アマプロ株式会社代表 林正愛が日々感じていることをつづります


by りんちゃん
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<   2013年 01月 ( 19 )   > この月の画像一覧

日産グローバルメディアセンターを訪問させてもらう機会がありました。
みなとみらいにあり、ショールームは昨年行く機会があったのですが(ブログは
こちら)、ある人の紹介で今回訪問できることに。
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インタビューができるこんなスタジオが。
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インタビューをできるようになっています。
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テレビ局のような設備。
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同時通訳ができるようなスタジオがあります。

まさに小さな放送局。
日産はかなり早い段階から自社から情報発信する、メディア企業になるべき
ということを掲げ、このグローバルメディアセンターは2010年2月にできたとか。
(ただ、すぐに東日本大震災が起き、どうなるかということが心配されましたが、
いわき工場が被災したのをゴーン社長が視察に行ったりして、情報発信すべき
ことが多くなり、それが社内で認められる役割も果たしたとか。)
スタッフの方は、編集長はロイター出身の方で、BBC,タイムの記者や支局長など、
大半のスタッフが外国人の方でした。
自らがグローバルに情報発信をしていく、その大切さを実感し、実践していると感じ
ました。そして、逆に社内の人も見ることで、社内のことをよくわかるようになり、
そのツールにもなっているとおっしゃっていました。

最先端の企業のコミュニケーションの現場を見て、いろいろと感じ、学んだの
でした。
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ちなみに帰りにショールームに。パトカーが。
息子が大興奮しそう、と思ったのでした。
by jungae | 2013-01-30 07:29 | コミュニケーションに関すること
大学院で「Global Business Communication Seminar」があり、先日
参加してきました。教えてくれたのは、Yale大学教授のWilliam A. Vance
教授(Ph.D)です。
ビジネス・コミュニケーションにおいてどのようなことが大切になるのか、
いろいろと学ぶことができました。まとめてみます。

○「何を言うか」も大切だが、「どう言うか」はさらに大切。

○ツール1  ボディランゲージを使って言葉をわかりやすくする
○ツール2 それぞれの文章で、一つのアイデアをハイライトする
○ツール3 建設的に反対意見を言う
○ツール4 複雑な情報を上手に含める
○ツール5 イメージしやすい言葉を選ぶ
○ツール6 ポジティブな言葉の3つの道具
 ①notを減らす
 ②私/あなたではなく、「私たち」という言葉を使う
 ③ネガティブをポジティブに変える
○ツール7 話をするとき、新しい文章を始める際には、前にすでに話された
ことからスタートする。毎回新しい話だと人は混乱しやすい。

○適切なランゲージ・スタイルに合わせる
 ネイティブも合せないといけない。

○Who, Where, What, When, Howを明確にすると人は理解しやすい。

聞いてしまうと、とてもシンプルなのですが、実践しようとなるとむずかしい。
コミュニケーションは奥が深いなーと感じています。
日々努力していけたらと思います。
by jungae | 2013-01-28 07:08 | KMD大学院生活
シンガポールへの旅9回目。今回で最後です。
今回はシンガポール・チャンギ空港とシンガポールの発展について。
チャンギ空港はアジアの大きなハブ空港になっているでしょうか。
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到着時。多くの人でごった返しています。
空港がとてもきれいで驚きました。
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こんなかわいいゴミ箱。分別できるようになっています。
どの国の人もわかりやすいでしょうか?
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うごくこんなオブジェが。これも売りの一つのようです。
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一方で、電車内にあった広告。飛行機に乗らない人もショッピングに来てほしい。
「税金はこちらでカバーします」というようなことが書いてありました。
見送りに来た人もそうですが、空港に遊びに来てほしい、という意図があるで
しょうか。
とても驚いたのが、このパネルです。
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トイレの外に見つけたパネル。掃除をしてくれている人の名前と写真が載っており、
サービスについて、5段階で感想を求めています。にこちゃんマ―クがかわいく、
娘がやりたがっていたので、つい手を伸ばしました。(きれいだったのでExcellent)
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空港を出たところにこんなパネルがありました。
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いろんな項目についてフィードバックを求めています。
この情報をもとに改善に努めているでしょうか。
ハブ空港を目指して、いろいろな努力をしていると感じるとともに、それはシンガ
ポールという国の発展とも関わっている気がしました。

6年ほど前にシンガポールに来たことがありますが、それから6年。
目覚ましく変化していることに驚かされましたが、このような小さな改善を積み
重ねているからかも、とも思いました。
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セントーサ島と
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マリーナ・ベイ・サンズの滞在。
とても思い出深い滞在となりました。

