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アマプロ株式会社代表 林正愛が日々感じていることをつづります


by りんちゃん
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タグ:金融危機 ( 10 ) タグの人気記事

2008年の金融危機がなぜ起きたのか。
面白い考察が紹介されていたので、ご紹介します。
Wall Street Smarts(10月13日)というものです。

「2008年秋に金融業界が破たんした本当の理由を私は一文で説明できる」
筆者がニューヨークのミッドタウンのバーで友人を待っていたとき、ある男性が
言いました。彼は身ぎれいにしている退職年齢くらいの男性で、50年代か60年代
アイビー・リーグの大学を出たような感じでした。

「金融危機が起きた。なぜなら賢い人たちがウォールストリートで働き始めたからだ」

その男性が学生だった頃は、優秀な学生は学者になったり、裁判官になったりして
いました。そして、クラスでそれほど成績が良くない下位3分の1の学生が、ウォール
ストリート(金融業界)に就職しました。彼らは他の人よりも貪欲だったかと言うと
そうではなく、いい家に住み、ちょっとリッチな生活をしたかっただけだったと言います。

その後、次の2つのことが起こりました。

①ヘッジ・ファンドなどで稼ぐお金が驚くほど高額になった
②大学の授業料が高騰し、多くの学生が卒業時に多くの借金を抱えることになり、
弁護士や学者になったのではその金額はまかなえず、まずはウォールストリート
で働こうと考えるようになった。そして、下位3分の1の生徒ではなく、トップの優秀
な学生たちがウォールストリートに就職し始めた(借金を返し終えたら、数年後に
また弁護士や学者になればいいと考えた人もいたのでは)。

優秀な彼らはデリバティブやそのほか高度な商品を開発し、大きな利益を生み
出しました。

問題だったのは、彼らの上司であるボスたち(多くは成績下位3分の1出身の人)
は、デリバティブや高度な商品が何なのかを全然理解していなかったこと。
ただ儲かるということはわかっていたので、歯止めをかけずに投資をしていき、
それが金融危機を招いたというのです。

以前このコラムで紹介したことがありますが、以前は金融業界はあこがれの
就職の場ではありませんでした。ただ、あまりにも高額な報酬が稼げるので、
多くの優秀な学生が就職を希望するようになったと記事で読んだことがあります。

今回の指摘だけが原因ではないと思いますが、これも1つの原因かもしれない
と感じたのでした。

みなさんは、あの金融危機の原因についてどう思いますか?
by jungae | 2009-10-21 06:18 | NewYorkTimesの気になる記事
金融危機はいろいろな人に影響を与えていますね。
借金がどのように膨らんでいったのか、そのことについて、面白い記事を
見つけました。My Personal Credit Crisis(5月14日)というものです。

これは、記者自身の経験を赤裸々につづったものです。
彼自身はニューヨーク・タイムズの経済記者として長年働き、過去6年間は
米連邦制度準備委員会(FRB)を取材し続け、2004年に住宅ローンが乱発
されていることについて警鐘を鳴らす記事を書いたり、1997年のアジア発
の経済危機、1998年のロシア経済の崩壊、2000年のITブームの崩壊
についても取材をしてきました。
そのような立場だから、自分が変な住宅ローンを組み、借金にまみれるよう
な状況に陥るとは考えていなかったといいます。

しかし、自分も他の人と同じように、過ちを犯したのです。
2004年、48歳になったときに、フィアンセと出会い、新しい人生を始めたい
と思いました。暮らす家が必要で探したところ、とてもいい物件が見つかり、
46万ドル(約4,600万円)で売主が売ってくれることに。
ただここで、資金をどうするかが問題に。
離婚をしていて、月に4千ドル(40万円)を生活費や息子の養育費として
前妻に渡しており、基本給が年間12万ドル(1200万円)の中では、手元
に月に2,777ドル(27万円)くらいしか残らない。
このような状況で、40万ドル(4000万円)も貸していくれるとしたら、
おかしなことだと思った。

ところが、実際には、それが可能になったのです。
不動産屋さんがAmerican Mortgage Groupという会社の住宅ローン
専門の人を紹介してくれ、いろいろアドバイス。
自分の収入を考慮すると50万ドル(5000万円)は借りられる、前妻への
生活費や子供への養育費については、述べる必要がないと言われました。
実際にはその後いろいろ問題があったものの、資金を二つの会社から借り
るなどして(一方は少し危険なもの)、家を手に入れました。
そのローンは最初の5年間は5.625%という利率でとても低く、月に
2500ドル(25万円)を支払えばよいもの。5年後には格段に上がります。

