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アマプロ株式会社代表 林正愛が日々感じていることをつづります


by りんちゃん
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タグ:Anand Giridharadas ( 5 ) タグの人気記事

インターネットであらゆる情報が流れる中で、あらゆる人が書く
ことができる、この時代に書き手に求められるものは何か。
New York Timesで興味深い記事を見つけました。
A New, Noisier Way of Writing(2月24日)という記事です。

インターネット上で様々な人がいろいろなことを書いています。
多くの新聞社は読者に議論に参加することを促し、企業は顧客に向けて
宣伝するのではなく、顧客と"engage"(対話)することが求められます。

他者を上から抑える力ではなく、他者といっしょの力にシフトする中で、
書き手、ライターに求められることは何か?

一つには、即座の、瞬間の文化があります。
Googleは瞬時に調べたいことを提供してくれます。
書き手は、考える前にネットをサーチしてすぐに書きます。
ここではクオリティよりも瞬発力が求められます。

一方でよい書き手は、その反対にあります。
時間をかけてじっくりと考えて、書いていきます。
Walt Whitmanは“Leaves of Grass"という書物を26年かけて
完成させ、出版しました。

V.S. Naipaulという著名なライターは次のように言います。
==
会話には2つの方法がある。1つは簡単、カジュアルなもの。
もう1つはよく考えられたもの。考えられた方法に自分の
名前を入れるが、簡単に考えたのには名前は入れない。
簡単に考えられたものは自分の考えの源になることもあるが、
最初に思い浮かんだときにはかなり乱暴なものである。
粗悪なものを考えながら磨いていく。
==

一方で、ネットの時代にはフィードバックがすぐに返ってくる
時代。どれくらい見られたか、どんな反応があったか、数字で
すぐにわかる。それとどう向き合っていったらいいのか。

書き手の中には書きながらオープンになり、読者からフィー
ドバックをもらい、ストーリーを書いている人も今はいます。
ブラジルのベストセラー作家のPaulo Coelho氏は言います。
「人々は以前は書き手を象牙の塔にいる賢い人、知識があり、
手の届かない人と思っていました。今はその象牙の塔がなく
なりました。言っていることを読者が好きでなければ、彼らは
言ってくる。書き手が自分の世界だけで生きられる時代ではない」

即座で、フィードバックに左右される、オープンな世界で書き手は
どんな役割を果たせるだろうか、時間をかけて考えられた、練られた
ゆっくりとした考えやアイディアに余地はないだろうか。

このように締めくくっています。

興味深いなーと思いました。
スピードが求められる時代だから、瞬時に情報を伝える必要がある
けれど、そういう時代だからこそじっくりと時間をかけて考えるも
のも必要になる。
そのバランスかなーとも思います。

みなさんはどう思われるでしょうか?
by jungae | 2012-02-29 08:02 | NewYorkTimesの気になる記事
アメリカン・ドリームという言葉もあり、大きな夢を見て世界中から
多くの人が向かうアメリカ。それに大きな異変が起きているようです。
Next Frontier for Restless Americans?(8月12日)といものです。

歴史を通して、繁栄していない社会に住む数百万人の人たちにとって
の解決策は一つ。その国からいなくなることでした。
アメリカはそういう人たちが集まった国ですが、労働市場や株価が低迷
する中で、今は多くの人がアメリカを後にしています。
Isabel Wilkerson氏が『The Warmth of Other Suns』という書籍で
次のように記しています。
==
何世紀にもわたって人生が厳しくなると人々がしてきたことがある。
イギリス支配の中でピルグリムたちがやってきたことであり、
ナチスが台頭したときにユダヤ人の人がしたことであり、
そのほかロシアでもイタリアでも中国でもおきたこと。
それは、その土地を去ること。
==

多くのアメリカ人が海外で働いています。
しかもバンコクやシドニーやボゴダで出会うアメリカ人は、とても優秀な
教育を受けたエリートたち。アメリカでも働けるけれど、よりよい収入や
チャンスを目指してそれらの土地に移住している。

一方で、アメリカ人は英語しか話せいない人が多く、家を持っている比率
も高く、他の国に何かつながりがあるという人は少ないので、他の国に
移住するのが得策ではない、という意見もあるそうです。

ただアメリカ人がアメリカで培った営業力などのスキルを途上国で生かせば、
大きな成功を残せることも多い。
もちろん途上国では汚職や制度が整っていないなどの問題があるのは、
事実でたやすくはないし、お給料も低い。
けれども多くのチャンスが待っていることも確か。

国を去ることは貧しい人にとっての最終手段であったけれど、今は
それも変わりつつある。いっきに多くのアメリカ人がアメリカを立ち
去るということはないかもしれないが、大きな変化がおきるかもしれない。

夢を追い求めて多くの人がアメリカに移住する。
成功した人が評価され、大きなお金を稼げる国。
そこに大きな変化が起きているのかもしれないですね。
チャンスのあるところに人がいく。
それも自然な流れなのかなーとも思います。
いろいろと考えさせられました。

みなさんはどう思われるでしょうか?
by jungae | 2011-08-18 07:50 | NewYorkTimesの気になる記事
はやる言葉もあれば、すたる言葉もある。
(数年前にはやった“チョベリグ”とか。古い?!)
日本でもよく言われますが、英語でもあるようです。
興味深い記事を見つけたので、ご紹介します。
America and the ‘Fun’ Generation(10月29日)というものです。

この約200年の間に、“achievement"(達成)と“fun"
(楽しみ)という言葉がよく使われるようになったそうです。

107,000の新聞や雑誌、小説、演劇や映画の台本などのデータ
ベースを調査した結果、1810年代~2000年代までに
“achievement"の使用頻度は11倍に、“fun"は8倍以上に
増えました。