一方で、リゾート、都市開発。国が主導して世界中の人たちを集めている。
何か大きな力を感じ、学ぶべきことがあるかも・・・と感じたのでした。

この旅の報告はこれで最後です。
長い報告にお付き合いくださり、ありがとうございました。
by jungae | 2013-01-24 05:19 |
先日あるイベントで菊池桃子さんの話を聞く機会がありました。
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いちばん右の女性です。携帯のカメラの調子が悪く、うまく撮れていなくて
ごめんなさい。
この写真からはわかりにくいかもしれませんが、44歳だというのに本当に
チャーミングで素敵でした。
子どもを2人抱えながら、2009年から法政大学大学院に通い始め、無事に
修了、現在は戸板女子短期大学の客員教授を勤められています。
「私設 研究室」というブログもされていて、かなりまめにアップされています。

彼女はキャリア・インテグレーション(統合)という話をされていて、特に
「キャリアは自分のためだけのものではない」と力強くいっていたのが
印象に残りました。いくつか気になったことをご紹介します。

○もともと勉強好き?
もともと勉強が好きで、アイドルになっていなかったら考古学を大学で
学びたかった。ただ、想像以上にアイドル活動がうまくいき、その機会
を得られなかった。ただ、本は好きでかなり読んでいた。

○そもそもキャリア(career)とは何か?
いろいろな説があるが、ラテン語の「轍(わだち)」という考え方が一番
ポピュラーな考え方。牛車や馬車を活用していた時代に、車輪が通った
「跡(あと)」をキャリア(career)と呼んだのが始まり。車輪が通ったきた
跡をふり返ると、どんな道を走ってきたかわかる(場所・速度・難易度が
解明できる)ように、人々に置き換えて『足跡・経歴』という意味で使わ
れるようになった。現代は職業の経歴に使われることが多いですが、
人が産まれてからの日々の積み重ね、つまり人生そのものをキャリア
と呼ぶこともできる。

○社会人で学ぼうとしたきっかけ
2番目のお子さんがある障害を持ち、普通の学校で受け入れてくれない
ということを体験した。社会的弱者に対して行政も含めて冷たい。
社会的弱者の人も勉強をしたいし、一緒に学びたいが、特別学級に
はいると勉強する機会を与えられない。社会的弱者のキャリアについて
学び、役に立ちたいと思ったのが一番のきっかけ

○身体的に障害を持つ人も一緒に過ごすクラスが学校でも始まる。
子供のころから障害を持っている人と接することで、健常者にメリットも多い。
お手伝いのやり方を覚えるし、将来そういう人に会ったときに戸惑わない。

○女性のキャリア
M字カーブが言われるが、それを打破していきたい。
子どもを産んだ後に楽屋に子どもを連れていくと、「プロ意識がない」「赤
ちゃんがうるさいから集中できない」と言われた。話してそうだろうか。

○私のキャリアのインテグレーション
女性は結婚したり、出産したり、家事・育児をしたりといろいろなライフ
ステージを経験する。社会などについてもいろいろな問題意識を持つ。
自分の経験を統合し、よいことも悪いことも活かしながら、インテグレー
ションしていけたらと考えた。私が大学院に入学したのは「統合」の方
法を学びに行ったとしても過言ではない。

○キャリアは自分だけのものではない
40歳を超え、自身の様々な経験を通して「キャリアは自分だけのもの
ではない」と考えるように。自分の経験したこと、学んだことを活かして、
何かをサポートしたい、周りをサポートしていきたいと考えている。
次世代のためによりよい社会づくりに貢献したい。

○アイドル時代に、結婚していないのに「母性を感じる」女性と言われて
いた。女性には「母性」が備わっており、何かの役に立ちたい、助けたい
という気持ちを持っている人が多いのではないか。キャリアを考える際も
自分のことだけではなく、周りにも目を向けながら考えていったらいいの
ではないか。

正直菊池桃子さんについてはあまり知らなかったのですが、しっかりと
勉強され、理論的に話されていて勉強になりました。一方で、話が
とても上手で、びっくりしました(おこがましいですが…)。
大きな会場で、机の前にただ立っているのではなく、舞台の真ん中に
立ち、ジェスチャーも交えながらときに左右に動きながら、ユーモアを交
えて話されていました。