ローンの専門家は言ったそうです。
「5年後には物件の価値が上がっているので、そのときに借り換えを
すればいいのですよ。」

しかし、実際には徐々に支払いに困り、クレジットカードをお金を借りて、
それをローン返済に回すことに。そのクレジットカードが使えなくなると、
別のクレジットカードを使って支払うという循環に。
負債はどんどんたまっていき、支払いの催促の電話は鳴りっぱなし。
パニック症候群に陥りました。

金融危機が顕在化した現在は、今のローンの借主のJPモルガン・
チェースに問い合わせているものの、他の人からの問合せが多く、
対応できないと言われているとのこと。自分と同じような借主が
数多くいるのではないかと言っています。

サブプライムローンは、簡単に言うと、収入の少ない人でもマイホーム
を持つという夢を実現できるように、住宅ローンを組めるようにしたもの。
(相変わらず、簡単に解釈しすぎていてごめんなさい。)
最初の何年間かは金利も少なく、支払いも少なくてよい。支払いが増え
る時期には、不動産の価値が上がるので、そこで借り換えればいい
(実際にはそんなことはなかったのですが・・・)。
それが常套句だったのでしょう。

筆者は言います。

お金を借りられたことでわくわくしてしまった。
家を借りるよりも、はるかに簡単に50万ドル(5000万円)を借りられて、
面白いとさえ思った。

経済記者をするような優秀な人でも同じような間違いを犯す。
冷静に考えれば、絶対におかしいのに、それに酔いしれてしまう。
お金の恐ろしさというものについて、改めて考えさせられたのでした。
by jungae | 2009-05-19 06:44 | NewYorkTimesの気になる記事
格付け会社という言葉を知っているでしょうか?
企業が発行する債券などを、企業から依頼を受けて、企業の経営陣とのミーティングや
財務分析などを行い、一定の基準に基づいて、「Aaa」や「AAA」などの記号で評価する
機関です。スタンダード&プアーズやムーディーズなどが有名ですね。

以前書いたことがありますが、金融危機が表面化した後、この格付け会社の存在
意義について、いろいろ議論が起きています。
Rated F for Failure”(3月16日)という記事です。

先週スタンダート&プアーズが、GEの債券の評価をAAAからAA+に格下げしました。
GEはアメリカを代表するリーディング・カンパニーで(前会長のジャック・ウェルチ氏は
とても有名ですね)、多くの人がショックを受けたようです。
ただ、筆者は、GEの株式は1年前の40ドルから7ドルに下がっていて、配当も3分2も
減少していたにもかかわらず、格下げを行っていなかった、その遅さのほうが問題だと
指摘しています。
(ムーディーズはまだ格下げしていないようです。)

格付け会社の信頼は本当に失墜しています。
今大きな問題となっているAIGグループにAAの格付けを与えていましたし、リーマン
ブラザーズは破たんする1カ月前にAと評価評価していました。

ただし、一般の人だけでなく、金融業界のプロも含めて、多くの人がこの評価に依存
していると言います。

格付け会社は、格付けをしている企業から依頼を受けて(報酬をもらって)評価をして
いるために、格下げをしにくということも問題だと言います。

ここから逃れるためには、自分自身で企業の情報を読み取り、自分で判断する
“Judge”する力を養う必要があると指摘しています。
まさにその通りですね。

私自身は少しだけ投資信託をしていますが(毎月積み立てでとっても少額です)、
投資する企業のレートが説明書に書かれていて、これなら安心と勝手に思い込んで
いました。

人から聞いた話や見聞きした話で納得するのではなく、
自分の目で見て、「自分で判断する」

これは、これからの時代、本当に必要になると、記事を読みながら思ったのでした。。。
by jungae | 2009-03-19 07:13 | そのほかの気になる記事
ミニ・マードフと呼ばれている人が続々と増え、逮捕されているそうです。
IHTのBoth rich and poor fall victim to Ponzi scheme(1月28日)
という記事です。

マードフとはバーナード・マードフ氏のこと。投資会社を経営していた彼は、
ハイリターンを約束して富裕層からお金を集めていましたが、実際には投資は
一切しておらず、ねずみ講(Ponzi scheme)式に、新しい投資家からもらった
お金をリターンに回していました。
昨年12月に史上最大の詐欺事件で逮捕されました。

