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アマプロ株式会社代表 林正愛が日々感じていることをつづります


by りんちゃん
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カテゴリ:NewYorkTimesの気になる記事( 165 )

大きな中国市場を狙う、海外の車メーカー。
しかし、そこでブランドを確立するのはなかなか大変なようです。
興味深い記事を見つけました。In China, Car Brands Evoke
an Unexpected Set of Stereotypes
(11月14日)です。

海外の車のメーカーが中国に進出したから30数年。
その中で、海外の車にはいろいろなステレオタイプなイメージを
持たれています。

独メルセデス・ベンツは退職者が持つものと思われています。
一方で、アメリカのGMがつくるビュイックは高級車として人気を
博しています。
独アウディが出すAudiA6は、政府の官僚など特権階級が持つもの
というイメージがあるそうです。

中国の車の売上は年30パーセントずつ伸びています。米国内の
車の売り上げをすでに抜いたとか。昨年だけで、1380万台の
車が売れました(米国は1160万台)。
海外企業でジョイントベンチャーで中国内で作られた車が、
64%に達すると言います。

中国市場の低所得層の車はCheryなどの中国メーカーが大半を
占めていますが、少し裕福になった人たちは、外国メーカーの
車を買い求めます。
「市場が浅いため、ブランドや車の“顔”はとても大切」と
ある専門家は語ります。

アウディが官僚のイメージを持つのは、1988年にジョイント
ベンチャーとして中国に一早く進出し、地位を確立してきた
から。それに対して、BMWは15年遅れの2003年に進出。
その期間のアドバンテージがあるのではないかと言います。

BMWは一方である若い裕福な女性が、2003年にBMWに乗
っていたときに、貧しい男性をひいて殺してしまったという
事件が起こり、貧富の差が話題になり悪いイメージを持つ人
が増えたそうです。「BMWでなかったらこれほど問題では
なかったかもしれない」とある人は語ります。
ただ、そうは言いつつも、BMWは2011年の上半期で
121,614台を売りました。それは世界の売上の27%を
占めるとか。
(ビュイックは2010年に55万台を中国で売りました。
アメリカの販売の3倍。)

大きなマーケットの中国をめぐってくる広げられる攻防。
ブランドをどう打ち出すか。
課題なのだなーと感じたのでした。

みなさんはどう思われるでしょうか?
by jungae | 2011-11-18 08:15 | NewYorkTimesの気になる記事
学校にコンピューターは必要か。
アメリカのITの聖地と言われるシリコンバレーで、コンピュータ
ーをおかない学校が人気を集めているそうです。
A Silicon Valley School That Doesn’t Compute(10月22日)という
記事です。

eBayの最高技術責任者を始め、GoogleやApple、Yahooの社員が
子どもたちに行かせている学校があります。
Waldolf School of The Peninsulaという学校。
ただし、その学校には、ハイテクなものはなく、あるのはペンと紙、
針、そして泥。コンピューターもなければスクリーンもありません。

全米の多くの学校がコンピューターを導入しようと躍起になる中で、
ある政治家はこのようなことをするのはばかげているという人も
います。
ただ、一方で、ITのメッカと言われるシリコンバレーで、
親や教師はあることを感じています。
「コンピューターと学校はミックスしない」

Waldorf School of the Peninsulaは、身体を動かす活動や手を使う
ことで創造性を養っていくことに力を入れています。このやり方に賛同
する人は、コンピューターは創造的な考えや動き、人との交流をサポート
するものだと考えています。
「ipadのアプリで子供たちに読んだり計算したりするのをよりうまく
教えることができるという考え方はばかげている」という親もいます。

この学校に子供を行かせている親の4分の3は、IT業界に何かしら
関わっている人だと言います。
卒業生たちはどうかというと、1994年から2004年に卒業した人たちを
見ると、94%の人が多くの有数な大学に進んだ人も多いとか。
(比較的裕福で教育熱心な環境で育っているので驚く数字ではありませんが。)

