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アマプロ株式会社代表 林正愛が日々感じていることをつづります


by りんちゃん
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タグ:David Brooks ( 10 ) タグの人気記事

欧州危機がいろいろと報道されていますね。
グローバル化の影響で、日本でも円高が進むなど、影響が出て
います。
ニューヨークタイムズでいくつか気になる記事があったので、
ご紹介します。

The Technocratic Nightmare(11月17日)ではコラムニストの
David Brooks氏が書いています。
彼は1990年代前半にウォールストリートジャーナルの記者として
ブリュッセルで暮らしました。当時はドイツのコール首相やフラ
ンスのミッテラン大統領が主導し、マーストリヒト条約や統一通貨
について話し合っていました。

公務員や高級官僚はわくわくしていましたが、一方でそれを懐疑的
に見る人もいました。ヨーロッパのリーダーたちは、法的にも経済
的にも一つのヨーロッパになると言いつつも、共通の言語や共通の
会話がないまま進んでいきました。政府の人やエリートたちはは
興奮していたものの、市民はある意味冷めた目で見ていました。

結果として、ヨーロッパの統合はあいまいでわかりにくいものに
なりました。マーストリヒト条約が締結されたとき、ブリュッセル
の講演では、EUの旗が振られ、スピーカーは大きな声を上げて
いましたが、市民はうんざりしていました。

EUは言語や文化や歴史的なベースがない中で、経済的に法的な
上部構造を作ろうとした試み。第2次世界大戦以降の世界がどう
進むべきか考えて取り組んだ最後の試みでもありました。

Brooks氏はブリュッセルをたってから17年経ち、EUはまだ
もっているものの、それぞれの国で共通の認識がないのは
変わらない。もう1度どう進んでいくべきかを考える時期だと
言っています。

私自身は超大国アメリカに対応するために、ヨーロッパが団結
する必要があった。ドルに対抗する通貨としてユーロを持つ
必要があった。
(実際ユーロやドルよりは今は高く、評価されているでしょうか。)
国のリーダーや官僚たちはある意味理想を追い求め、文化や共通認識を
持つことを後回しにして、推し進めた。
その結果無理に進めたこともあり、今それがいろいろなひずみを
産んでいるのかなーとも思います。

いろいろな国で共通通貨を持ち、強い通貨に対抗する。
一つの大きな取組みではあったでしょうか。

これからはどうなるでしょうか。
日本への影響も大きいので、注視していきたいと思います。
by jungae | 2011-11-29 08:04 | NewYorkTimesの気になる記事
進化論について面白い記事を見つけました。
Nice Guys Finish First(5月16日)というものです。

生物の進化の歴史を見ると、最も順応できたものが生き残ってきました。
強いものが弱いものを食べ、環境に適合できた生物が、利己的な遺伝子
を残し、これに適合できなかった生物は絶滅しました。

この理論の中で生き残ってこられた人間はかなり利己的と言えます。
私たちは最大限の結果を得ようと、地位や富を得るために競争します。
これはもちろん真実ですが、一方で、人には別の側面――共感したり、
協力したり、コラボレーションしたりする側面もあります。

12か月の子供が他の子に指をさして教えてあげたりします。
大人が重いドアを開けられない様子を、14か月の子供が見ると、
助けてあげようとします。
これは猿やチンパンジーには見られないこと。

「生まれながらに良い人でいたい」と思っていると、ある著者は
言います。

勝ち残るためには、個人対個人の競争もある一方で、グループ
対グループの競争もあります。どちらも「順応できたものが生き残る」
という理論に当てはまりますが、団結し、協力し合えたグループが
次世代に遺伝子を残せてきました。

「グループセレクション」という考え方が数年前から言われる
ようになりましたが、今それがとても注目を浴びています。

人の進化にはいろいろな見方がありますが、それぞれで世界の捉え
方が異なってきます。利己的な競争モデルでは、社会科学(特に経
済学)が言う実用、効率だけを求めるモデルが育まれます。一方で、
「グループセレクションモデル」は、まったく違うものになる。

数十年もの間、人の道徳観をまったく無視した、「科学的な」研究を
してきましたが、人は何なのか、どうやってここまできたのかを
理解するのに、協力し合ったり、感情や美徳を持っていることを
無視すると、真のところが理解できないのではないだろうか。