彼と同じねずみ講方式でビジネスをしていた人たちが、この数週間で続々と
逮捕されていて、その数は増える一方だとか。
彼らはミニ・マードフと言われています。

新規の投資家が増えていれば、それをリターンに回せるので問題ないの
ですが、この未曾有の金融危機で、新規の投資家は増えず、解約を申し
入れる人が急増して成り立たなくなり、明るみになってきたようです。
裕福な人もそうでない人も、多くの人が犠牲になっているとのこと。

私自身は感じたのは、この記事やこれに関連する記事を読みながら、儲かる
話には誰でも群がるのだなーということ。それはいずこも変わらないですね。
(どの国でも、人間の根本は変わらないのだと、最近強く感じつつあります。)
見分けることはかなりむずかしいと思いますが、投資を考える際は自分で
しっかりと判断できる能力をを磨かないといけないと思いました。

なお、話は変わりますが、この金融危機の影響を受けたバンカーたちの妻や
ガールフレンドをサポートするグループがニューヨークで立ち上がったとか。
A self-help group for women whose partners are troubled bankers
(1月28日)という記事。
精神的に不安定になっているバンカーのパートナーとどう付き合っていったら
いいのか、意見を交換しながらサポートし合うとのこと。
金融危機でバンカーたちの生活は一変したそうです。
一昨年くらいまでは何十億を稼ぐ投資銀行のマネジャーや何百億を稼ぐヘッジ
ファンドのマネジャーが話題になっていた気がするのですが、それからは隔世の
感ですね。

本当に時代は大きく変わったようです。
by jungae | 2009-01-30 05:37 | そのほかの気になる記事
オバマ氏の大統領就任は2009年1月20日。今は過渡期にあり、この
政治の空白期間が経済にとっては、とても大きいとの指摘が出ています。
Paul Krugman氏のThe lame-duck economy(11月22日)という記事です。

2008年の今の状況を1932年の状況に類似しています。
当時は、経済、金融危機が起こり、人々が自由経済を推奨する共和党へ
の不信を強め、長期政権が終わりを遂げたときでした。民主党のルーズ
ベルト大統領が選出され、経済危機を打破すべく、ニューディール政策を
発表しました。
オバマ次期大統領に、多くの人が新ニューディール政策を希望している
と言います。

1932年と似ている点としては、この金融危機のさなかに、新大統領に移行
するまでに大きな政治の空白があることです。1932~33年にもルーズベルト
大統領の選出から実際の就任まで空白期間があり、その期間は現在よりも
長く、3月に就任しました。それが経済にとても悪い影響を与えたと言います。
共和党政権はとても不人気だったのですが、一方で新たに誕生する民主党
政権にはまだ何の権限もないという状態でした。

今はまさにその状況です。

ただし、そのときと決定的に違うのは、世の中の変化のスピードがその
ときよりもはるかに速いということ。この政治の空白期間は、そのときよりも
非常に大きな影響を及ぼすと言います。

Krugman氏が懸念する2つのDがあります。
“deflation”と“Detroit”です。

アメリカは90年代の“Lost decade(失われた10年)”の間に日本が体験した
デフレに突入している。一方で、Detroitにある自動車のビッグ3の状況は
とても深刻で、すぐにでも手を打たないといけない。

いくつかの方策は打っているものに、この経済危機に対応する方策を
打たれていないとのこと。この政治の空白期間にどんなことが起こるの
かを想像すると恐ろしいと締めくくります。

確かにブッシュ大統領の人気はひどいもので、各国の首脳はオバマ
次期大統領に会いたがっている。ただ、そのまだ権限がないために、
動きにくい。この経済・金融危機にとっては、大きな痛手だと痛感します。
by jungae | 2008-11-30 07:15 | そのほかの気になる記事
米国FRB(連邦制度準備理事会)前議長のアラン・グリーンスパン 氏が、
今起きてきる金融危機について、在職中に推し進めた規制緩和に対する
信頼が揺らいでいると述べました。

10月23日のGreenspan 'shoked' that free markets are flawed
という記事です。

彼は1987年のブラックマンデーを切り抜け、その後18年間FRB議長を務め、
アメリカの高成長を支えたとして、マエストロという異名も持ってきました。
しかし、サブプライムローン問題、そして金融危機が表面化した後には、

彼の政策がよかったのかどうか、大きな議論を呼んでいます。彼がこの
危機の原因を作ったのではにかとさえ、言われるようになりました。

彼自身は政府は経済にそれほど介入してはいけないという、市場に任せる
といったスタンスで、規制緩和を積極的に進めてきました。自分自身の政策
に間違いはなかったと主張していますが、市場に任せすぎた、規制緩和に
対する信念は揺らいでいると話しています。

一昨日は日経平均がバブル崩壊後最安値を記録する中、なかなか出口の
見えない状態。抜け出すにはまだまだ時間がかかるでしょうか?