「キャリアは自分だけのためのものではない」という言葉はとても心に
響きました。私自身も、その視点でキャリアを考えていきたいとも感じ
ました。

子どもを持ちながら、働き、学ぶ女性として、全然及びませんが、少しで
も近づけたらと思ったのでした。
by jungae | 2013-01-23 06:48 | 経営者の視点
シンガポールへの旅、少し間が空いてしまいましたが、8回目(長くなり、ごめん
なさい)。今回はシンガポールのグルメと、利用したエアアジアについてです。

シンガポールではいろいろな地元料理を食べてみました。
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セントーサの海辺のレストランで食べた、ラクサ。いろいろな魚介が入った面で
少し辛いですが、癖になる味。
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さっぱりした面がほしくなり、フードコートでこんな麺を注文。
レタス入れるのが新鮮!?
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セントーサのビーチで頼んだアイスカチャン(かき氷)。すごいボリューム。
中に小豆なども入っていて食べ応え十分。
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チキンライス。
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空芯菜の炒め物。
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マリーナ・ベイ・ショッピングのフードコートで頼んだ麺。
これもちょっとピリ辛。
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ここでもアイスカチャンを注文してしまいました。
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翌日はホテルの部屋でこんな朝食(日本と変わらない?!)。
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昼食でこんな麺も。
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31日はレストランに行こうと思ったものの、どこも混んでいてルームサービスに。
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紅白歌合戦も楽しみ(実は我が家は毎年紅白歌合戦を見ています)、
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こんな夜景を見れるので、部屋で食べるのもよし?!
アジアの料理をいろいろ堪能したのでした。

なお、話は変わり航空会社について。
エア・アジアを利用し、クアラルンプール経由で行きました。
(年末年始にかかっており、かなり高い時期で、ただ、エア・アジアだと比較的
リーズナブルだったのです。)
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以前にもエア・アジアを利用したことがありますが、快適に過ごせました。
(そのときのブログはこちら
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空港カウンター。かなりてきぱきとさばいていきます。ウェブチェックインをした人
のほうが早いですね。e0123104_6513390.jpg

行きのフライトで注文した朝食。ただ、「チャーハンと焼き鳥」とウェブ上であったので
子供大丈夫だろうと思ったのですが、辛かったです。
それは示してもらえたらよかったなーと思いました。。。
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チャイルド・ミール。
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中身はホットドッグとジュースなど。
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私たちの食事。これも少し辛めでしたが、美味でした。
それぞれ約400円くらい。全然負担感はありませんでした。
飲み物はちょこちょこ売りにくるので、やはり手が頼んでしまったり。
ただ、全体で見ると、それほどの出費ではなく、問題ないと感じました。
乗務員の方も優しく、子どもたちも快適に過ごしていました。

その(9)に続く。
by jungae | 2013-01-21 07:17 |
プレゼンテーションzenなどを記された、ガー・レイノルズ氏のセミナーが
大学院であり、先日参加してきました。
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上記の本も読んだことがあり、プレゼンのスキルもアップさせたいと思い、参加し
ました。ガーさんのセミナーは通常かなりの人数になるそうですが、今回は10人
とこじんまりとしていたセミナーで、いろいろ密に話もできて、参考になりました。

いくつか気になったことをまとめます。

○パワーポイントのプレゼン資料は…
1 配布資料(hand-out)ではない。
2 レポートではない。
3 テレプロンプター(台本を1行ずつ流して出演者に教えるテレビ用装置)
ではない。

○資料を読みながらデートをするか? プレゼンで資料を棒読みする人がいるが、
それで話を聞くだろうか?

○プレゼンの3つのかぎ
①restraint in preparation(準備は周到に)
②simplicity in design (デザインはシンプルに)
③Naturalness in Delivery(プレゼンは自然に)

○きれいなお弁当とよいプレゼンの共通点
-ビジュアルがきれい
-バランスがいい(栄養的にも)
-一つ一つはユニークだが全体でうまくいく
-いいものは消化しやすい
-うまくオアガナイズされている
-持って行ける
-驚きがある
-目からの情報が50%、口からの情報が50% など

○子供(ビギナーズ)の心を忘れないことは大切。
-"You must unlearn what you have learned"(Yoda)
学んだことをすてなければいけない
-Be the Stream. 川のように流れ続ける。空のカップ(empty cup)でなけ
れば、水は入らない。