興味深いなーと思いました。
生命が生き残るには1人では到底無理で、協力し合い、協調し合う
ことが不可欠だった。それを人間はできたのですね。協力し合う、
助け合う、その視点を、私たちは忘れてはいけないと思いました。

一方で、弱肉強食の時代もありましたが、今は自然やいろいろな
ものとも調和をしながら生きていかなければいけないのかなーとも、
感じたのでした。

*今回から、このカテゴリーを「経済や世の中の気になる記事」から
「New York Timesの気になる記事」に変えました。いろいろと気に
なる記事を紹介していたのですが、基本的にここではNew York
Timesの記事をご紹介していたので、わかリやすくこのようにしました。
別の新聞やその他の記事は「その他の気になる記事」でご紹介します。
もしご意見等がありましたら、聞かせてくださいね。
by jungae | 2011-05-19 07:05 | NewYorkTimesの気になる記事

お金を求めない生き方?!

現在はものがあふれている時代。この時代に生きる人たちは、これまで
とは全然違う生き方をすることになる。
興味深い話を見つけたので、ご紹介します。
The Experience Economy(2月15日)というものです。

Tyler Cowen氏が書かれた、“The Great Stagnation”という大きな
話題を呼んでいるそうです。

アメリカは、1974年くらいまではすばらしい経済成長を遂げることが
できました。開拓できる安い土地もあったし、教育レベルも格段に上が
り、電化製品や車なども浸透し、技術変革も遂げられました。
けれど、1974年にはそれらが使いつくされ、そこからはゆっくりと
した経済成長に移行します。
アメリカは現在、技術的な頭打ちになっているとCowen氏は言います。

この見方にはいろいろと異論もあるものの、この記事の執筆者である、
コラムニストのDavid Brooks氏は、技術的な変化が停滞を招いている
のではなく、「価値観の変化」をもたらしているのではないかと言います。

産業経済の中では、人々は物質的なものに価値観を求め、収入を増やす
ことが生活の質(Quality of Life)を改善するものの考えていました。
しかし、現在の情報社会の中では、物質的なものを求めるのではなく、
富を作らずに、生活の質を向上させることができるといいます。

1900年に生まれ、1974年に亡くなった人、Samがいたとします。
彼が生まれたときには馬車で移動していたものの、亡くなる頃には
エアコンがある時代。物質的な変化が劇的にあった時代。
彼はブレーキを作る会社で働いていましたが、安定した人生を送る
ためには、お金を稼がなければいけないと思い、一生懸命働きました。

一方で、Samの孫のJaredは、1978年に生まれ、ブレーキの仕事
には関心がありません。会議を企画する会社に勤め、現代美術について
ブログを書き、家族でバケーションに出かけます。JaredはSamよりも
知的で多様な生活を送り、YouTubeやFacebook、Wikipediaなどを
活用しています。これらの多くはお金が絡む経済とは別の世界で作られ、
無料で利用できます。そしてそれが仕事を生むこともない。
自動車産業は何百万人もの雇用を作りだしたものの、Facebookは2000
人、Twitterは300人しか雇っておらず、iPodsは14000人の人が作り
ました。

Cowen氏によると、この時代の技術的革新は、大きな幸せをもたらして
いるものの、経済活動には何ら大きな影響を及ぼしていない。このような
時代には、人々はお金ではなく、(人生の)意味を見出そうとしていると
言います。

いろいろな議論があるでしょうが、たしかに1900年代を生きた人と、
今を生きる人では生き方が全然異なるのだろうなーと思います。
お金や物質以外のものを重視する、価値観が本当に変化しているのだと
感じます。

私自身はお金ではなく、「体験」というものを大事にしていきたいと
考えています。
みなさんはこんな時代に何を大切にしたいでしょうか?
by jungae | 2011-02-27 08:33 | NewYorkTimesの気になる記事

過渡期のアメリカ

アメリカが大きな過渡期を迎えているようです。
コラムニストのDavid Brooks氏が興味深い記事を書いていました。
The Crossroads Nation(11月9日)というものです。

今アメリカでは、2030年や2050年にアメリカがどのような国になって
いるのか、誰も想像できずにいます。ある調査によると、3分の2のアメ
リカ人が自分の国が衰退していると考えているようです。

歴史を振り返ってみると面白い見方ができるかもしれないと指摘します。

500年前は経済の中心は農業で、100年前は産業製品でした。
今は情報化時代で、イノベーション(革新)やクリエイティビティ
(創造性)が経済成長のエンジンになります。