彼の政策が間違っていたのかどうか、すぐには結論は出せないむずかしい
問題ですね。
by jungae | 2008-10-29 07:06 | そのほかの気になる記事
リーマンブラザーズの始まった金融危機。世界的に株価が下がり、
世界大恐慌以来の危機と言われていますが、先週から今週にかけて、
International Herald Tribuneで、面白い記事を発見。
ご紹介します。

10月17日 Let's Get Real
今年のノーベル経済学賞を受賞し、ニューヨークタイムズのコラムニストを
務めているPaul Krugman 氏の記事です。
金融経済の危機の影響で、アメリカの小売業や製造業も売上が減少し、
深刻な事態になっている。救済には「待ったなしの状態」。
政府が積極的に介入し、公共投資を増やす経済政策を進めていかないと
主張しています。
(Krugman氏は民主党の支持者と言ってはばからず、ブッシュ
政権やグリーン・スパン氏には批判的です。)

10月17日 Buy American
世界第2位の大富豪で、投資家であるWarren E. Buffet 氏の記事。
今こそアメリカの株価を買うべきだと言い、彼自身は個人でアメリカ企業の
株を買っていると言います。彼の理論はとてもシンプル。

「他人が貪欲になっているときには警戒し、他人が警戒しているときには
貪欲になる」

彼は長期の投資家で、1ヶ月や1年先はわからないが、これから5年、
10年、20年後は必ず企業は最高益を更新する。20世紀には世界恐慌、
2回の世界大戦など多くのことがあったが、アメリカのDOWは、66から
11497に上昇した。長期的な視点に立てば、今は買うときだと言います。
説得力があるなーと思いました。

10月19日 The Great Iceland Meltdown
『フラット化する世界』を執筆された、Thomas Friedman 氏の記事。
アイスランドがこの金融危機の影響をもろに受けています。
人口30万人のアイスランドは、自国を維持するのが大変。2002年以降、
銀行の民営化を進め、金融政策を柱にして、大きな成長を遂げてきました。
インターネットで取引できる、5.45パーセントの金利がつく預金を設け、
ヨーロッパ中からお金を集めていました。
特にイギリスでは人気が高く、多くの富裕層がお金を預けていただけでなく、
公共機関や大学(ケンブリッジ大学も入っているそうです)などがアイス
ランドの銀行に資金を預けていていたのです。イギリスのブラウン首相が
激怒したと言われています。
ただ、金融危機が明るみになって以降、その銀行の取引が凍結され、
お金の引き出しができなくなっています。アイスランドの首相が援助を
お願いしていますが、ヨーロッパ諸国は消極的で、ロシアに歩み寄って
いると言います。
アイスランドという小さな国も、この金融危機の影響を受ける。
クレディ・スイスがカタールの資金提供を得たり、三菱東京UFJがJP
モルガンに出資したりと、グローバリゼーションは否が応でも押し寄せて
います。世界がつながっていく中で、多国間の外交と規制は「必要」と
いうものではなく、「欠かせない」と、警鐘を鳴らしています。

Krugman氏やFriedman氏は定期的にコラムを書かれていて、
興味深く読んでいます。どれも考えされられる記事でした。
これからどうなっていくのか、注視していきたいです。
by jungae | 2008-10-22 06:03 | そのほかの気になる記事
サブプライムローンの問題に端を発したアメリカ発の金融危機。
その原因がグリースパン氏が作ったのではないかという意見が
出始めています。

10月9日のTaking a had look at a Greenspan legacyという記事です。

グリーンスパン氏といえば、1987年から2006年まで、米FRB(連邦
制度準備理事会)の議長を務めた人。1987年、就任直後にブラック
マンデーに直面しましたが、それをうまく切り抜けたとして評価され
ました。FRB議長の時代には、手腕を変われ、アメリカの好景気に
大きく貢献したと言われました。

しかし、議長を退いた後に、サブプライムローン問題が表面化。
所得が低い人への融資を積極的に容認してきたのは、グリーン
スパン氏の影響が大きいのではないかとささやかれています。

