韓国出身の方なのですが、その方がおっしゃっていたことが印象に
残りました。
==
モノをつくるよりもストーリーをつくるほうが付加価値が高い
==
今は技術革新が進み、モノはつくってもすぐに模倣されてしまう。
(今私自身大学院で勉強していますが、デジタルになったことでやはり
模倣が簡単になる傾向があるようです。)
それよりも、それを使って何ができるのかをしっかりと語り、実際に
使い方を指南することが大切。
せっかくいいものがあっても、それを使いこなせていない人や企業が大半。
韓国のICT(Information Communication Technology)では導入した
技術をどのように活用するか、実際に導入して活用し、その事例を見せ
ながら説明する。技術とそのストーリーを海外に輸出している。
ストーリーをつくることは限られた人しかできず、簡単には模倣されない。
日本もこのストーリーを作れる人が求められているのではないか、そんな
風におっしゃっていました。
確かにそうかもしれないなーと思いました。
モノづくりは大切ではあるけれど、模倣もされやすい。
もしモノをつくるならば、それをどう使ったらいいのかそのストーリー
まで描いてあげる。
もしくは今あるものを再定義して、ストーリーを作ってあげる。
むずかしいですが、そんな視点が必要なのかなーと思いました。
自分もそのお手伝いをしていけたらなーとも思います。
みなさんはどう思われるでしょうか。
4月23日~27日のKMD(慶應義塾大学メディアデザイン研究科)の
授業等で気になったことなどをまとめてみます。
<メディアマネジメント基礎>
-CyberspaceのPlayersは誰か、話し合って発言する
Web creator, Hosting,SNS,Skype,電子書籍、ネットモール、
動画サイト、ドメイン、ネットプロバイダー、端末メーカー、クラウド、
回線、ルーター、スイッチ、など。
-ドメイン名とIPアドレスが欠かせない。IPアドレスはエリアごとに分割
しており、ICANN,IANAなどの民間企業が管理している。ICANNは
アメリカのとある州にある。国連を中心にIGF(Internet Governance
Forum)というのが立ち上がり、チェック機能を果たすようになっている。
-インターネットのリスクをグループで話し合う
個人情報、なり済まし、セキュリティ、ポルノ、いじめ、プライバシー、
フィッシング、ネット依存など
-HPの認証作業を行っている。
-De-facto(既存の世界標準) VS De-jure(機関が決めた標準)
標準を左右するのは何だろうか?
マーケティング、互換性、政治力、コスト
優れているものが残っているわけではない。
<メディアテクノロジー基礎>
-プログラミングとは何か?
「やりたいことの手順」を「他人(コンピューターを含む」に伝えること
-おにぎりの作り方を説明する
<メディアポリシー基礎>
-政策を考える手順
①現状把握、②経緯(これまでの事例)、③比較、④課題、⑤解決方法
-政策とは公的分野の企画立案(1%)、その実現(99%)
実現し、いかに社会で活用していくかが大事。
-ドイツの著作権団体がYouTubeを訴え、ハンブルグの地方裁判所は
YouTubeに著作権侵害コンテンツに責任があるという判決を下す。
→場を提供しているところにも責任があるという判断。
<メディアデザイン基礎>
-先週末&月曜日にに自分たちが見つけたテーマについてフィールド
ワークを行い、それについては話し合いました。

ポストイットにいろいろなアイディアを書いていきます。

出てきたアイディアを粘土を使い、手を使いながら表現していきます。
-プレゼン
共働きの家族が有意義な生活を送るべきである、というテーマで
行い、フィールドワークの細かさを指摘はされたものの、方向性
についてはOKでした。
その他には、インターラクティブなベビーカー、日本茶を楽しむ、
美容院で理想の髪型になれる、子どもでも楽しく歯磨き、デジタル
クローゼットなどが提案されました。
ちなみに26日(木)の夜に後期以降に参加予定のリアルプロジェク
トのショーケース(紹介)がありました。

夜で子供たちを連れていかないといけなかったのですが、
子どものプロジェクトに関わっている人たちが面白いものを
いろいろ見せてくれて、楽しく過ごしていました。感謝!!
リアルプロジェクトはどうしようかしら?
GWですね。よい休日を過ごされてください。
ランチをしました。