ここで重要なのは、クリエイティビティは1人で生み出せるものではなく、
いろいろな人が交わるネットワークの中で生まれます。
優秀な人が集まり、思考と知性が結びついたときに生まれます。

2010年、2025年、2050年の自分がこのクリエイティブな人であること
を想像してみます。ケニヤやウクライナ、世界のどこに住んでいても構い
ません。人に意見を聞いたり、話をしたいと思ったとしたら、ファッショ
ンのことだったらフランスに行くかもしれないし、エンジニアリングにつ
いてならドイツに行きたいと思うかもしれない。しかし、そのほかの分野
についてならアメリカにいきたいと思うのではないでしょうか。

英語を勉強したい、大学で最先端のことを学びたい、そう思ったら、
アメリカにくるのではないだろうか。

アメリカはいろいろな文化が混ざり合う、ユニバーサルな国で、世界中に
コネクションのある人たちがすでにたくさんいます。アメリカでは、子供
たちは両親を超えよう、さらに両親よりも良くなろうとするし、職場で上
司に意見を言いやすいし、権威に屈することも他に比べれば少ないです。

21世紀の国に必要なことは、創造性を生み出せるハブ(中心)になること。
アメリカはこのハブになる、Crossroads nationになるには、いい位置に
いて、あらゆるネットワークを結びつけられる素養を持っている、悲観的
になる必要はないと言います。

アメリカも自分の国がどう進んだらいいのか、模索しているのですね。

これまではG8(アメリカ、フランス、ドイツ、イギリス、イタリア、
カナダ、日本、ロシア)と呼ばれる国で世界のことをいろいろと話し合い、
決めてきましたが(ある意味傲慢のような気もしますが)、今は中国や
インド、そのほかの国々も存在感を増し、多くの国を巻き込んで議論を
していかなければいけない時代。

世界は大きく変わっていますね。
どんな風に変わっていくのか、そして自分がどう生きていくのか、
関心を持っていきたいなーと思います。
by jungae | 2010-11-23 08:30 | NewYorkTimesの気になる記事
アメリカに来たならば、一攫千金を当てる?
そんなアメリカンドリームについて、疑問を呈する人も出てきている
ようです。The Gospel of Wealth(9月6日)という記事です。

21世紀の最初の10年間のルールは、
「女性は小さく(細く)、車は大きく」
でした。
女性は見栄え良くなるために、細くなろうとし、一方で、閉所恐怖症
になったようなに、20個もベッドルームが大きな家に住みたがり、
真っ白な壁を埋めるべく芸術品を買いあさりました。

しかし、経済が破綻し、大きすぎるものが馬鹿げて見えるようになり、
価値観も変わりました。

低成長の時代には、経済的ではないもので、生きる「意味」を見出す
新しい基準や方法を求めています。

David Platt氏という人の見解を紹介しています。Platt氏は、26歳
という若さで、4300人のメンバーを持つバーミンガムの教会で牧師
をしている人物。彼は「Radical:Taking Back Your Faith From
the American Dread
」という書籍を執筆しました。

そこで指摘されていることの一つがアメリカンドリームについて。

ヨーロッパの人がアメリカに最初に移住してきたとき、資源の多さに
気づき、2つの結論に達したとか。
①博愛のための神の計画はここで実現できる
②神がそれを実現するのを助けながら、リッチになれる
「神」と「富」が両立し、「宗教的」でありながら、「物質的」で
あるアメリカが生まれたといいます。

ただし、Platt氏は見方には反対していて、物質的な世界は、魂を
壊してしまう、アメリカンドリームは自分の発達、個人の成長を
促します。上へ上へという志向ですが、神は、ときに下を向くこ
とも許容するとのことです。
彼は、500万円で1年間を暮らし、それ以上のものは捨てる、寄付
するのもいいのではないかといいます。

記事の筆者のDavid Brooks氏は、Platt氏の考えは古いという人
もいるかもしれないが、ものがあふれる中で、多くの人の心をと
らえていると指摘します。

アメリカ人は生活を見直しつつあり、アメリカンドリームを全部
否定するわけではないけれど、自分の生活の中で、何が受け入れ
られて受け入れられないのかを再定義しつつあるといいます。