この記事では、何よりもデリバティブという商品を各金融機関が
多数開発し、販売したことが今回の危機を招いた。そして、グリ
ーンスパンはそのディバティブの推進者だったと言います。

デリバティブとは、いろいろな手法を駆使して、リスクをヘッジ
する商品(その方法はかなりむずかしくて、よくわかりません)。
株や債券、商品という基礎となる資産から派生する(derive)する
価値ということから、つけられた名前だそうです。

彼自身は国があまり規制せずに、市場や民間企業に任せると
いうスタンス。デリバティブについて規制などを設けませんでし
た。市場の状況がいい場合は、リスクヘッジをしていいのですが、
悪くなると、逆のスパイラルが起きる。
今はその状況なのです。

グリーンスパン氏自身は、この危機を「100年に1回の危機」と
言いつつ、ウォールストリートが節度を失い、貪欲になりすぎ
たのがいけないと反論しています。

株価が世界的に下落し、未曾有の危機を迎える中、有効な
手立てを見つけられていない。誰が、何がこの危機を招いた
のか、これからも大きな議論になりそうです。
by jungae | 2008-10-11 06:44 | NewYorkTimesの気になる記事
アメリカ大統領選まで1カ月をきりました(11月4日実施予定です)。
ウォールストリートの金融危機で、そのニュースが影を潜めている感が
しますが(ただ日本であまり報道されていないだけかもしれませんが)、
もうそんな直近に迫っているのですね。

金融危機が起こったことで、大統領選びにも大きな変化が起きていると
言います。10月3日にPaul Krugman氏がA Leadership Vacuum
(リーダーシップの空白)という記事を書いています。

3週間前から始まった金融危機は本当に深刻で、大企業から中小企業に
その影響が広がっています。金融安定化のために、金融安定化法案の
可決が必要です(先週金曜日に修正されたものが可決されましたね)。
大統領選まで1カ月をきりましたが、来年1月の次期政権の誕生までには
4ヶ月あります。次期政権は、初日から世界恐慌以来の金融・経済危機に
立ち向かわなければいけないと言います。

これまではイラクからの撤退をはじめとした政治的なことが焦点になって
いましたが、経済の問題が最優先になって。状況は一変ですね。
8年間のブッシュ共和党政権がこの金融危機を引き起こしたと見る向きが
あり、この状況は民主党のオバマ氏には有利に働くとも言われます。
ただ、どうなるかは最後までわかりません。

2001年の9.11のニューヨーク同時テロから始まった今世紀。イラク戦争
での泥沼の状態、この金融危機、ドルの価値の下落。アメリカの威信が
低下しつつあり、大きなパラダイムシフトが起きているのは確実のようです。

次のアメリカ大統領は誰になるでしょうか?

21世紀の今後がどのようになるのか、2008年は大きな転機となる年になる
と思います。注視したいです。
by jungae | 2008-10-07 05:38 | NewYorkTimesの気になる記事
バフェット (Warren Buffet)氏が、米GEに30億ドルを投資すると表明しました。
10月2日のBuffet's bet on GE という記事です。

バフェット氏といえば、世界第2位の資産家(第1位はビル・ゲイツ)で、独自の
投資理論で成長企業に投資し、資産を築いてきた方。
慈善活動でも積極的で、ビル・ゲイツと奥様のメリンダ・ゲイツが運営する、
ビル&メリンダ・ゲイツ財団 に多額の寄付をすることも表明しています。

金融危機の中で、最近ではゴールドマン・サックスに50億ドルを投資すると表
明していて、救世主のように見られている感もあります。

優先株を購入するなど、バフェット氏に有利なことも多いようですが、現在の
厳しい状況の中で、バフェット氏のような有力投資家が多額の投資を表明する
ことで、ゴールドマンやGEにも信用不安がなくなり、いい面も多いようです。

何よりもこの2つの企業は、この危機をしっかりと乗り越えるという太鼓判を
押していることになるのでしょう。Win-Winと言えますね。

バフェット氏自身が、トリプルAの評価システムになっているとも言っています。
スタンダード&プアーズムーディーズなどの評価機関よりと同じくらい
影響力があるでしょうか?

それにしても、1人の人(正確にはバフェット氏が経営するバークシャー・ハサ
ウェイ会社ですが)が多額の投資を表明して、アメリカの経済に大きな影響を
与える、すごいことだなーと思いました。

日本でありえるかしら?と考えてしまいました。
by jungae | 2008-10-06 06:12 | そのほかの気になる記事