「教えることは人との体験。本を読んだり、計算をしたり、考えを養う
際には、テクノロジーは邪魔することもある」とある教授は言います。

「文字がうまく書けないので繰り返し書いて練習する。コンピューターは
文字がいつも一緒だからそれはできない。紙に書くことを学んでおけば、
コンピューターが壊れても文字を書くことができる」
とお父さんがGoogleで働く10歳の男の子はいいます。

興味深いですね。
教育現場のコンピューター、どう活かすのか。
(シリコンバレーでアナログがいいと言っているのが、少し面白いとも
思いました。)

教育は人対人、人とのふれあいを大切にしたいということもあるでしょうか。
一方で文字を覚えたり、計算をするのは、鉛筆やペンを使って書く方が
効果があるのではないかとも思います。


私自身はそれぞれの良さを認識しながら、うまく組み合わせていけるのが
いいのかなーと思ったりします。
(最初に覚えるときは、紙に書く、復習にはコンピューターを使うなど。)

それにしても私たちが小さい頃よりは、大幅に状況が変わっているのだなー
と感じます(私の携帯やipadで嬉々として遊んでいる子供を見ながら思い
ます)。

みなさんはどう思われるでしょうか?
by jungae | 2011-10-27 07:54 | NewYorkTimesの気になる記事
世界に大きな変化が訪れていて、それをどうとらえるべきか。
ニューヨークタイムズで、コラムニストのThomas Friedman氏が
興味深いことを書いていたので、ご紹介します。
Something's Happening Here(10月11日)という記事です。

チュニジアやエジプト、そして今はアメリカのウォールストリートで
大きな暴動が起きている。世界的に何かが起きており、それを定義する
必要があります。
この流れを「大崩壊(The Great Disruption)」と見るべきか、
「大転換(The Big Shift)」と見るべきか。

オーストラリアの環境活動家で“The Great Disruption”という本の著者の
Paul Gilding氏は言います。
これらのデモは現在の成長にとりつかれた資本主義システムが限界に
達していて「世界は統合されたシステムになり、暴動や金融危機、
不平等や経済や環境問題は単独の問題ではない。我々のシステムが
崩壊しつつある」
裕福な人はどんどん裕福になり、大企業は莫大な利益を出している。
一方で一般の人は一生懸命働いても相応の見返りを得られず、一生懸命
勉強しても職を得られない人がたくさんいる。

一方で、『プルの哲学』を記した、John Hagel III氏は、我々は
グローバリゼーションやIT革命によって「大転換」の初期段階にあると
指摘します。
初期段階には、「大転換」は大きなプレッシャーとなり、パフォーマンス
を悪化させたり、ストレスが増大することがあります。なぜなら、機能し
なくなりつつある組織や慣行がある中で進まなければいけないから。
そこには、抗議活動が起きても驚くことではない。
しかし、「大転換」はアイディアやイノベーション、新しいコラボレー
ションの可能性や新しい市場の機会などの世界的な流れを引き起こす。
この流れはより豊かに早くなり、この流れを生み出すことが、成長や
繁栄のカギになる。
「流れに勢いが出てきたら、過去に安全や富を生み出していた貴重な
知識のストックを衰えさせる。一緒に協力することでより早く学ぶこ
とができ、個人のレベルでも集団のレベルでも潜在能力を引き出すこ
とができる。より広い範囲の流れに加わることで可能性が広がっていく。
これが『大転換』のエッセンスである」

フリードマン氏は言います。
企業は安いソフトやロボット、労働力をこれまで以上に手に入れられ
るので、食を持つには才能が必要である。
ただ、一方で、個人に目を向けると、世界のどこにいてもこの流れに
加われる。アフリカの小さな町でもスタンフォード大学の授業が受け
られるし、世界中の人とコラボして会社を興すこともできる。
これまで以上に問題は多いけれど、その問題を解決できる人もこれ
まで以上に多い。

「大崩壊」か「大転換」。2つの考え方があるが、どっちをとるか。
Gilding氏は実は楽観主義者で、この崩壊を乗り越えれば、新しい
機会が生まれ、変化した経済や社会的が変化が起こると言います。
Hagel氏も楽観主義者で、「大転換」は大きな打撃を引き起こすも
のの、より多くの人がかつてないほどのツールや才能を持つことを
可能にしているといいます。