オラクルのビルの奥のほうにあり、素敵な一軒家のたたずまい。
ちょっと贅沢ですが、2,500円のランチを注文しました。

トースト スカーゲン。デンマーク風シュリンプのオープンサンドイッチ。
パンがパリパリ、アボガドが入っていて美味。

私が注文したメイン、グラブラクスプディング、サーモンのマリネとジャガイモ
を挟み込み、チーズを乗せてオーブンで焼いたもの。
チーズが香ばしかったです。

ご一緒した方が頼んだ、サーマンマリネサンドイッチ。
目を見張るようなすごいボリューム!!
1ついただきましたが、サーモンがなかなかいい感じ。
店内はとても広々として開放的。
事前に予約してあったので、2人ですが、ソファ席でゆったり
吸われました。

また、待ち合わせをしていた方が少し遅れてきたのですが、こんな
スペースで待機させてくれました。
ランチではアラカルト(1,500円~1,700円)にコーヒーやサラダ
もつくよう。
素敵な空間で楽しい食事を楽しんだのでした。
よかったら、訪れてみてください。
最近その中で感じることがあります。
それは、できる人は
==
気になる人には会いに行く、
気になるところには連絡する
==
これを実践している人が多いということです。
何かのニュースで面白いと感じたらすぐに調べてメールや電話で問い
合わせる、気になる人の記事を読んだら、その人に連絡を取り、手紙
を書いたり、会いに行く。
当たり前と言えば、当たり前のことですが、人は案外面倒くさがりで、
これをできていない人が多い気がします。
○気になるけれど時間がない。
○会いに行きたいけれど、どうやって連絡を取ればいいだろう。
そんなことを思いながら、過ごしている人が大半。
できる人は時にはいろいろなつてを使って探し出し、連絡し、手紙を
書き、会いに行く。
それが人生を決めるような大きな出会いをもたらしたりする。
以前にも紹介しましたが、
デザイナーの芦田淳氏は高校卒業後、ファッションデザイナーを目指し、
当時画家・ファッションデザイナーとして活躍していた中原淳一氏に
学びたいと思い、自分が描いた絵の載ったスケッチブックを持って、
中原氏が来ると言われていたホテルで待ち続け、中原氏の乗る車に
詰め寄ったとか。
あまりにも真剣なまなざしに、中原氏は車の中に招き入れ、デッサンを
見てくれ、アトリエに来るよう、おっしゃっていただけたそうです。
三菱商事の社長・会長を務めた槇原稔氏は、幼い頃にお父様を事故で
亡くしているのですが、高校時代にハーバード大学に行きたいと思い、
懇意にしていた米国人の方に思い切って相談しました。直接ハーバー
ドに行くのはむずかしいので、まずはセント・ポール校に編入する
ことを勧められ、その方に推薦状を書いてもらい、無事にその高校に
編入を果たしたとか。
2人とも家柄が素晴らしく、他の人よりも恵まれているということは
あると思うのですが、何かをしたいと強く思い、「思い切って行動を
起こした」ことが、その後の人生やキャリアに大きな影響を与えてい
るように感じます。
小さな行動が大きな一歩を生む。
できる人とそうでない人を分けるのは、ちょっとしたそんな行動なの
かもしれない、と改めて感じる今日この頃です。
自分も気になったら連絡する、会いに行く、心がけたいと思います。
みなさんはどう思われるでしょうか。
Business Communicators)のJapanのお手伝いをしていますが、4月20日に
IABCの理事長がAdrian Cropleyが来日し、経済広報センター主催でセミナーが
開催されました。

