アマプロ株式会社代表 林正愛が日々感じていることをつづります


by りんちゃん
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ロボットは人間にとって代わるのか。
少し前ですが、ニューヨークタイムズのコラムニストのThomas Friedman
氏が興味深い話を書いていたので、まとめてみました。
I Made the Robot Do It(8月25日)というものです。

Friedman氏は先日これまでにやったことないことを体験しました。
ボストン空港で行われた"Rethink Robotics"というデザインワークショップ
に参加し、小型機械をある場所から別の場所に移すというシンプルな作業をする
ロボットのプログラミングをしたとか。
ちょっとレッスンを受けただけで、簡単に動かせるようになります。
ここに革命の可能性があると言います。
大きな会社だけでなく、小さな会社でも安くこのようなロボットが手に入り、
家庭でも使うようになるだろうと言います。

このRethinkデザインチームには。オーストラリア、インド、スリランカ、
ポルトガル、イギリス、中国など世界のいろいろな国から多くのエンジニア
たちが集まり、構成されています。ものはアメリカで作られているけれど、
才能は世界中から集まっています。
「アウトソーシング」という考え方はありません。今日のつながった世界
(hyper-connected world)には、inやoutという考え方はなく、
“good, betterand best"という考え方しかありません。

Rethinkの創設者でオーストラリア人のRodney Brooks氏は言います。
「PCが労働者にとって代わらず、新しいことをするのに役立ったのと同じく、
ロボットも人の仕事を奪うわけではありません。人の仕事のやり方を変える
のです。」
PCが秘書の仕事を奪ったわけではなく、秘書の仕事の仕方を変えたのです。
「ロボットは働き手の延長にあり、取って代わるものではない」という専門家も。

Friedman氏は言います。
実際のところはPCはある種の仕事は奪った、特にスキルの低い仕事は奪い
ました。ただし、よりスキルの求められる仕事を作った。悪い仕事はなく
なり、よい仕事が残った、とも言える。
その世界はよりスキルが必要だし、クリエイティビティが必要である。ただし
それと同時に求められる人数は少ない。

このような変化は、人間は19世紀後半から20世紀前半に農業経済が産業経済
に取って変わられたときに経験している。今はそれと同じくらいの大きな革命
が起きている、新しい産業、新しい仕事、新しい生産性のツールが求められて
いると言います。

ロボットと人間。
人間が作ったロボットに仕事を奪われるのか。
いや、仕事のやり方、生き方を変えなくてはいけない。
本当に大きな革命の時代に生きているのだなーと感じたのでした。

みなさんはどう思われるでしょうか。
by jungae | 2012-09-12 07:23 | NewYorkTimesの気になる記事
クルーグマン氏の経済学者に対する見方について、面白い(そしてとても長い)
記事(論文)を見つけたので、紹介します。How Did Economists Get It So
Wrong
?(9月12日)という記事です。

クルーグマン氏はプリンストン大学の教授で、ノーベル経済学賞を2008年に受賞しました。

ほんの少し前まで、多くの経済学者(特にマクロ経済学者)は、理論的にも、
実践的にも経済に関するあらゆることを実証し、黄金の時代を迎えていました。

しかし2008年にその状況は一変。
誰も想像できない金融危機が起こり、市場経済は混沌とした状態に陥りました。

経済学者には、“Saltwater economisit”(アメリカの海岸沿いの
大学がメイン)と“Freshwater economist”(内陸の大学がメイン)という
2種類があると言います。

Freshwater economistは新古典派とも言われ、人々は合理的に行動し、
市場は機能すると考えます。
一方で、Saltwater economistは、人々は常に合理的に行動するわけでは
ないので、政府の介入が必要とのこと(ケインズの考え方です)。

クルーグマン氏自身は、人々は常に合理的に行動できるわけではない、
間違いも行うので、ケインズの考え方に戻って、政府がある程度介入し、
監視していくことが大切だと述べています。
経済学者も自分の間違いを認めなければいけないと語っています。

これ以外にもいろいろと面白いことが書いてあるのですが、とっても長いので、
本当にかいつまんで紹介しました(興味深い論文ではあるので、関心がある方
はぜひ実際の記事を読んでみてください)。

私自身は、人はいつも合理的に行動できるわけではないかもしれないと思い
ます。「これほしい」と突然思い、衝動買いをしたものの、結局は全然使う機会
がなく、後悔していることも多々あります。
市場でも同じようなことが起こるでしょうか。
あまり規制をしてはいけないけれど、ある程度監視したりすることも大切な
気がします。

経済は少しだけ回復の兆しを見せていますが、本格回復にはまだまだ
時間がかかりそうです。

皆さんはどう思われますか?
by jungae | 2009-09-09 06:14 | NewYorkTimesの気になる記事