フリードマン氏自身はGilding氏の指摘を心にとめておきつつ、
いまを「大転換」としてとらえたい、決めるのはあなただと
締めくくっています。

少しむずかしいけれど、面白いなーと思いました。
大きな変化が起きつつあるのは肌で感じます。
それをどうとらえるか。

最近感じるのは、いつの時代も「もうだめだ、どうにかしなければ」
と言われてきたのではないかということ。
(以前読んだ「現代語訳 学問のすすめ」(齋藤孝著)という本の最初に、
1970年初めの日経の記事が紹介されていましたが、そこにも
危機をおおるような記事が載っていて、現在のことを言っている
ようにも感じました。)

その中で、大きな世の中の変化が生まれ、歴史が刻まれてきたの
のではないかと思います。

「大転換」
私もそんな風にとらえつつ、世の中が今後どうなるのか、自分が
何ができるのか、考えていきたいと思ったのでした。

みなさんはどう思われるでしょうか?
by jungae | 2011-10-21 06:50 | NewYorkTimesの気になる記事
スティーブ・ジョブス氏が亡くなり、大きく報じられていますね。
AppleのCEOを退任される際に1度ブログで紹介しましたが、
またニューヨークタイムズで興味深い記事が出ていたので、
ご紹介します。

Apple’s Visionary Redefined Digital Ageという記事では、次の
ように書かれています。
○ジョブス氏は自分のことを、エンジニアやソフトウェアプロ
グラマーやマネジャーとは考えず、テクノロジーリーダーと
考えていた。ベストな人を選び、彼らを激励し、最も良い
製品を作らせた。
○産業界の中ではアウトサイダーだと考えていて、伝統的な
モノを嫌う傾向があった。世の中が機械に番号をつけていた
時代に、Appleというフルーツの名前をつけたのはそれを
表している。
○iPadを発表した際に、マーケットリサーチをしたか、という
問いに、「何も。自分が何がほしいかを知るのは消費者の
仕事ではない」と言い切った。

What Steve Jobs Understood That Our Politicians Don’t
という記事には次のように書かれています。
ジョブス氏は、アメリカ人がかこの時代の大きな組織や
中央集権化された意思決定を嫌うようになり、テクノロジー
が伝統的な職場や物理的な市場の限界からアメリカ人を開放
すると、直感的にわかっていたと言います。
“Think different”という言葉がそれを表している。
世の中が個人の選択が重視される時代に突入し、Appleは
ものをつくる製造業という立場だけでなく、コミュニティ
のようなものを提供していたと言います。

その他いろいろな記事で紹介されていました。
いずれにせよ、1人の経営者の死去がこれほど大きく報じら
れたことを見たことがありません。
本当に大きな功績を残した人なのだなーと思います。

スタンフォード大学でのスピーチで語ったこととして
よく知られていますが、
Stay Hungy, Stay Foolish
いくつになっても大事にしていきたいと思います。

心よりご冥福をお祈り申し上げます。
by jungae | 2011-10-07 07:57 | NewYorkTimesの気になる記事
世界を震撼させた9.11から10周年。
テレビなどでもいろいろと報道がされていますが、ニューヨークタイムズの
コラムニストのThomas Friedman氏が興味深いことを書いていたので、
ご紹介します。The Whole Truth and Nothing But(9月6日)です。

今、独裁者も民主主義も危機に立たされている。

独裁者はなぜ危機に立たされているのか?
独裁者が生き残れるのは、彼らが嘘を言い、情報を統制するから。
しかし、今回リビアでは、人々が携帯を持ったことで情報に触れ、
嘘がばれて、独裁者が駆逐されようとしている。

民主主義はなぜ危機に立たせれているのか?
EUは、何の痛みもなく、統一通貨を持ちながらそれぞれの国で財政を
管理できる、という嘘に基づいて作られた。
アメリカの大統領も人々に真実を言わない。
「回復」はもうすぐそこで、今は普通の不景気と変わらないと言う。
ただ、実は今は普通の不景気とは言える状況ではなく、痛みを伴わ
ない解決策はなく、「犠牲」が必要。国民もそれをわかっている。
ただ、政治家はだれ一人として「犠牲」という言葉を使わない。