○腹八分の大切さ。いっぱいすぎてはだめ。

○「what(何)?」よりも「so what(だから何)?」が大切。

○プレゼンの準備
一人になり、考える。コンピューターは開かず、アナログに。

○ストーリーテリング
アリストテレスによると、Pathos(感情)とEthos(美徳)とLogos(ロジック、
論理)が必要 。

○人の心に残る6つの鍵
①Simplicity(簡単である)
②Unexpectedness(想定外のこと、驚きがある)
③Concreteness(具体的である)
④Credibility(信用できる)
⑤Emotion(感情を感じる)
⑥Story(ストーリーで伝える)

○Audience(聴衆)を考える。次のようなことを考える。
-What are they like?(彼らはどんな人?)
-Why are they here?(なぜここにいるのか?)
-What keeps them at night?(夜に何で起きているか?)
-How can you solve their problem?(彼らの問題をどう解決できるか?)
-What do you want them to do?(彼らにどうしてほしいか?)
-How might they resist?(彼らのどう抵抗するか?)

○プレゼンターは何を考えるか。
-Who are you?(あなたはだれか?)
-How can you relate to the client?(クライアントとどう関連づけられるか?)
-What is your desired result?(あなたの望んでいる結果は何か?)

○infomation≠storyではない。プレゼンでは、
-inform(知らせる)
-inspire(インスパイアする)
-persuade(説得する)
することが必要。

○プレゼンの準備
①ある地点からどこの地点に行ってほしいかを最初に描く。
②ブレインストーミングする
(ポストイットなどにアイデアをどんどん書き込む)
③グルーピングする

グループに分かれ、これに沿って作業をし、簡単なプレゼンをしてみました。
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スムーズに進めることができました。

実は仕事があり、ここで私は失礼してしまいました。
私が早めに帰らないといけないので、みんなで記念撮影もしてくれました。
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そして、こんなプレゼントもくれました。
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ポストイットが貼れるようになっています。

最後にどんな話をしてくれたのか、少し気になるのですが、
本当に気さくな方であるとともに、プレゼンが本当にうまかったです。
(当たり前と言えば当たり前で、おこがましいですが…。)
一方で、言っていただいたことを実践したらかなり良いプレゼンができるかも?!、
と思いました。
まずは実践あるのみ?!
実行していけるようにがんばろうと思いました。

よい日曜日を過ごされてください。
by jungae | 2013-01-20 10:07 | KMD大学院生活
ダイヤモンドオンラインで「スマート・ウーマンスマート・リーダー」という
連載をさせていただいていますが、その第7回が掲載されました。

「人間の本質を、どれだけ生肌で、生身の感覚で大切に紡げるか。
それが、自分に
とっての勝負」(ロフトワーク・林千晶)
――古川享が聞き出す 今を駆けるスマート・ウーマンの本音」

元マイクロソフト日本法人の会長で現在は慶応義塾大学大学院メディア
デザイン研究科教授の古川享さんをホストに迎えて、古川さんが日本を
変えていく存在と期待を寄せるスマート・ウーマンの方たちとの対談を
掲載しています。

林千晶さんは、花王でマーケティングを担当された後、アメリカに渡り
ジャーナリズムを専攻。滞米経験から起業を志向するようになり、ロフト
ワークを起業されました。ロフトワークは現在、1万6000人のクリエイタ
ーネットワークを核に、幅広いクリエイティブサービスを提供しています。
ワクワクしたい、という生身の感覚を大切にすることが、ビジネスやサー
ビスのイノベーションにつながっていく、とおっしゃいます。

「日本で、日本企業のイノベーションを起こす」という言葉は、すらりと
して華奢な姿からは想像できないほど力強く、かっこよいと思いました。
イノベーションを起こすためには「ワクワク」が大切とおっしゃっていました
が、インタビューの後に訪れたオフィスはワクワクを体現したような場所で、
ここからいろいろなものが生まれるのだろうなーとも感じました。

一方で、インタビューは、林さんのオフィスの下にあるFabCafeで行わ
れたのですが、途中で振替休日だというお子様がいらっしゃり、「誕生日
プレゼントを友だちにあげる」と言い、カフェの中にあったレーザーカッター
で持ってきたノートに名前を刻み、オリジナルのプレゼントを作っていまし
た。今の子どもたちが成長する頃にはそんなプレゼントも当たり前になる
かもしれない、ITがもたらす可能性の大きさも少し感じたのでした。