「世界が求める日本のコミュニケーション・リーダーシップ」というテーマ
です。

気になったことをご紹介します。
・Tower Watson ROI Studyによると、効果的なコミュニケーションを行
っている企業は、業界の他の企業よりも1.7倍成果を残している。
・Macleod reportによると、やる気のある社員が年間に病気で休む日数は
2.69日で、やる気のない社員が年間に病気で休む日数は6.19日。
・コミュニケーションは3つの点で重要である
①今の知識と望まれる知識のギャップを埋める
②今の態度と望まれる態度のギャップを埋める
③今の行動と望まれる行動のギャップを埋める
・コミュニケーションはビジネスにどのような影響を与えるか
①Clarity-社員がどの方向に進み、どのような貢献をするかを明確にする
②Confidence-リーダーシップやマネージャーたちをサポートする自信になる
③Community-経験をシェアし、みんながそこに加わる
・アジアの地域では、企業のコミュニケーション戦略を文書にしている企業
がほかの地域よりも少し少ない(北米60%、アジア40%(
・PRという言葉に抵抗を持つ人がいて、今はStrategic Communicator
という言葉が使われる。
・2014年にコミュニケーションで伸びる分野
1 Corporate Communication
2 Internal Communication and Change Management
3 Marketing/Brand and Consumer Communication
4 CSR & Sustainability
5 Crisis Communication
・2014年にコミュニケーションマネジメントで求められるもの
①デジタルの進化やソーシャルウェブとの連携
②ビジネス戦略とコミュニケーションをつなげること
・コミュニケーションを通して関係(relationship)を築くことが大切。
Strategic Relationship-ビジネスを理解し、問題を定義して問題解決を
手助けし、ビジネスの結果に責任を持つ。
Trusted Relationship-人を理解し、耳を傾け、アドバイスし、ビジネス
パートナーになる。
企業コミュニケーションにおいてどのようなことが求められるのか、
興味深い話をいろいろ聞くことができました。
がありました。今週の気になった話をまとめてみたいと思います。
(少し長くなりそうです。ご了承いただけたら嬉しいです。)
<メディアマネジメント基礎>
①自民党の公約原案についての批判的考察を加え、グループで考え、
プレゼンテーションを行う
・グローバル人材がたりない。
非凡な力を育てる人が少ないのではないか。
社会人を教育の現場に。リアルプロジェクトの仕組み、先生のお金
を上げるなどの施策が必要がないか。
日本の大学の外国人教員5%、留学生5~6%
ハーバードやエール大学は外国人教員、留学生ともに30%
家庭教育も大事ではないか。
・消費税10%導入すると、デフレ懸念があるので、段階的消費税
増税がありえるのではないか。
・道州制
メリット 中央集権で重複も多いし、人が多い
デメリット 地方ごとに差が出てきてしまう
地域間の格差をどうするか?
②大阪維新の会の「船中八策」について批判的考察を加え、
グループで考え、プレゼンテーションを行う
・憲法改正2分の1でいいのか
・TPPへの参加
・法人税を上げる
日本の職場が不公平、台湾は女性を働く、長すぎる
・メディアリテラシーを上げる
→自分なりの価値観を持つ。広く浅くでいいから、いろいろ
な問題についてフォローすることが大切。
<メディアテクノロジー基礎>
パソコンの仕組みについて知る。
パソコンがカバーに入れられてしまったので、中身が全然
見えなくしてしまった。
<メディアデザイン基礎>
・Functional Designのキモ
インタラクション(相互作用)こそが本質
インタラクション性(操作と提示のループ)がインタラク
ションの質を決める
・必ずしも最先端=最新鋭、ハイテクではない。
・とんがった研究をするには?
①良い研究には驚きがある(Sense of Wonder)
②システムとは新しい要素、高度の技術を使うことは、とん
がった(Coolな)ことをするためのもっとも簡単な方法
③なぜなら、技術は選択肢を増やすことに貢献
④全ての高度な(高度に見える)技術は簡単な技術の組み
合わせ(微分的思考)
・良いシステムをつくるのは美味しい料理をつくるのと
同じではないか。
・組み合わせが積み重なることで素晴らしいことができる。
・最先端の装置は手作り感いっぱいだったりする。
・KISSの法則(Keep it Simple and Short)
なぜシンプルが良いか
一般性/頑健性/明快さ
おばあちゃんにどう説明するか?
社会的インパクトにつながる
・Great とCoolは違う
難しい問題を簡単に解決するほうがCool
ものすごく努力して成し遂げたよね―Great (例)スパコン
こんな複雑な問題を簡単に解いたの―Cool
・とんがった研究の追いかけ方
①結節点(ハブ)を探す
②人で追う(達人)
③研究組織で追う(名門)
④テーマで追う(流行)
⑤学会で追う
<メディアポリシー基礎>
・想像して実現する(Imagine and Realize】ことが大切。
アメリカのビジネススクールで学んだこと。
スピードの経済、M&A、Winner takes all、企業存続30年説など。
一方では、京都では西陣織など、400年、500年続いており、今も
続いているものがある。
まったく違う生態系、エコシステムがあるのではないか。
・リアルとバーチャルをどう生かすか。
技術力+文化力(表現力、デザイン力)が必要。
平安時代の女性は仮名文字をつくった。
今は平成の女性が携帯の文字をつくっているのではないか。
<メディアイノベーターセミナー>
Nature of an innovator
-Selfish
-bored easily
-lazy
・イノベーターがなければ、仕事が失われる。
・ものを買うときに作った人がなぜ創ったのかを考えてみる、
自分がいいと思うものを買ってみたらどうか。
長くなってごめんなさい。
いろいろな刺激的なことを学び、感じることが多かったです。
一方で、今週は授業&仕事の両立の2週目で、少し疲れがたまり、
体調を崩すとともに、子供たちも新しいペースになり、熱を出し
たり、下痢をしたりしました。気持ち的には頑張ろうと思っても、
体はやはり正直なのかも、とも思いました。
体調管理、本当に大切だなーということも実感させられた1週間
でもありました。
よい日曜日を過ごされてください。
ビジネスランチをしました。
ランチセット(1000円)を注文。