9.11以後にアメリカが行ったことと、冷戦のときにアイゼンハワ
ー大統領、そしてその後に続く大統領たちが行ったことを比較すると、
その違いが浮き彫りになる。

アイゼンハワー大統領やその後の大統領は、冷戦やソ連という脅威
を、国内では厳しいことを強いながら、さらに大きなことをする―
国家をを建設し、強くするために利用した。

9.11以後、ジョージ・W・ブッシュ大統領が行ったことは、税金を
下げ、2つの戦争を始めたこと。戦争のお金は税金では賄われず、
他にまわっていたお金からねん出された。

今こそオバマ大統領は、真実を語らないといけない。
私たちが大きな問題に直面し、この停滞から抜け出すためには、
何が本当に必要なのか、真実を言わなければいけない。

あれから10年なのですね。
その日はちょうど家にいて、あの光景を生でテレビで見たのを記憶して
います。

よく言われることですが、あれからやはり世の中が変わったかもしれ
ないですね。アメリカという国も大きく変わったでしょうか。
どこか大きな大国一国が、地球を救うというのはむずかしい時代かも
しれません。

これからがどんな世界になるのか。
自分が何ができるのか。
少し考えてみたいと思います。

今週から1週間、がんばってください。
by jungae | 2011-09-12 06:21 | NewYorkTimesの気になる記事
レストランでチケット制を導入し、大成功を収めているお店が
シカゴにあるとか。少し前ですが、ニューヨークタイムズに
載っていたので、ご紹介します。
Now Appearing in Chicago, a Restaurant in Footlights(8月
16日)という記事です。

シカゴにある、Nextというレストランは大成功を収めています。

ある夜のこと。
タイ風のキャラメルソースが絡んだ魚にグリーンパパイヤサラダ、
パッタイ(タイ風焼きそば)。お客さんは思う存分に堪能。
ところで以前来たときは何を食べたっけ? 
パリのトゥールダルジャンスタイルのフレンチだったかしら?
お客さまはそんなことに思いをはせながら、そのまま席を後にする。
支払いをせずに。

Nextでは、サービスは劇場。Nextは予約を受け付けていません。
ただし、チケットを買うことができます。料理は1年に4回変わります。

パリのリッツで働いたDave Barenというシェフが、パートナーと
いっしょに4月にNextを開業。良いシェフだったら、いつでも、
どんな素材を使っても、あらゆるものを料理できると発想。
年に4回いろいろなテーマを決めてメニューを考え、提供しています。

Nextには62席しかなく、電話番号もありません。
チケットは、nextrestaurant.comというウェブサイトからだけ買えます。
そのウェブサイトでアカウントを作り、新しいチケットがでたらメールで
知らせてもらえるように指定します。
案内がきたら、日にちや時間を選び、支払いも済ます。

値段は様々。
例えば、水曜日の9時からだったら2人で130ドル、金曜日の7時からは
220ドル(飲み物はいつでも同じ料金で、ワインだったら2人で75ドル。
ノンアルコールなら38ドル)。

料理はとても美味しく、お客さんもとても満足して帰るそうです。

面白い試みだと思いました。
いつでも一律の料金にするのではなく、需要と供給に合わせて値段を
変える。4カ月に一回テーマに合わせて料理を変えて、人々を飽きさせ
ない。
チケット制で先に料金をもらえるからレストランにもメリットがある
ように思います。

本当に劇場の仕組みだなーと思いました。
美味しい食事を出すということが前提ですが、こんな考え方も
あってもいいのかなーと思いました。

どう思われるでしょうか?