詳しくはこちらになります。よかったら、ご覧になってください。

なお、これまでの連載はこちらでご覧いただけます。
よろしければ、こちらもご覧になっていただけたら幸いです。

金曜日。よい1日を過ごされてください。
by jungae | 2013-01-18 07:30 | ダイヤモンドオンライン連載
シンガポールの報告をと思いつつ、ある本が印象に残ったので、それについ
てご紹介します。
世界の経営学者はいま何を考えているのか』という書籍を読みました。
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大学院で石倉洋子先生の「変化の時代の事業戦略論」という授業をとって
おり、参考図書になっています。
経営学はかなり若い学問で、発展途上である。一方で、日本で考えられて
いるのとは異なる研究がされていて、とても参考になりました。
気になったことをご紹介します。

○経営学の本としてピーター・ドラッカーの著作を普段から読んでいる教授は
いない。「名言であっても、科学ではない」
科学とは「世の中の真理を探究すること」。可能な限り頑健な理論を構築し、
それを信頼できるデータと手法でテストすることが何よりも重要。

○ハーバード・ビジネス・レビューは学術詩ではない。経営学者が研究して
きた蓄積を、現実に応用しやすいようにわかりやすく組み直した「意思決定
・企業分析のためのツール」が紹介されている。研究を積み重ねてきた経営
学者と、実社会で活躍するみなさんの接点の場。

○世界の経営学は科学を目指しているが、その科学性はまだまだ薄弱なもの。
つきつめていえば人間・あるいは人間の集団の意思決定を分析することであり、
人間ほど複雑怪奇なものはない。主役は人間。まだまだ未熟な学問分野で
発展途上。

○経営学の2つのステップは理論分析と実証分析。理論分析とは「なぜそうなる
のか」という原理を理論的に説明すること。理論分析を通じてこれが経営の心理
法則かもしれない「(理論)仮説」を導き出す。「理論分析から導かれた仮説が、
世の多くの企業に一般的にあてはまるのか」をテストする必要があり、それが
実証分析。
欧米では「理論仮説を立て、それを統計的な手法で検証する」アプローチ(演繹
的アプローチ)一方で、日本では一社か数社を選んでそれを丹念に観察する
ケース・スタデーを通して得られた定性的情報から経営の法則や含意を引き出
そうとするアプローチ(帰納的アプローチ)をとる。

○経営学の三大流派
①経済学ディシプリン
マイケル・ポーターなど、経済学の中の産業組織論や組織の経済学といわれる
分野に基礎をおく
②認知心理学ディシプリン
古典的経済学が想定するほど人や組織は情報を処理する能力がなく、それが
組織の行動にも影響している。始祖は1978年にノーベル経済学賞を取った
ハーバード・サイモン。イノベーションの経営の分析に役立っている。
③社会学ディシプリン
アメリカは社会学が進んでいて、人と人、組織と組織が「社会的に」相互作用
するかという研究がされており、それに基づいている。

○企業についての4つの視点
「効率性」「パワー(力)」「経営資源」「従業員のアイデンティティ」を重視する。
上記の流派によって重視するディシプリンが異なる。

○ポーターの競争戦略論はライバルとの競争を避けるための戦略、守りの
戦略。アメリカで「持続的な競争優位」を実現する企業はたしかに存在するが、
その数はすべてのうちの2〜5%にすぎず、それを実現するのはどんどんむずかしく
なっている。一時的な優位をくさりのようにつないで、結果として長期的に
高い業績を得ているように見えている。今はハイパー・コンピティションの状況で、
競争行動が有効になり、業界の中でユニークなポジショニングをとり「攻めの姿勢
を取りやすくすること」がますます重要になっている。

○組織の記憶力で大切なことは、組織全体が何を考えているかではなく、組織の各
メンバーが他メンバーの「誰が何か」を知っておくことであり、これをトランザク
ティブ・メモリーと言う。これはグループのパフォーマンスにプラスの影響をもた
らし、中でも「専門性」と「正確性」が重要。組織メンバーそれぞれが専門性を
深めていること相手が何を知っているかを正しく把握していることが重要。

○イノベーションに求められるのは「両効きの経営」。イノベーションを起こす
一つの方法は、すでに存在している知と知を組み合わせること。そのためには、
組織の知が多様性に富み、ほどほどに幅広いものがいい。
知を広げる行動をエクスプロレーション(Exploration)―知の探索、すでに持っ
ている知識や同質の知に改良を重ね、それらを深めて活用する行動をエクス
プロイテーション(Exploitation)―知の深化。
組織は知の深化に傾斜しがちだが、知の探索をなおざりにしやすい。事業が
成功している企業ほどこの傾向が強く、これをコンピテンシー・トラップと
いうイノベーションで重要なことは、両手を起用に使いこなせるように、
知の探索と知の深化の両方をバランス良く実現することが大切。