濃厚なコーンスープ。

野菜たっぷり彩り野菜サラダNYスタイル。
いろいろな野菜がドレッシングとからみ、とても美味。
オフィス近くなのですが、この存在を知らず、ご一緒した方が教えて
くれました。1年ほど前にできて比較的新しいとか。
店内は広々としていてソファー席もあり、ゆっくりできます。
六本木一丁目駅の泉ガーデンの中にあり、アクセスもいいので、よかったら
訪れてみてください。
金曜日ですね。よい1日を過ごされてください。
頭脳の流出(Brain Drain)が以前話題になりましたが、今は逆の現象
が起きているようです。Many U.S. Immigrants’ Children Seek
American Dream Abroad(4月15日)という記事です。
インドで生まれ、アメリカで育ったSamir N. Kapadiaはワシントンで
いい仕事につき、満足をしていました。しかしインドにすむ20代半ばの
友人や親せきが、インドでビジネスを始め、その楽しさやダイナミズム
について語るのを聞くにつけ、自分の9~5時の仕事はどうだろう、と疑
問に思い始めました。
そして、昨年ついに仕事をやめ、ムンバイに移りました。
アメリカに移住してきた人たちの中で、高度な教育をうけた後、自分の祖
先の場所に戻っていく人たちが増えていると言います。小さいときにアメ
リカに移り、国籍を取得した人もいれば、アメリカで生まれた人もいます。
アメリカンドリームを実現できる、希望の場所とされていたアメリカの地
位が揺るがされているかもしれない、という見方もあります。
これまでは発展途上国の優秀な頭脳が西側に流出していく、ということが
問題になっていましたが、それは今ももちろんがありますが、一方で、中
国やインド、ロシア、ブラジルなどではその逆の流れもあります。
彼らが本国に戻ることはアメリカにとっても悪いことではない。アメリカで
学んだ知識や人脈を生かし、本国でビジネスを行い、アメリカにその富を
もたらすこともある。「頭脳の循環」(Brain Circulation)とも言えるの
ではないか、と言います。
ただ、アメリカを去り、祖先の国に戻る、ということに反対する人もいます。
両親です。両親はチャンスを求めてアメリカに来て、一生懸命働いて育てた
のに、なぜ今さら戻るのか?と考える人も多いとか。ただ、実際に成功を
治める姿を見て納得する人もいるとか。
アメリカンドリームを求めてアメリカへ。
しかし子供たちはアメリカで学んだことを活かし、祖先の国に戻っていく。
頭脳の循環。
グローバル化が進んだからこそ、自分の能力を活かすチャンスがあれば、
どこでもいい。今は先進国は景気が悪いので、発展途上国のほうがビジ
ネスチャンスがある。
アメリカだけがあこがれる場所ではない。
いろいろな意味で少しずつですが、変化が起きているのかもしれない、
と感じました。
みなさんはどう思われるでしょうか。

青山通りを少し入ったところにあり、かわいいたたずまいです。
1200円のランチを注文。

付け合わせのサラダ。チーズとドレッシングがたっぷりとかかり、よく
からんでいます。

ハンバーグを注文。ソースは選べますが、ちょっと癖のあるブルーチーズ
を選んでみました。なかなか美味。

チーズのデザートとコーヒーがつきます。
店内は結構混んでいますが、少し早めに行ったので、入れました。
店員の方もとても感じが良く、ゆっくりと過ごせました。
よかったら、訪れてみてください。
新しい週のスタートですね。
ITMediaが運営するITMediaエグゼクティブでの連載「グローバル
時代のスマートリーダー術―100人の経営層から」の第7回目が掲載
されました。第7回目は「情報は与えた人のところに集まる─キュレ
ーション」です。
今の時代に求められるのは、トップダウンであめとムチで人を動かす
リーダーではなく、「つながり、コラボレーションで能力を高め、
コミットメントを引き出し、インスピレーションを与えられるリー
ダー」です。
2000年から2010年の間に情報は600倍に増えたというデータもある
くらい、現在情報が氾濫しています。その中で必要な情報を拾い上げ、
分類し、的確に伝達する能力が求められています。情報は与えた人の
ところに集まってきます。現在、ビジネスの現場で注目されている、
キュレーションについてまとめてみました。
詳しくはこちらをご覧ください。
なお、これまでの連載はこちらです。
よかったらご覧になっていただけたら幸いです。
新週間。よい1日を過ごされてください。