よい週末を過ごされてください。
by jungae | 2011-09-03 08:05 | NewYorkTimesの気になる記事
スティーブ・ジョブス氏のAppleのCEOを引退されましたね。
ニューヨークタイムズでいくつか彼の記事が書かれていたので、
ご紹介します。

Jobs Steps Down at Apple, Saying He Can’t Meet Duties
(8月24日)によると、ジョブス氏の自叙伝を書いたAlan
Deutschman氏が次のように語っています。
==
ジョブス氏は天才でもカリスマでもなく、非凡なリスクテイカ
ーだった。彼が大きなリスクを取ったからこそAppleはあれほど
イノベーティブ(革新的)になり、アメリカ産業界でも珍しい。
彼はマーケットテストは何も行わず、彼自身の判断と完璧主義
と勇気がすべてである。
==

Without Its Master of Design, Apple Will Face Many Challenges
(8月24日)では、次のように書かれています。

ジョブス氏はAppleの創業期から1985年に追い出されるまでは、
何でも自分でやりたがり、あらゆることに干渉していました。
しかし、最近は人に多くのことを任せ、オーケストラの指揮者の
ような役割を果たし、広範囲にわたる有能な人材を集めるのが
大きな仕事となっていました。

テクノロジーとポップカルチャーをよく理解しているということを
強みに、デザインについても決めていきました。
iPadが発売されたときに事前に市場調査を行ったかとレポーターに
質問され、「何も。自分がほしいものを知るのは『消費者』の仕事
ではない」と答えました。

彼は「taste」という言葉をよく使いました。
素晴らしい製品とは、tasteの勝利――「人がつくった最も良いものに
触れ、自分がやっていることにそれを持ち込むこと」だとかつて説明
しました。

ハーバード大学ビジネススクールのDavid B. Yoffie氏は、ジョブス
氏は、「ビジョナリークリエイティビティと決断力のユニークな
コンビネーションを持っていた。彼の代わりを務められる人はいない
だろう」と言います。

興味深いですね。
これほど成功した経営者はあまりいないかもしれませんね。
(ある仕事のインタビューで、彼はいったいアメリカの外貨をどれ
くらい稼いだのか?とおっしゃっている方がいました。)

感じるのは自分の感覚を大切にし、進んできたこと。
そして、経営のスタイルを進化させてきたこと。

私はAppleの製品はiPadしか持っていませんが、斬新で面白いなー
と感じます。

経営者によって会社は大きく変わると言われます。
彼を引き継いだTim Cook氏がどんなことを果たしていくのか。
Appleがどんな風になるのか。
一つの大きなドラマみたいだなーと感じました。

みなさんはどう思われるでしょうか?

良い週末を過ごされてください。
by jungae | 2011-08-27 08:05 | NewYorkTimesの気になる記事
内部告発者に報奨金を与えるプログラムがアメリカで導入されたようです。
Facing Complaints, S.E.C. Opens Whistle-Blower Office(8月15日)
というものです。

米国証券取引委員会(SEC:Securities and Exchange Commission)は、
密告者を受け入れるオフィスを8月17日にオープンしました。
このプログラムは、不正を政府に報告した社員に対して、キャッシュで
報奨金を支払うというもの。2008年の金融危機後に起きた様々な企業
犯罪を暴くことをが目的。ファンドを運営していると言っておきながら、
ネズミ講を行っていたバーナード・マードフを監督できなかったことで
批判にさらされ、SECは新たに導入することを決めました。

密告者は不正によって企業もしくは経営陣が支払う違約金のうち、最大で
30%までを受け取れるそうです。ただ、報奨を受け取るには、100万ドル
以上の罰金を払うことになる、情報を提供しないといけないとか。

これほど高額な報奨金を払っても長期的に見れば、見返りのほうが
はるかに多いとか。
このプログラムは「我々のミッションを遂行し、時間と資源を
有効に使うことができるようになる」とこのオフィスの代表は
言います。
7人のスタッフでこのオフィスはスタートするものの、すでに
いくつかの手紙が届いているそうです。
「告発者プログラムは企業のコンプライアンス部の邪魔になる
のではなく、強化するものになる」と言います。

内部告発制度。
日本でも導入されていろいろと不正が明るみに出るようになった
と聞きます。
ただ、一方でそれに報奨金を払うとなると、それを目当てにする
人が出てきたりするのではないかなーとも感じます。

みなさんはどう思われるでしょうか?
by jungae | 2011-08-23 07:34 | NewYorkTimesの気になる記事
アメリカン・ドリームという言葉もあり、大きな夢を見て世界中から
多くの人が向かうアメリカ。それに大きな異変が起きているようです。
Next Frontier for Restless Americans?(8月12日)といものです。