「お金を稼ぐことで神にも報いる」

少しむずかしい話ですが、自分だけが儲かることが果たしていい
のかどうか。経済危機以降、価値観が大きく変わり、お金を儲けて
大きな家に住み、大きな車を持つことだけがいいわけではない、
ということに気づいた。

アメリカンドリームは大事だけれど、一方で何が人生で大切なのかを、
改めて考えなければいけない時期にきているのかもしれないですね。

みなさんはどう思われるでしょうか?
by jungae | 2010-09-15 07:39 | NewYorkTimesの気になる記事
人生は計画できるものなのか。
少し前になりますが、気になる記事を見つけたので、ご紹介します。
The Summoned Self(呼び出される自分、8月3日)というものです。

人生の考え方には2つがあります。

1つ目の考え方が「Well-Planned Life(周到に計画された人生)」。
現在のハーバードビジネススクールの教授である、Clayton Christensen氏は、
若いときに自分の人生の目的を明確にするために、多くの時間を投資するように
学生たちにアドバイスしています。
教授自身は、奨学金をもらってオックスフォード大学で勉強をしていたとき、
毎晩1時間を読書したり、考えたり、お祈りをしたりしながら、なぜ自分が
生まれてきたのかを考えていたと言います。
「これを続けることはとても大変なことで、通常の勉強以外にそんな時間を
確保できるか不安もあったけれど、それを続けたことで人生の目的を見つけ
られた」と語ります。
いったん目的を見つけられたら、自分の時間とエネルギーと才能をどのように
割り振るのかを考えなければいけず、多くの優秀な人がここで失敗をしている
と言います。

この考え方に基づくと、人生は良く設計されたプロジェクトで、最初に慎重に
考え出され、途中調整が加えられながら、最後に達成されていきます。

2つ目の考え方が「Summoned Life(呼び出される人生)」。
人生は達成されるプロジェクトではなく、切り開かれていくよくわからない
風景だと考えます。24歳の人に座って人生の目的が何かを考えさせても、
そう簡単に答えは出てこない。人生の中では、何が起こるかわからないし、
親になることや年を取ることがどういうことなのかを漠然とはイメージでき
ても、実際に体験してみないとわからないこともとても多い。
このように人生を考える人は、選択をして最大の効率を得るというビジネス
的な考え方を、人の人生についても行うことに疑問を持っています。効率的
な選択をする前に、家族や自分の信念を大事にする人もいます。

Well-Planned Lifeの人は、「自分は何をすべきか?」ということを常に
自問します。
一方で、Summoned Lifeの人は、「この状況は私に何を求めているか?」と
自問します。この特定の時期にこの特定の問題に直面したが、「この状況は
私に何をするよう勧めているのだろうか?、私が果たせる役割は何か?」
と考えます。損得の計算や長期的に計画されたことではなく、状況を観察し、
気づき、自分のすべきことを見つけていく方法だと言います。

筆者のDavid Brooks氏によると、アメリカでは1番目の人が多く、それが
賞賛されてきた傾向があるそうです。どちらが正しいというわけではないけ
れど、人生を豊かに生きていくためには、役立つ方法ではないかと言います。

周到に計画された人生と流れに任せて考え行動する人生。

個人的に考えると、1番目の生き方をできる人はとても強い人かなーと思い
ます(現在のプロフェッショナルで活躍する人たち(たとえばスポーツ選手
など)は、このような信念を持って人生を歩んできた人ですね)。

一方で、2番目の生き方もありなのだなーと気づきました。
私自身を振り返ると、こちらに属するような気がします。
学生の頃に何がしたいかよくわかっていなかったですし、自分が会社を起業
するとも考えていませんでした。ただ、その時々で自分ができることを
精一杯やろうと取り組んできて、いろいろな縁があって、今の状況にある
ように思います。

どちらが正解ということではないのですね。
ただ、時々で最善を尽くすということは、どちらの生き方でも大切かなーと
思いました。

みなさんはどちらに属するでしょうか?
by jungae | 2010-08-12 07:16 | そのほかの気になる記事
回り道をすることもときには大事かもしれません。

少し前になりますが、興味深い記事を見つけました。
History for Dollars(6月7日)というものです。

不況になると、文学や歴史について学ぶよりも、仕事により直結する
勉強(経営や会計や法律など)をする学生が増えます。今は不況期なの
で、この数年間は人文系の勉強をしようという学生は増えないと言われ
ます。実際に人文科学を過去30年間で50%減少してきました。