○3つのソーシャル
1 ソーシャル・キャピタル
2 関係性のソーシャル・ネットワーク
3 構造的なソーシャル・ネットワーク
ソーシャル・キャピタルとは「人と人が関わり合うことで生まれる便益」、
つまり人と人が関係性を持つことそのものが資本になりうる。
関係性のソーシャル・ネットワークでは、実や弱い結びつきのネットワー
クのほうが、強い結びつきのネットワークよりも情報伝達が効率的である。
コネを利用した就職は弱い結びつきのほうが役に立った。情報が効率的に
入ってきたから。一つのテーマについて深く情報を得ようとするならば、
強い結びつきが効果的であり、逆に多様な情報を効率的に集めたいときは
弱い結びつきのほうが効果的である。
構造的なソーシャル・ネットワークでは、ネットワーク全体の構造に着目。
有益なネットワークを持っている人が強さを発揮する。商社や卸問屋はこ
れを活用したビジネス。

○日本は集団主義と言われるが、データによると、韓国や中国、インドネシア
に比べると、個人主義の傾向が強い。グループ内の結束が強すぎると、それ
だけグループの外の人たちとの協力関係を築くのが心理的に困難になる
可能性がある。

○起業家が集まるのはなぜか。彼らが求めているのは事業の成功のために
必要な知識と情報。インターネットで情報は入るが、ビジネスに必要な深い
知識やインフォーマルな情報は、インターネットソースではなく、人と人との
直接のコミュニケーションでしか伝わらない部分も多く、そのインフォーマル
な情報を求めて、一定の地域に集積する傾向がある。

かなり長くなってきてしまいました。また羅列でごめんなさい。
実はこのほかにも気になることがあるのですが、かなり長いのでこれくらいに。
今経営学の分野でどんなことが話題になっているのかをわかるとともに、
それが現場のビジネスとかなり連動していて、今後のビジネスを考える
上でもとても参考になると感じました。

よかったら、手に取ってみてください。
by jungae | 2013-01-17 07:21 |

Snow 2013 in Tokyo

シンガポールの報告をしていますが、少し中断。
昨日は東京は本当によく雪が降りましたね。
祝日だったものの、大学院で授業があり、私は外出。
いくつか写真を撮ったので、ご紹介します。
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大学の雪。風が強く、ふぶいていました。
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昨日は成人式。着物姿の女性たち。大変ですね。。。
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自宅近く前の公園。すっかり雪に覆われました。ただ、遠くに遊んでいる
親子が。私も小さい頃は嬉々として遊んでいた気が…。
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今朝の自宅前。
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保育園へ向かう道。なかなか歩くのが大変でした。
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オフィス前。大きな雪だるまを作っていました。
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東京タワーと雪。
ちなみに駅近くにあるお米屋さんの今日のメッセージ。
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確かに上から落ちてくる危険性もありますね。

12年ぶりの積雪量だったとか。
まだまだ足元が危ないので、気をつけて移動されてくださいね。
by jungae | 2013-01-15 10:37 | 個人的なこと
マリーナ・ベイ・サンズの紹介がかなり長く続き、ごめんなさい。
あともう少しです。夕方から夜にかけて市内も少しだけ散策しました。
夜の風景をご紹介します。
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クラークキーと呼ばれる地域を散策しました。
川沿いでおしゃれなお店がならびます。
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レストランなどたくさんの商業施設が入っていて、多くの人でにぎわっています。
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南米系のレストランの前で妖艶に踊る女性。
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食事の後、川沿いを散歩。
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こんなかわいいオブジェを発見。
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格式高そうな、Fullerton Hotel.
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マーライオンのある場所に歩いてきました。ライトアップを見るのは初めて。
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マリーナ・ベイ・サンズもきれいです。
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マーライオンとマリーナ・ベイ・サンズの2ショットを撮り、帰路につきました。
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マリーナ・ベイ・サンズの57階プール横に行き、夜景を楽しみました。
マリーナ・ベイ・サンズからもライトが出ています。
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ちなみにこちらは部屋から見えた海側の夜景。こちらも光を使ったショーを
やっていて、きれいでした。

つくられたものではありますが、夜の風景を楽しめるようにとてもいろいろと
工夫しているなーと感じました。
6年ほど前に行ったのですが、その変貌ぶりに驚きました。世界中の人を
魅了し続けるために、変化し続けている。
その大切さを感じたのでした。

(8)に続く。
by jungae | 2013-01-14 18:11 |