歴史を通して、繁栄していない社会に住む数百万人の人たちにとって
の解決策は一つ。その国からいなくなることでした。
アメリカはそういう人たちが集まった国ですが、労働市場や株価が低迷
する中で、今は多くの人がアメリカを後にしています。
Isabel Wilkerson氏が『The Warmth of Other Suns』という書籍で
次のように記しています。
==
何世紀にもわたって人生が厳しくなると人々がしてきたことがある。
イギリス支配の中でピルグリムたちがやってきたことであり、
ナチスが台頭したときにユダヤ人の人がしたことであり、
そのほかロシアでもイタリアでも中国でもおきたこと。
それは、その土地を去ること。
==

多くのアメリカ人が海外で働いています。
しかもバンコクやシドニーやボゴダで出会うアメリカ人は、とても優秀な
教育を受けたエリートたち。アメリカでも働けるけれど、よりよい収入や
チャンスを目指してそれらの土地に移住している。

一方で、アメリカ人は英語しか話せいない人が多く、家を持っている比率
も高く、他の国に何かつながりがあるという人は少ないので、他の国に
移住するのが得策ではない、という意見もあるそうです。

ただアメリカ人がアメリカで培った営業力などのスキルを途上国で生かせば、
大きな成功を残せることも多い。
もちろん途上国では汚職や制度が整っていないなどの問題があるのは、
事実でたやすくはないし、お給料も低い。
けれども多くのチャンスが待っていることも確か。

国を去ることは貧しい人にとっての最終手段であったけれど、今は
それも変わりつつある。いっきに多くのアメリカ人がアメリカを立ち
去るということはないかもしれないが、大きな変化がおきるかもしれない。

夢を追い求めて多くの人がアメリカに移住する。
成功した人が評価され、大きなお金を稼げる国。
そこに大きな変化が起きているのかもしれないですね。
チャンスのあるところに人がいく。
それも自然な流れなのかなーとも思います。
いろいろと考えさせられました。

みなさんはどう思われるでしょうか?
by jungae | 2011-08-18 07:50 | NewYorkTimesの気になる記事
アメリカ国債の格下げが報じられ、世界的に株価が下落し、経済への
影響が懸念されていますね(今日は少し持ち直したようですが)。
ノーベル経済学賞を受賞している、Paul Krugman氏がNew York
Timesで興味深い記事を書いていたので、ご紹介します。
Credibility, Chutzpah and Debt(8月7日)というものです。

今回のアメリカ国債の格付けを、Standard&Poors
という格付け会社が
AAAからAAに下げました。

この事実から2つの考えが浮かぶと言います。
1つはアメリカはもはや安定した経済成長を見込める場所では
なくなったということ。
もう1つはStandard&Poorsの信用力はそれ以上に低いのでは
ないかということ。

Standard& Poorsがアメリカの国債の格付けを下げるのは
厚かましい(Chutzpah)ことである。
2008年にリーマンショックが起きる直前、リーマンブラザーズ
が破綻する月まで、その会社にAの評価を与えていました。
破綻して彼らは何かをしたか。
自分たちにも非はないというレポートを書いたとか。

一方で国債の格下げについて具体的にどのようなことが起きるのか、
提示をできていない。2002年に日本の国債の格付けを下げたものの、
それ以降も日本は借り入れなどができている。

アメリカは短期的に見れば財政的にむずかしい問題を抱えるが、
長期的に見れば、解決するのはむずかしくない。
税率は他の国に比べて低いので、それを引き上げれば解決できない
こともない。
なぜそれをしないのか。
増税をするよりも、金融危機が起きてほしいと思っている政治家が
多いのではないか。それを解決しないといけないと締めくくって
います。

格付け制度はいろいろと言われていますね。
一つの民間会社の格付けが下がったことで、世界的な経済に影響を
及ぼす。すごい時代だとも感じます。

あまりパニックにならず、冷静になる事も大切なのかなーと、
個人的には思います。
ただ、そうも言っていられないという事情もあるでしょうか。
みなさんはどう思われるでしょうか。
by jungae | 2011-08-10 07:38 | NewYorkTimesの気になる記事