同じく、
ロボットも人の仕事を奪うわけではありません。人の仕事のやり方を変える
のです。」
PCが秘書の仕事を奪ったわけではなく、秘書の仕事の仕方を変えたのです。
「ロボットは働き手の延長にあり、取って代わるものではない」という専門家も。

Friedman氏は言います。
実際のところはPCはある種の仕事は奪った、特にスキルの低い仕事は奪い
ました。ただし、よりスキルの求められる仕事を作った。悪い仕事はなく
なり、よい仕事が残った、とも言える。
その世界はよりスキルが必要だし、クリエイティビティが必要である。ただし
それと同時に求められる人数は少ない。

このような変化は、人間は19世紀後半から20世紀前半に農業経済が産業経済
に取って変わられたときに経験している。今はそれと同じくらいの大きな革命
が起きている、新しい産業、新しい仕事、新しい生産性のツールが求められて
いると言います。

ロボットと人間。
人間が作ったロボットに仕事を奪われるのか。
いや、仕事のやり方、生き方を変えなくてはいけない。
本当に大きな革命の時代に生きているのだなーと感じたのでした。

みなさんはどう思われるでしょうか。
by jungae | 2012-09-12 07:23 | NewYorkTimesの気になる記事
「お金がたくさんあったら」とつい思ってしまうことがありますが、
いったいいくらあったら、幸せになるのか。
少し前ですが、興味深い記事をニューヨークタイムズにて見つけたので、
ご紹介します。“Don't Indulge. (のめりこみすぎるな)Be Happy!"
(7月7日)というものです。

幸せになるためには、いくら必要ですか?
多くの人が今持っているお金に満足していません。だからこそ、職場で
昇給を要求するし、当たる確率はほんのわずかなのに、宝くじを買った
りします。

「お金で幸せを買えない」という話は長い間議論されてきましたが、
収入と幸せには測ることのできる関係があることがわかってきました。
当たり前ですが、やはり生活水準が高い人のほうが貧困で暮らす人より
も幸せなのです。

ただし、ある快適な水準(Comfortable standard)に達すると、
お金が増えても、幸福度が増えないというデータがあります。
Gallup社の50万人を対象にしたデータを利用したプリンストン大学の
調査によると、アメリカではその水準は年収75000ドル(約600万円)
くらい。75000ドルを超えると、お金が増えても、幸せ度は増えません。

ならば、なぜ人々はこの収入レベルに達しても、一生懸命働いてお金を
得ようとするでしょうか。1つにはお金と幸せの関係について誤解をして
いるから。年収が25,000ドルから55,000ドルになったら、幸せが倍に
なると考えるから。しかし実際は、55000ドル稼ぐ人は、25,000ドル
稼ぐ人よりも9%しか幸福度は増えませんでした。

それよりもはるかに大切なのは、お金を使って何をするかということ。
宝くじと100万ドルあてた人が3人いたと仮定します。
①そのお金を使って自分がそれまでにほしかったものをすべて買う。
②銀行に預けて、特別な時に少しずつ使っていく。
③全てをチャリティに寄付する。
多くの人が①の人のように行動しますが、②や③の人のほうが、
幸せ度は増します。

お金をたくさん手に入れると、自分がほしいものにお金を使う傾向が
ありますが、この傾向はお金を幸せに変えるのには役立ちません。
20ドルの入った封筒を道端で受け取ったと想像してください。
それを自分のために使うか、他の人のために使うか。調査によると、
他の人のために使ったほうがはるかに幸せ度が増したのです。

いくら持っているかではなく、それをどう使うかのほうが、幸せ
を感じるかどうかには重要。

こういう議論はちょこちょこ聞いたりしますが、お金をどう使うか、
やはりとても大切なのだなーと思いました。
(その点はあまり教育受けていない気もしますが。)
自分のためにはある程度使うべきですが、一定の水準に達したら、
何か他の人のために使う、その視点を持っていけたらと思います。

みなさんはどう思われるでしょうか。
by jungae | 2012-07-18 07:06 | NewYorkTimesの気になる記事
アメリカで女性はすべてを手に入れられるか、という議論がとても大きく
なっているそうです。
というのも、プリンストン大学教授で、米国務省でヒラリー・ロドハム・
クリントン氏の補佐官を務めたAnn-Marie Slaughter氏が、Atlanticと
いう雑誌で「なぜ女性はすべてを手に入れられないのか」という記事を
書いたからです(記事はこちら)。

彼女の夫は協力的だったものの、ティーンエージャーの息子がいろいろ
問題を抱え、国務省に18カ月務めたのに、やめて子育てに専念すること
を決め、女性はまだすべては手に入れられない」と書いたのです。
彼女は、職場や社会がワーキングマザーをサポートしていないとのこと。