一方で、“excellence"(優秀、卓越)という言葉は11分の
1に、“pleasure“(喜び)は4分の1に減少しました。

歴史の中で、言葉ははやりすたる。
この2つのペアのはやりすたりを見ると、アメリカの文化を
どのような変化し、世界に変化をもたらしたかがわかります。

物事の質的な価値から感じる視点―pleasure(喜び)から、
心の状態―fun(楽しみ)に目を向けるようになりました。
自分が感じるexcellence(卓越)から、他人に承認され、
認められるachievement(達成)を重視するようになりました。

ある定義によると、“pleasure”は、満足の状態に対して、
“fun”は、快楽や楽しみを提供するものだといいます。
“excellence”は卓越している状態でそれ自体で素晴らしい
ものに対して、“achievement”は努力によって得られた
結果です。

“achievement”という言葉はアメリカのリーダーたちが
良く使い、アメリカの文化に浸透しています。小学生の
テストから、大学、社会人になってもそれを求められます。
ただ、それが果たして、いいのか。
ウォールストリートはあまりにも“achivement”ボーナス
を求めすぎたために、崩壊した。
達成して名声を得ることに対してのみ焦点を当てていないか、
今は“やること(doing doing doing)”ばかりに目が向いて
いないかと筆者は警鐘を鳴らしています。

あるアメリカ人の有名作家が書いています。
イタリアの小さな街を訪れたとき、自分は何もしないことが
こわくて、何かしなければ仕事を探したのに、イタリア人は、
"何もしない美しさ”をマスターしていたといいます。

面白いなーと思いました。
今は何かをやって達成し、それを認めらたいということが
重視されている、しかも、それは楽しくなければいけない。

少しむずかしい話ですが、いろいろと考えされられたのでした。
みなさんはどう思われるでしょうか?
by jungae | 2010-11-12 07:30 | NewYorkTimesの気になる記事
グローバルな時代を迎える中で、あいさつをどうしたらいいのか。
興味深い記事を見つけました。
How to Greet in a Global Microcosm(10月15日)というものです。

サウジアラビア人と日本人とインド人が一緒にバーに行き、
アメリカ人が後から合流した。場所はイタリアのミラノ。
アメリカ人はどうやってあいさつをすればいいのか。

サウジアラビア人にはキスをし、日本人にはお辞儀をし、インド
人には両手を合わせる?! やりすぎかもしれません。
アメリカ人のあいさつの方法を取って、握手をすればいい?
もしくはイタリアなので、ヨーロッパ風のエア・キスをする?

世界中で会議が行われ、世界のいろいろな人が集まる中で、
どのようにあいさつをすればいいのか、結構悩むところです。

あるネットでは、“ここ(here)”のルールに従えと指南して
いますが、“ここ”がどこなのか、わかりにくい時代です。
(上記の場合、イタリアとなると、“ここ”はイタリアになる
でしょうか?)

通貨や貿易などではしっかりとしたルールがあるものの、挨拶に
関してはありません。ただ、明確に規定するのもむずかしい。

ならば成行きに任せてもいいのではないかと筆者は言います。
グローバルになるということは、1つのスタンダードを求める
ことではなく、交渉や妥協を受け入れることだから。

挨拶、たしかにむずかしいなーと思います。
現地に行ったときには、そこの習慣に合わせればいいですが、
会った場所が別の国の場合は複雑ですね。

ただ、筆者が言っているように、グローバル化というのは、
1つのスタンダードを求めるのではなく、話し合い、交渉し
ないながら、妥協点を見つけていくことなのかもしれない
とも思います。

みなさんは最初のような状況になったら、どうしますか?
by jungae | 2010-10-29 06:25 | NewYorkTimesの気になる記事
グローバル化が急速に進む中で、ダイバーシティ、多様な考え方をできる
リーダーが求められているそう。
New Leaders Find Strength in Diversity(5月11日)の記事です。

PepsiCoの会長のIndra Nooyiはインドで生まれ、アメリカで学びました。
エール大学の学生のときには、サリを着てコンサルティングファームの面接に
行き、就職を得た後もサリを着続けました。彼女はニューヨークヤンキースの
ファンである一方で、ときにオフィス内をはだしで歩きます。

「ハイブリッド・リーダー」

コラムの筆者であるAnand Giridharadas氏は、Nooyi氏のような人を
このように呼びます。彼らは典型的なリーダーの枠にはとどまらず、多様な
世界(Multiple Worlds)に属し、複雑さや相反する感情を持ちながら、
世界を新しい方向に導いていきます。
オバマ大統領、カルロス・ゴーン氏もハイブリッド・リーダーだと言います。

ハイブリッド・リーダーの特徴は以下のとおり。
○熱心に聞く
「共感」を大事にする。
○全世界共通のものを求める
○根本的に実践を重んじる
○真実を知ろうとする
○両者のことを考え、多様な考え方を検討する。二者択一と考えない

ハイブリッド・リーダーは若いときにいろいろな世界で経験を積んでおり、
何がいい、何が悪いと一辺倒に考えない。逆にいろいろな世界で生きて
きたからこそ、自分のルーツ、アイデンティティの源となる家族をとても
大切にするそうです。

グローバル化が進み、価値観が多様化する中で、白黒、善悪、など
二者択一で考えられることは少なくなっています。
いろいろなマルチプルな視点で考えられる、ハイブリッド・リーダーは
今後ますます求められていくようになると思います。
これからのキーワードになると感じたのでした。
by jungae | 2010-05-18 06:58 | NewYorkTimesの気になる記事