ただ、記事の筆者であるDavid Brooks氏は、このような経済の不況期
でも、歴史や英語や芸術を学ぶことはとても大切だと言います。

人文科学の勉強をするメリットは次のとおり。

①ものを読んだり書いたりする能力が高まる。どんな職業をしていても、
文章を読んでその意味をしっかりとくみ取れれば、大きなアドバンテー
ジになる。

②感情の言葉を理解できるようにもなる。
今は技術革新が進み、技術的に優れたものを作れる人はたくさんいる。
けれど、iPodのようなブランドを作れる人は少ない。ブランドを作る
には、人がどのようなものに魅力を感じるのか、ロマンスの言語を知ら
ないといけない。

③分析に役立つ資源を持つことができる。
人々は比較の中で物事を考える。ヘロドトスやギボン(歴史家)に
ついて学ばないと、比較ができなくなる。

④大きなつまらない話(Big Shaggy)に親しめるようになる。
過去100年くらいの間、人の行動を理解するためにいろいろなシステム
――経済学、政治科学、進化論――が考えられてきた。
しかし、そのどれも人の行動を明確に説明できるものではない。
なぜなら人はある形式いにはまらない感情や情熱を持っているから。
人は合理的に行動するとは限らない。大きなつまらない話(Big Shaggy)
によって歴史が大きく変わることが多い。Big Shaggyは、物語、音楽、
芸術、絵画、建築、風景、スピーチの形で表現される。

もちろん、経営や経済などを学ぶことも大切だが、人の心の訴えを理解
しておくことは、仕事、そして人生に大いに役立つはずだと言います。

少しむずかしい話ですが、私なりに解釈すると…

もちろん、やりたいことがあったら別ですが、
何をやりたいかわからない。とりあえず、就職したいから経営や会計
でも勉強しておくか、そんな学生が多く、大学側も資格が取れるみた
いなことを売りにして、学生を集めているところもあります。

もちろんその必要性は否定しませんが、ただ、人の根本を理解する
人文科学の勉強をしておかないと、人が本当に求められるものは作る
ことはできない、仕事で飛び抜けることはできないのだと思います。
人文科学を勉強しておくことで、人の感情の機微を知り、仕事に、
そして自分の人生に役立っていくのだと思います。

私自身はもともと経済には何も関心がなかったのですが、仕事を
通して触れる機会があり、興味を持つように。ただ、一方で学生
時代にしっかりと学んだことがなかったので(国際政治社会学
専攻でした)、学生のときに学んでおけばよかったと感じたこと
もありました。

この記事を読んで、もしかしたらそんな風に思う必要はない、
そのときに学んだ政治学や社会学の勉強は、今に活かされている
と思っていいのだと感じました。

回り道だと思うことでも、ときにやってみてもいい。
そこで学んだことが後々に生きてくるのでしょうね。
(ただ、人文科学を学ぶ学生を、就職の際に企業が適正に評価する
仕組みも必要なのかなーと思います。)

いろいろと考えさせられたのでした。
by jungae | 2010-07-11 08:43 | そのほかの気になる記事

幸せに必要なことは?!

幸せに必要なものは何なのか?
少し前になりますが、気になった記事があるので、紹介します。
The Sandra Bullock Trade(3月29日)というものです。

今年のアカデミー賞で、サンドラ・ブロックは主演女優賞という栄誉を
手にしました。しかし、その後にご主人の浮気が判明。

アカデミー賞を受賞したのだから(その後に素晴らしいキャリアが待って
いるし)、ご主人のことは個人的なこととして目をつぶれるでしょうか?

「幸せ」に関する研究によると、いくらキャリアで成功しても、個人的な
人間関係がしっかり築かれ、満足していなければ、幸せに感じること
は少ないのだそう。

幸せと収入の関係は複雑で、たしかにあるレベルまでは収入が上がると
幸せは増します。しかし、収入が増加したことで自分の成長を感じられな
ければ、幸せを感じる機会が増えるわけではないそうです。

一方で、人間関係と幸せの関係はわかりやすい。
多くの人は人間関係がうまくいけば、幸せを感じやすくなります。

これから言えることは、経済的な成功やキャリアの成功は、個人的な
生活の上にあり、それらはとても重要で大切な人間関係から生まれて
くるものだと言います。

確かに仕事で成功したり、お金がいくらあっても、喜びや感動を分かち
合える人(たとえば友達や家族、恋人)がいなければ、幸せを感じること
はないのかもしれないですね。