これに反論しているのが、FACEBOOKでザッカーバーグ氏の右腕で、
COO(最高執行役員)を務めるSheryl Sandberg氏。2人の子供を
育てる彼女は、女性はもっと積極的に自己主張し、家庭の仕事をちゃ
んとシェアできるライフパートナーを見つけ、昇進や成功を果たすべ
きだと言います。(その記事はこちら

その他にもいろいろな記事などで議論を起こしいるよう。
○Slaughter氏のケースは一つの例にすぎない
○子供に問題があると、いろいろと苦労することはある
○女性に母性本能があり、ビジネスでの成功や昇進を求めないこともある
○ワークライフバランスはみんなギリギリのところで保っており、
とらえどころがない。

ワーキングマザーの話はどの国でも同じな部分があるなーと感じ
ました。

そういえば、今日経の私の履歴書で慶應義塾大学名誉教授の米沢富美子
さんの話が掲載されていますね。いろいろな研究発表をし、業績を残し
ながら3人の女の子を育てたと言います。本当にスーパーウーマンだなー
と思います。

この問題は答えがないし、人によって考え方が違うかもしれませんが、
確かに子供が体調を崩したり、問題を起こすこともよくあります。
悩みは尽きませんが、サポーターをたくさん見つけて、やっていく。
今のところは私はそんな感じで、かなり危ない橋をわたりながら、
ギリギリのところでやっている感じです。

みなさんはどう思われるでしょうか。
by jungae | 2012-06-28 07:20 | NewYorkTimesの気になる記事
グローバルな経験のある日本人を日本企業はなかなか採用しない?!
そんな興味深い記事を見つけたので、ご紹介します。
Young and Global Need Not Apply in Japan(5月29日)という
ものです。

Oxford大学で応用統計学を学ぶRonan Satoくんは生まれた日本で
働きたいと思っていました。しかし、海外で学ぶ日本人をターゲット
にしたキャリアツアーに参加しましたが、日本の産業界は自分を求め
ていないことがわかりました。ボストンで昨年11月に行われたフォー
ラムに参加し、日本の金融機関の人と会ったものの、東京での面接に
こなければ、採用することはできないと言われました。結局、日本で
はなく海外の企業から3つの内定をもらい、東京のイギリスの銀行で
勤めることが決まりました。

「日本の企業で働く経験がほしかったのですが、彼らは慎重でした。
日本の企業はグローバルな才能を本当に欲しているのでしょうか。
彼らはそれほど真剣ではないと私は感じました」と彼は言います。

日本企業は長い間、欧米で教育を受けてきた日本人を採用すること
に慎重でした。しかし、彼らを受け入れないことは問題で、日本が
グローバル経済の中で地位を失うのではないかと、批判をする人も
います。

「日本の企業は素晴らしい海外の才能を得る機会をみすみす逃して
いて、それは自分の責任である」と東京でコンサルティング会社を
経営する男性は言います。

ある留学生は、東京で行われたインタビューで、「笑いすぎる」と
言われたそう。また、ある人はリクルーターから「Over Spec」、
エリートすぎて向かない、すぐに転職してしまう感じがするとも
言われたそうです。

ある100社を対象にした調査によると、海外で学んだ日本人を
採用するという会社は4分の1以下で、1000人以上の大企業でも
海外で学んだ日本人がほしいという企業は40%以下でした。

一方で日本では新卒採用の際に年齢を問われます。30歳でMBA
を取得して戻ってきた学生は、年を取りすぎていて、日本の企業
では見向きされず、アメリカのプルデンシャル生命の日本法人に
就職が決まったとか。
日本では「海外で勉強するのに時間を割くと、就職活動に遅れる」
という意識があるようです。

全てがこの状況に当てはまるわけではなく、海外で学んだことが
ある学生をうまく活用している企業もあるかと思います。
ただ、このような思いをしている人がいるとしたら、少し悲しい
現状だなーと思いました。

グローバル時代と言われ、グローバル化しなければと言いつつ、
海外で学んでいる日本人を評価しないとなると、才能をみすみす
逃している気もします。

変革には時間がかかるけれど、少しずつ改善していってくれたら
と思いました。
みなさんはどう思われるでしょうか?

ちなみに、実はこの記事は私自身興味深く読んでいたのですが、
来週から始まる石倉洋子先生の朝の集中コースで最初に議論する
ので、読んできてほしいと、課題になったものです。
みんなでどんな議論があったか、またご紹介できたらと思います。

6月がスタート。よい1日を過ごされてください。
by jungae | 2012-06-01 07:07 | NewYorkTimesの気になる記事