それらを大切にしないといけないなーと、最近つくづく実感している今日
この頃です。
by jungae | 2010-04-18 07:57 | そのほかの気になる記事

集団になると…

人は1人1人だと良心や思いやりを持っているけれど、集団になると、
それがなくなってしまうようです。
The spirit of sympathy(共感の精神、3月15日)という記事です。

哲学者によると、人は社会的な動物で、集まると何かと話しだし、
グループを作っては離れ、また作るということを繰り返します。
ある部屋に人を集めると、問題なのは、お互いに話をさせることでは
なく、黙らせること。

私たちは「Spirit of symathy(共感の精神)」を持っていて、たい
ていの人は他の人が苦しんでいるのを見ると、自分も苦しく感じる。
ある程度本能的に、相手の感情を真似る傾向があります。
また、もともと分別や公平さを身につけていて、小さな子供でも、
すべての人は公平に扱われないといけないと考えています。

このような共感の精神を持っていることで、個人対個人のつながりの
中では、お互いに礼儀正しくふるまいます。

しかし、集団対集団になると、状況は一変。
人間の脳の別の部分が作用し出し、相手と共感しようということは
まったくなくなります。

代わりに頭をもたげるのは、計算やライバル意識や冷淡さ。
世界では、この人間の性質を利用して、いろいろな戦いが行われ
てきたし、今も行われている。政治家たちは、人の持つ“個人対個人”
のモードではなく、“集団対集団”のモードを利用して、支持者を
集めようとする。

“個人対個人”のモードは、ソフトで予想できず、組織化できない。
“集団対集団”のモードは、忠実で、統率され、攻撃的。

確かにそうかもしれないですね。
1人だと悪いことだとわかっていても、集団になり、みんなでやると
悪いことも「いいか」と思えてしまう。
(“赤信号、みんなで渡れば怖くない”という精神でしょうか。)

人間の脳のまったく別の面が作動している。

恐ろしいと思いつつ、律していかないといけない気がします。
by jungae | 2010-03-20 07:42 | そのほかの気になる記事

スポーツは3種類?!

スポーツには3つの種類があるという面白い記事を見つけました。
The Sporting mind(2月4日)というものです。

ハーバード大学で教えたRosensrock-Huessy氏は、スポーツが
学生たちの道徳的な面を育てるのにとても役に立つと考え、スポーツ
がどのような人々に影響を与えるのか、研究しました。
Huessy氏の考え方に賛同する学者も多く、Duke大学のMichal Allen
Gillespie氏もその1人。彼は、最近アメリカ人の美徳のトレーニングに
スポーツが果たした役割についてエッセイを発表しました。

西欧文明の中で、スポーツは次の3つに分けられます。

(1)ギリシャ伝統
かなり個人的で、チームワークへの関心はほぼありませんが、勇気や
忍耐など上流階級の美徳を教え込むものであり、個人に永遠の名誉を
与えるものでした。

(2)ローマ伝統
古代ローマでは、自由な人々は闘技場で闘うことはなく、ローマのスポーツ
ゲームは政府によって組織されたスペクタクル。自由なローマ人は、奴隷
たちが闘い、殺されるのを楽しみ、そのエンターテインメントは、国家の強大
な権力を強調するものでした。

(3)イギリス伝統
ヴィクトリア朝時代には、エリート学校が生徒たちにクラスの統率を守る
ためにスポーツを教えました。ギリシャとは異なり、イギリスはチーム
プレイやスポーツマンシップを重んじました。サッカーでファウルをしたら、
ペナルティゴールが与えられましたが、その目的は、グループ・ロイヤル
ティや儀礼、ルールを守ることを教えること。広範囲に広がった大英帝国
を統治するには、それは必要なことでした。

面白い分析ですね。
最近のスポーツも、団体競技はイギリス伝統を、個人競技はギリシャ伝統を
受け継いでいるでしょうか。
ただ、個人競技でも、トレーナーや家族、そのほか多くの人がかかわって
おり、イギリス伝統を重んじるようになっているかもしれないと、個人的には
思います。

いよいよバンクーバーオリンピックが開幕。
(フィギュアスケート好きな私としては、とても興味はあります。)
どんなドラマが生まれるのか楽しみですね。
by jungae | 2010-02-12 09:24 | そのほかの気になる記事